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異世界犬妖精 -Demi god of talent-  作者: 亭恵
最果ての樹海の犬妖精
21/34

更地と爆心地と神化とPL

 前回の投稿から2カ月も空いてしまいました。申し訳ございません。仕事の方が忙しくて執筆の時間がとれませんでした。もうしばらく仕事の方が忙しいので投稿が遅れ気味になるかもしれませんが、見捨てずにいてくれると非常に有難いです。

 

特殊因子 【竜皇】を獲得しました。

特殊因子 【神龍】を獲得しました。

特殊因子 【竜殺し】を獲得しました。




「♫~♪~♫~~♪♪~。」

 歌を唄いながら爆心地を歩きます。曲は昭和最後の某黒ライダー二期の主題歌です。しっかし、死ぬかと思いましたね。まさか自分の攻撃があそこまで大爆発するとは・・・いやー、神の力というものを舐めてましたね。データにあの駄女神が入ったせいで、神関係の予想が軒並み大きく下に振れていたことに気付きませんでした。城壁もボロボロですし、結界も吹っ飛びました。

 結界は放っておくと厄介事が増えかねないので、すぐに張りなおしました。樹海に元々在った力場と干渉して少々変質してしまいましたが、機能的には問題無しというかむしろ強化されているのでオッケーでしょう。ただ、この樹海の異常は神達には知られたでしょうね・・・・・まあ、駄女神レベルの神なら一切手が出ないでしょうが・・・アレを基準にするのは危険なのは、さっきの大爆発で思い知っていますしね。

おお、見付けた見付けた。爆発で爆心地の端まで吹き飛んだようですね。あの爆発で原型を留めてるなんて流石ですね竜皇。大した頑丈さです。鱗もかなりの量残っていますし、骨格も八割がた残っています。肉はさすがに八割方炭化していますね。とはいえ心臓が残っていて僅かですが脈動しています。完全に死亡しているのは技能才(タレントで確認済みなんですが・・・・・生命力も凄いなオイ。

 とりあえず、色々と素材に使えそうなので全て亜空間に放り込みます。 

「アレ・・・・・?」

 アレ?微弱な反応が・・・・・これは魂ですか・・倒した竜皇のです。放っておくと霊体系のアンデットに成るかも知れないので、回収して亜空間に放りこんでおきます。まあ、未練とか一切全く無い綺麗な魂なので、心配とか無いと思うんですけど、念のため。

 しかし見事に更地になりましたね、折角なので新しい作物つくりますかね。とりあえず更地を城壁で囲んでおきます。・・・・・・おっと、さすがに全力戦闘の後に無理しすぎましたね。魔力が殆んど空に為ってしまいました。そろそろ戻りますかね。

「たっだいま~~~~~みんな生きてる。」

「・・・・まあ、我らは大丈夫だが・・・・・・・。」

「・・・・確かに、ワシらは無事じゃが・・・・・・。」

「「だいじょぶーーーーー。」」

「無事なんやけどね・・・・・・。」

 はて?何故か皆さん歯切れが悪いですね。全員怪我も無いようですが・・・・・・何か在りましたっけ?・・・・・あ、駄女神どうなったろう。

 部屋を覗いてみると・・・・ありゃ、死んでる。

「死んどらんわああああああああああああああ。」

あ、生きてら。

「ホント、マジ死ぬかと思ったわ!!!神力やら何やら、根こそぎ持って来やがるし。」

 流石にちょっと気になって調べてみましたら・・・・ヤバ、ちょっとやり過ぎた。うわあ、これだけ神力吸い取られて良く死にませんでしたね。後ろが見えるくらい存在が薄くなってますよ・・・・・。

「とりあえず、笑って誤魔化しましょう。」

「誤魔化せるかあああああああああああああああああ!!。」


 ・・・・・駄目でした。

 とりあえず、今後一か月の夕飯のメニューは駄女神の希望通りということに成りました。

戦闘中につき、中断されていた【神化】の最終設定を行ないます。

特殊因子【竜皇】、【神龍】、【竜殺し】を新たに獲得しています。

神権【龍と竜】を獲得しました。

規定の条項を満たしたので最終設定を中止。再設定を行ないます。・・・・・再設定を完了しました。

技能才タレントは神能に統合されます。

武技、術、特殊能力系の技能才タレントは神能【彼方を目指す神魂(神武・術理・万象)】に統合されました。

創造系の技能才タレントは神能【神物創造】に統合されました。

肉体変化及び強化系の技能才タレントは神能【神体無限超越】に統合されました。

その他の技能才タレントは神能【森羅万象辞典(アカシックレコード)・外典】に統合されます。

最終設定を開始します。

最終設定設定中・・・・・・・error!!

