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案内人は異世界の樹海を彷徨う  作者: 月汰元
第3章 セカンド転移門編
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scene:55 正当防衛の覚悟

 雑木林の奥へと向かう俺たちの前に、五匹のゴブリンが現れた。棍棒を持つ奴が三匹、ショートソードを持つ奴が二匹である。

「あたしたちが戦うわ」

 リカヤが宣言し、仲間たちに指示を飛ばす。味方より数が多い敵にどう戦うつもりなのか。俺は見守ることにした。

「ミリアとマポスは剣ゴブリン、あたしとネリは棍棒ゴブリンを迎え撃つ、ルキはパチンコで援護よ」

 ホーンスピアを構えたミリアが先頭を駆けて来るゴブリンの腹に突きを放つ。ゴブリンは強引に剣でホーンスピアの穂先を逸らす。ミリアはホーンスピアをクルリと回転させショートソードを持つ腕を跳ね上げた。

 ショートソードが宙に投げ出され、ゴブリンが驚きを顔に浮かべる。ミリアは素早い動きでホーンスピアの穂先をゴブリンの胸に送り込んだ。一匹目を倒したミリアはリカヤの援護に向かう。

「ほいにゃー」

 ルキが狙い澄ました鉛玉の一撃を棍棒を持つゴブリンの頭に送り込んだ。『ボゴッ』ゴブリンの額に穴が空いた。数的に逆転したリカヤたちは危なげなくゴブリンと戦い始めた。リカヤは猫人族特有の力強く靭やかな動きでゴブリンを翻弄ほんろうし、ネリは冷静にゴブリンの攻撃を捌きながら鋭く隙を突く。最後にマポスは。

「とりゃー」「うぉー」「にゃんのー」

 なかなか鋭い斬撃を放ち戦うのだが、にぎやか過ぎて五月蠅うるさい。


 数分後、すべてのゴブリンが倒された。ミリアたちの戦いを見て、ゴブリン程度なら確実に倒せるようになったのを確認した俺は、応用魔法が使えるようになれば、ポーン級上位の魔物も確実に倒せるだろうと確信した。

「なかなかやるものでござるな」

「ええ、応用魔法を身に付ければ、迷宮に挑戦しても大丈夫じゃないか」

 それを聞いたリカヤたちが、嬉しそうに顔を輝かせる。迷宮に潜れるようになれば、狩る魔物の数が増え、格段に収入が増える。


 ゴブリンの剥ぎ取りを終えると、俺たちは奥へと進む。途中、化け茸やスライムに遭遇したが、リカヤたちだけで倒した。雑木林の奥に行くほど緑が濃くなり、魔物の気配を頻繁に感じるようになった。

 俺は足軽蟷螂を探す為に<魔力感知>を発動した。俺の身体から『感知の風』が吹き出し周囲を覆っていく、五〇メートル、一〇〇メートルと広がる中で、小さな魔物の反応が一つ、二つと感じられるようになった。そして、大きめの反応に気付いた。


 南東の方角に二匹の足軽蟷螂らしい魔力を感じ、俺たちは進み始める。灌木の茂みの向こうに足軽蟷螂が居た。二匹のデカい蟷螂の間に跳兎が血まみれで倒れている。どうやら、跳兎を巡って二匹の蟷螂が争っているようだ。

 体高が二メートルを超える蟷螂が睨み合う様子は迫力がある。俺たちは茂みに隠れ、戦いの様子を見届けようと思っていた。だが、マポスが灌木の枝にズボンの裾を引掛け、大きく揺すってしまう。


「アッ」思わず声を出すマポス。

 睨み合っていた蟷螂が、ジロリとマポスを睨み付けた。戦いを邪魔する不埒ふらちな奴は許さないという意志が、蟷螂の眼から放出される。マポスの顔に一瞬だけ恐怖が浮かぶ、だが、すぐに戦う意思を示し剣を構えた。

「マポス下がって……伊丹さん、ここは『邪爪鉈』の使い心地を試しましょうか」

「いいだろう」

 リカヤたちに手を出さないように指示した後、俺と伊丹さんが邪眼竜バジリスクの爪で作った『邪爪鉈』を手にして魔物の前に進み出た。


 俺は躯豪術を使う準備に入る。独特の呼吸法を始めると、身体の中心に魔力が蓄積してゆくのを感じる。いつもの感覚だが、魔力が集まる手応えに違和感を覚える。以前なら数回呼吸を行うと躯豪術を駆使するのに十分な魔力が集まるのを感じたが、今は半分にも満たないように思える。

