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あいう詩シリーズ

詩う 記憶喪失の生贄羊:R2

作者: 仲仁へび



ーー私の罪を隠しましょう


ーー誰かの犠牲で、誰かの犠牲悲鳴で


ーー都合のいい人間はさあ、どこに?


 私が一体どんな罪を犯したというのですか


 まったく身に覚えがないのです


 まったく記憶にないのです


 権力が力に


 数が力に


 真実は証明されないまま


 嘘と真実がいれかわり


 敗者が表舞台へ


 押し上げられる


 どんな荒唐無稽な出来事でも


「あの人が言うなら」


「皆が言うなら」


「それが正しい」


ーー哀れな生贄の羊


ーー断頭台に送り込まれる


ーー真実の悪をのさぼらせたまま


 地に濡れた刃の影


 一人笑う弱な影


 誰も気づかないまま



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