計画始動
純粋に南朝鮮が嫌いです。おとなしく竹島を返還し、円スワップのお陰で南朝鮮は生き残っています、と土下座すれば済む話し………でも無いです。
2012年12月に行われた衆議院議員総選挙により、伊部慎三総裁率いる民自党は歴史的大勝を果たした。そして伊部慎三総裁は2度目の内閣総理大臣に就任。経済の立て直しを宣言し『イベノミクス』を提唱。イベノミクスによる『三本の矢』は着実に円安と株高は進行。それに伴う高支持率を背景に、参議院選挙に突入。その参議院選挙に於いても民自党は大勝。衆参ねじれを解消する事が出来たのである。此れにより伊部総理は長期政権の基盤を築いたのである。
2013年8月15日午後9時
日本首都東京首相公邸1階応接室
「総理、今日は大変でしたな。」
「えぇ、全くです。」
麻田太郎副総理兼財務大臣の言葉に伊部総理は溜め息を吐きながら答えた。
伊部総理の全国戦没者追悼式典での式辞はマスコミが早速批判を始め、日本放送協会のニュースでも現在その事を報じていた。それに加え遠藤総務大臣と稲川行政改革担当大臣、そして新屋国家公安委員長の3閣僚の靖国神社参拝に対する、韓国と中国の批判である。伊部総理と麻田副総理・杉官房長官・岸山外務大臣は外交に配慮して参拝を控えた。
靖国神社参拝は3閣僚に加え超党派国会議員団による『みんなで靖国神社を参拝する会』が靖国神社を参拝した。
マスコミの批判と近隣反日2ヶ国による内政干渉が、伊部総理にとって大変だったと麻田副総理は言ったのである。
「しかし麻田さん、私は最終目的を達成するまで総理は辞めませんよ。」
「もちろん。総理のその意志は、あの時の総裁選で聞いてから私と同じ意志です。」
「ありがとうございます、麻田さん。第二次伊部内閣で『竹島と北方領土を奪還する』は最終目的ですから。」
「私はそれを副総理として応援しますよ。」
麻田副総理はそう言うと伊部総理の肩を叩いた。
「今後の予定で言えば、9月に増税は見送りの判断を下し、それに加えて韓国とのスワップ協定を破棄する。これで決まりですな?」「はい、それは決定事項です。」
麻田副総理の質問に伊部総理は大きく頷きながら答えた。
韓国初の女性大統領ポククネは今日の解放記念式典での演説でも反日演説を行った。自国の経済の低迷と政治の混乱を日本への批判で放出しようと言う幼稚な行動に出た。更に韓国は先日14日には野党議員が竹島に上陸し、今日15日には与党議員が上陸した。更に野党議員は靖国神社から500メートルの地点で寝言を言う抗議活動を行っていた。
「日本として早くに竹島は取り戻さなければなりません。憲法改正も悲願ですが、失われた国土を取り戻すのも私の悲願です。」
伊部総理の力強い言葉に麻田副総理は大きく頷いた。
「自衛隊の防衛出動は国会の承認を得れば良いから、衆参で過半数を得ている今がその時ですな。」
「アメリカ合衆国も韓国は同盟国ですから、動かないでしょう。東京都より少ない経済規模の国が叩かれてもアメリカ合衆国は黙っている筈です。」
「あの国は自分の利益しか考えない国ですしな。ハハハ。」
麻田副総理はそう言うと笑った。それにつられて伊部総理も笑みを漏らした。
「とにかく9月ですな。」「はい、9月です。9月から日本は大きく変わります。」
伊部総理はそう言うと静かに目を閉じた。