 この辺りに漂う魔粒子が少ないのだろうか。いや、雑木林の奥は大型の魔物の棲み家、魔粒子が少ないはずがない。そうなると俺の身体が少ないと感じている事になる。魔力袋の神紋レベルが上がり蓄積可能な魔力容量が増えたのでは、と推測する。


 それに、魔力袋の神紋レベルが上がった事で、筋肉中の魔導細胞も増え、全体的にパワーアップした感じだ。魔力が満たされるに連れ、内部の筋肉だけでなく手足の筋肉にも影響が出始める。リミッターの掛かった魔導細胞が目覚めじわりと熱を帯び始める。


 以前は相対しただけで脅威を感じた足軽蟷螂だが、全身にみなぎり始めたパワーが魔物から感じる威圧を跳ね除ける。それだけではない。魔導眼の神紋レベルが上がり、魔物が動く直前に発する魔力を朧気おぼろげながら感じられるようになっていた。


 俺が相対した蟷螂の右腕から魔力の煌きを感知した直後、右の鎌が俺に向かって振り降ろされた。躯豪術で強化した鉈で襲い掛かる鎌を受け流す。以前なら受け流すのにも苦労した一撃を、容易たやすなせるほどに俺は成長したようだ。


 左、右と次々に威力の有る鎌の斬撃が俺を襲うが、直前に魔力の煌き感じ余裕を持って捌き敵の隙を伺う。俺は小刻みにステップしながら右へ右へと回り込む。足軽蟷螂が大きく鎌を振り被った時に隙を見付けた。

 大振りの斬撃をステップだけで躱し、邪爪鉈を蟷螂の肩に叩き込んだ。小さなモーションからの素早い一撃だった。躯豪術を使わなかったのにも関わらず、鉈の刃が肩の外殻をスパッと断ち割り、中の筋肉を切断した。

 やはり邪爪鉈は竜爪鉈より威力が有るようだ。俺は片腕が動かなくなった蟷螂に容赦なく鉈の斬撃をお見舞いし、その首を刈り取った。


 伊丹さんの様子を見ると、鮮やかな歩法で敵の斬撃を躱しながら、小刻みに鉈を振るっていた。足に傷を負わせ、次は腰、そしてバランスを崩した蟷螂の脳天に鉈をヒュンと打ち込み仕留めた。

 俺より数倍鮮やかな手並みだ。武術の技量ではまだまだ敵わないようだ。


 リカヤたちでは逃げるしかないレベルの魔物だ。最初に睨まれたマポスは、未だに青い顔をしている。それほどの魔物を危なげもなく倒すミコトたちの技量に驚きと尊敬の視線を、リカヤたちは向けた。

「ミコト様、イタミ様、さすがでしゅ」

 ある程度ミコトたちの強さを知っているミリアは、素直に感心していた。もちろん、ルキも飛び上がって喜んでいる。


 目的の足軽蟷螂の鎌を手に入れた俺たちは、迷宮都市へ戻り始めた。足軽蟷螂から剥ぎ取った外殻に他の素材を乗せ引きずりながら移動を始めた。もちろん、巨大な鎌も乗せてある。

「ギルドで荷車を借りればよかった」

 俺は愚痴をこぼしながら素材の塊を引っ張った。リカヤたちも手伝ってくれた。


 もう少しで迷宮都市の南門だという地点で、四人の男たちが目の前に立ち塞がった。俺は奴らを値踏みするような目で見てから。

「何だ、お前たち?」

 使い古された革鎧に剣や斧を持ったハンターらしい男たち。体型はバラバラだが、全員がすさんだ顔つきをしている。その顔つきを見るだけで待ち伏せていた目的が知れる。こいつらは犯罪に手を染めたならず者だ。

 ハンターギルドでは、こういうならず者を取り締まっているが、巧妙に立ち回って証拠を残さない奴らも居る。こいつらもそうらしい。


「誰でもいいじゃねえか。それよりお前。貸金庫の鍵を出しな」

 ガッチリとした体格の剣を持った猿顔男が、嫌な笑いを浮かべながら告げた。どうやらバジリスクの討伐者だと知った上で待ち伏せしていたらしい。


「てめえら、強盗か。ハンターじゃにゃいのかよ」

 マポスが大声を出した。斧を持ち顎鬚あごひげを生やした男がマポスを睨み怒鳴るように応えた。

「うるせえ、野良猫なんかにゃ要はねえんだ。黙ってろ!」

 その怒鳴り声を聞いて、俺は怒りを覚えた。それは伊丹さんも同じだったようで、前に出て奴らを睨み付け。

「お主ら、強盗の真似事などする時間が有るのなら、迷宮に潜って稼げばよいでござろう」

 猿顔男が顔を歪め。

「余計なお世話だ。こっちは手っ取り早く金が欲しいんだよ。つべこべ言わず鍵を出しやがれ」


 この男たちは迷宮に潜れるようになったが、『勇者の迷宮』の第七階層の攻略に失敗し続けているハンターだ。アンデッド系の魔物を攻略出来ずに段々と腐っていった者の集団だった。

