どうでもいい話
掲載日:2013/01/04
短編 試験作
自分はかなりの小心者だとつくづく感じた瞬間があった
たいしたことじゃない、少なくとも他人にとっては
有名なファーストフード店の中で一番安いセットを注文し、氷でぎっしり詰まった
うすいオレンジジュースを飲みながらぼーっと青い空を見ていたときだった
なんとなく目の前の道路に視線を移すと小学生の集団と数人の高校生がケンカをして
いた
どうやら先頭を歩いていた男の子を背の高い高校生がわざと転倒させたような感じ内容
の話が聞こえてきた
問題はそのあとだ
いや、別に自分に被害があったとかではない
むしろ迷惑なくらいさわいでいたガキを黙らせてくれたこと少し感謝しているくらい
余裕だった
高校生達は泣き出た男の子に中指を立てながら大笑いで帰っていった
そのときの自分は何をしていたかというと
単に眺めていただけだった
助けようともまったく思わなかった、この余裕な気分でいられたのはたぶん100メ
ートルほど離れた店の中で安全に観賞していることができからだろうな、と思ったわけで
なんと情けない!これじゃ動物園の檻の中にいるライオンを見て「なにこれ弱そー、これ
僕のワンパンでもたおせんじゃない?」とかぬかしてるアホと変わらないじゃないか!
というのは友人である元同級生の談である
「じゃかましいわ」




