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そんなこんなで色々考えながら、ドキドキしながら、豪太は攻略に夢中になって進んだ。
B2階層からB4階層までは一気に進んだ。
ボス(数発、水鉄砲を当てないと倒れない大型種)も、B1階層と全く同じリアクションで、特に襲ってくることもなかったので、怖さは薄れていった。
倒した後に現れる大きな水たまりも、最初はドキドキしたが慣れてしまった。
そのうち、代わり映えのしない景色に、飽きてきてしまい、その日はおしまいにした。
翌日は晴れだった。
学校に向かう途中の思考タイムで、
豪太はふと、
傘が壊れたら戻ってこれなくなるのでは?という思考にたどり着いた。
もちろん豪太に確証はない。
だが壊れてからでは遅いのだ。
『行けるだろ』『いや怖いわ』
思考がぐるぐる回りだす。
戦闘中に、相手に攻撃されて
もし壊れてしまったら?
『また暫く傘を触るのは辞めておこう。』
そう考えて豪太は、やっと安心して思考のループを断ち切ることができたのであった。