 普通だったら多くの魔物を狩りながら実力を付け攻略するか、諦めて下層の魔物を専門に狩るハンターとなるのだが、成功した者への妬みから道を踏み外したらしい。


「お前らは二人、俺たちは四人居るんだ。よく考えてみろや」

 顎鬚の男が訳の分からない事を言っている。ルキが首を傾げ。

「にゃにを言ってるにょ。ルキたちは七人だよ」

 ルキに指摘された男は、馬鹿にするように笑い。

「馬鹿猫が。猫は数に入れてねえんだよ」

「生意気な猫だぜ……そう言えば、この前もまぐれでホブゴブリンのメイジを倒したとか喜んでいた猫共を懲らしめた事が有ったな。あれは面白かったぜ」


「エッ」「ニャッ」

 リカヤとネリが驚きの声を上げた。半年前に猫人族のパーティが行方不明となったのを思い出したからだ。久しぶりに三段目となった猫人族のハンターでリカヤとネリも彼等のように成りたいと憧れていた。

「『星の猫たち』ににゃにをしたの!」

 リカヤの大声に、猿顔男がうるさそうに応える。

「へっ、ちょっと痛めつけただけや。後は知らねえよ。それより鍵を寄越しやがれ」


「お前たち……馬鹿なのか」

 俺は静かな怒りを込め四人の男たちを睨み付けた。

「馬鹿だと……生意気な小僧が」

「バジリスクを倒したとか言ってるが、おめえらに倒せるはずがねえ。死んだバジリスクを見付けただけなんだろ。正直に言ってみな」

 今まで黙っていた男二人が声を上げた。


 男たちが薄ら笑いを浮かべ馬鹿にするような視線を俺と伊丹さんに向けてくる。俺たちがバジリスクを倒したんじゃないと確信しているようだ。何故なんだ、鋼鉄の剣を真っ二つにするだけの魔法を持っている事をハンターたちの前で見せた。それなりの実力が有るのを知っているはずだ。


「おい、知ってるんだぜ。お前ら三段目なんだろ。バジリスクを倒せるはずがねえ」

 猿顔男の言葉に間違いはなかったが、その情報は何処から仕入れたのだろう。奴らとは面識がない。また、ギルドの誰かが情報を漏らしたのだろうか。俺の中にギルド職員でも信用出来ないという苦い思いが湧き起こった。

「鍵は渡せない。欲しければ実力で来いクズ共」


 俺の一言で男たちは殺気を放ち始めた。だが、先ほど倒した足軽蟷螂に比べても薄い殺気だ。本気で殺す気はないんじゃないかと一瞬思ったが、顔つきを見ると本気だった。

「どうする。伊丹さん」

「飛んでくる火の粉は払わねば。これから先もこのような事は幾度も起こるでしょう。覚悟でござる」

 伊丹さんは、人を殺す覚悟を持てと言っている。今回の相手なら殺さずに制圧出来るかもしれないが、殺さずにという制約が隙となり自分が殺されるかもしれない。もし、隙を突かれ後ろのルキたちに被害が及べば後悔するだろう。


「……覚悟か。正当防衛だしな。……ミリアたちは手を出すな」

 俺は邪爪鉈を構え、猿顔男を睨み付けた。男は大きく剣を掲げ俺たちに向かって振り下ろした。剣が直接当たる距離ではない。隠れている仲間に合図を送ったのだ。……こいつら馬鹿だ。後ろの木の上で魔力が集まっているのを感じる。見え見えの騙し討だ。

 俺たちの後方に有る木の上から、二つの魔法が襲って来た。右後方から<疾風刃ガストブレード>、左後方から<火矢フレームアロー>が俺と伊丹さんを狙って迫って来る。


 猿顔男が喚き、下卑た笑い声を上げ始めた。

「死にやがれ! ギャハハ……………………………ヘッ」

 俺は慌てもせずに向かって来る<疾風刃ガストブレード>を魔力を込めた邪爪鉈で切り裂いた。伊丹さんも同じだ。あっさりと魔法を消し去った事にならず者たちは慌てたように武器を構え直す。

