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作戦開始①



対策本部テント前に巨大な車Bローダーが停車するのを大河は目を大きくして見ていた。

Bローダー後方ハッチがプシュっと音をたててゆっくりと開いていく。


「鮫島さんあれは……」


「今から降りてくる奴等が今回の作戦で我々の指揮下に入る特殊機動部隊だ。俺達と同じ精鋭部隊と言われているが頼りにしようなんて思うなよ。俺達の理念と奴等の理念は逆にあると思え。」


「それってどういう」


「起源の違いだよ、俺たち捜査官は大昔の警察組織から現存する資料をプロットにして作られたのに対して、特殊機動隊はレスキュー隊や軍隊の資料の継ぎはぎで作られたごった煮だ。あの派遣社員をどう使うかは白鳥捜査官次第だが。」


「派遣社員って……同じ公安課の仲間じゃないですか。」


「仲間?ははははははははは!!」


大河の言葉に初めて表情を変化させ笑う鮫島。


「それを今回の任務が終わった後も言えるのなら、そうだな、その時はお前の仲間なんだろう。 」


大河の脳裏に懸念が浮かぶ。

ハッチの方からは二人の会話は雨音にかき消され、聞こえてはいない。

ハッチが完全に開ききり中から4名の特殊機動隊員が姿を表す。


一人は白を基調とした中に赤のラインが入った機動スーツを着用している芳賀ライハ。


一人は黒を基調とした中に白のラインが入った機動スーツを着用している錦戸丈二。


一人は黒いパンツスーツで腰にデバイスをセットし黒髪をポニーテールにした八神凛。


一人は学生服の上から機動隊のジャケットを羽織り腰にデバイスをセットした西園寺櫻子。


「あれが、特殊機動部隊。」と大河は右手に持つデバイスをぎゅっと握りしめた。


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