「お前ら、死ぬ覚悟は有るんだろうな!」

 俺は威圧するように大声を上げ、猿顔男に邪爪鉈を向けた。

「ヒッ!」

 悲鳴のような声を漏らし誘われるように剣を振り下ろして来た猿顔男の剣をステップして躱し、袈裟懸けに鉈を切り下ろす。赤い血が飛び驚いたような顔をした猿顔男が地面に倒れた。


 待ち伏せしていた四人を瞬く間に倒した俺と伊丹さんは、木の上に残っている奴らを見上げる。青い顔をした男たちが見下ろしていた。

 俺は<旋風鞭トルネードウイップ>の呪文を唱え、螺旋状に渦巻く空気の鞭がスルスルと樹上へと伸び一人目の胸を貫いた。もう一人は慌てて木の天辺へと登り始めた。


 それを見た伊丹さんは地面から小石を拾い上げ、最後に残った男目掛けて投げた。リミッターの外れた伊丹の魔導細胞は、成人男性と比較し数倍強力な力で小石を宙に飛ばす。時速二〇〇キロを超えた小石は男の後頭部に当たった。

 意識を刈り取られた男は、樹上から真っ逆さまに落ちた。ドサッと言う音と同時に赤い液体が流れ出す。


 ちょっと離れた所で、ミリアたちが呆然と戦いの様子を見ていた。戦いが終わったというのに一言も声を上げない。やっぱり人の死は猫人族にとっても衝撃的だったのだろう。

 俺も戦っている間は意識しなかったが、終わった時、人を殺したという事実が心を重くした。だが、多くの人型の魔物を殺した経験が有ったからだろうか、考えていたより衝撃は少ないようだ。


 俺たちはならず者の死体から登録証と金を集め、迷宮都市に戻った。南門ではギルドで発行して貰った仮登録証を見せて中に入った。俺と伊丹さんは再発行の手続きをしたのだが、再発行には時間が掛かるそうだ。近隣のギルドに調査の依頼を出し、拾得物として届け出はないか、他で使われていないか調査してから再発行するそうだ。


 ギルドで魔物の素材を換金し、受付嬢のカレラにならず者の登録証を提出し襲われた事実とその後の状況を話した。カレラは状況を把握すると支部長に報告し、俺たちは二階の執務室へ招かれた。

 全員で行く必要もないので、リカヤたちに足軽蟷螂の鎌を渡し、先にカリス工房へ行って武器製作の注文するように指示した。

「ありがとうございます。先に親方に頼んで来ます」


 ミリアたちと別れた俺と伊丹さんは二階に上がり、アルフォス支部長にもう一度状況を話した。

「そいつは災難だったな。ギルドでも取り締まっているのだが、なかなか全部は把握出来ないんだ。済まなかったね」

 アルフォス支部長が詫びてくれた。俺たちが返り討ちにした事は問題にならないようだ。安心して退散しようとすると。

「ああ、もう一つ話が有るんだ」

「何でしょう?」

 心当たりの無い俺は首を傾げた。

「カレラから、土地を探していると聞いたのだが本当かね」

 拠点となる場所を探しているとカレラに漏らした覚えが有った。

「ええ」

 俺が頷くと、

「知り合いで土地を売りたいと言う者が居るんだ。丁度君たちの要望に合いそうなんだが、見てみないか」



   ◆◆◇――◆◆◇――◆◆◇


 ギルド通りから二つほど奥に入った小道の暗がりにローブのフードを深く被り顔を隠した男が古びた看板を掲げる飲み屋に入った。数人の客が居る店内は微かにすえた臭いが鼻に付く。中に入った男は、薄暗い店内に視線を走らせ待ち合わせの相手を探した。

 ガッシリとした体格の男が奥に在るテーブルに座り、陶製のジョッキに入ったエールを喉に流し込んでいる。テーブルをスルスルと避けながら奥に向かった男が、エールを飲んでいる男の前に座った。


「どうだった?」

 店で待っていた傭兵ニジェスが少し掠れた低い声で訊く。フードを被った男は小声で応える。

「予想通りだ。バジリスクを倒した奴らに、あんなクズ共が敵うものか」

「ふん、それでお前らなら倒せるか?」

 フードを被った男はしばらく考えてから、テーブルをコツッと叩き。

「誰にでも弱みは有る。そこを突けば殺せない奴などいない」

「約束通り、前金だ」

 ニジェスが金貨の入った袋を渡す。フードの男は黙って受け取り。

「確認するが、奴らが借りている金庫の中身は我らが頂いていいのだな」

「好きにするがいい。だが、どういう手で奴らをるのだ」

「奴らを『クボアの森』に誘い出す」


2015/3/5 誤字・脱字修正

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