再試行します・・・・・・・error!!

神権の完全発現に本体の容量が不足しています。

神格を落とし、容量を確保します。・・・・・まだ容量が不足しています。

神権の一部を別領域に隔離、神権に制限リミットをかけ、容量を確保します。・・・・規定の容量を確保いたしました。

再試行中・・・・・・・最終設定完了。

黒衣妖星神皇(くろえようせいしんのう)の神化が完了いたしました。

今まで獲得した技能スキル能力アビリティ職業ジョブは統合され神化します。



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神名:黒衣妖星神皇(くろえようせいしんのう) 

属性(カテゴリー):未完の超神

神格:神皇

神種:獣人神

神権:【秩序と混沌】【創造と破壊】【龍と竜】

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ステータス判定

生命力 :A   神霊力 :EX⁺

攻意神性:B⁺  守意神性:A⁺

時空操作:EX  賢知神性:EX⁺⁺

運命操作:B⁺

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《神能》

森羅万象辞典(アカシックレコード)・外典】

森羅万象辞典(アカシックレコード)を自身の内部にコピーし、さらに演算、検索、解析、その他の隠し機能等を追加した面白愉快辞典。

【超速神練】

・成長強化系の一つの到達点。運命改変、並列次元の観測などを駆使して経験値を異常増加する。神能の新規獲得にもボーナス。


【神体無限超越】

・無意識下で常に状態をベストに維持する他、肉体と感覚を加速度的に増幅及び進化させ続ける特殊神能


究極重合発動(アルティメットオーバードライブ)

・神能を重合して発動すると効果が増幅する。


【神物創造】

・創造系の一つの到達点。無からあらゆる素材を作り出し、錬成、神物を加工、製造する。


【彼方を目指す神魂(神武・術理・万象)】

・武技、術、特殊能力系の一つの到達点。無意識下で常に魂魄を研鑽し、加速度的に増大及び強化を続けている特殊神能。

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《神具》

神杖・月影銀光

神装・蒼天ノ白夜

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《加護》

 ○対象者全員のステータスが1.5倍。対象者自身の意志によりON、OFFが可能。

 ○対象者全員の獲得経験値が2倍~150倍、倍率は設定が可能。未設定の場合は自動で5倍に設定。

 ○上位種化グレードアップ及び位階上昇ランクアップの限界の解除。神化は不可。

 ○本人の望みや願望から技能才タレントを作り出す力を与える。通常は制限が掛かっているが解除が可能。


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 さて、昨日は流石に疲れたので寝床に直行したんですが・・・・・・朝起きて驚きました。何か皆さん上位種化グレードアップしてます。・・・・・これがPLパワーレべリングとか寄生って奴ですか、経験値タダ取りって奴ですか・・・・・・まあ、良いですけど。実際やられると結構ムカつきますね。

 とりあえず、近くで遊んでいたスライムの皆さんに話を聞いてみることにしました。全員集めて話を聞きながら、ステータスを確認していきます。

 まず、スライムの皆さんは色が黒とか白になりました。黒い方は【属性攻撃吸収】、白い方は【属性攻撃反射】を獲得、平たく言うと殆んど攻撃魔術とかを吸収か反射できるようになった様です。

 あと、今回は人型になるスライムが多かったようです。ですが、今回はスライムヒューマンだけだった前回に比べると非常にバリエーションが豊富になりました。例を挙げますと、フレイムスライムから上位種化グレードアップしたスライムヒューマンの亜種、フレイムスライムヒューマン。小型だがスピードの速いスライムホビット。さらに小型なスライムポックルや、逆に体が大きく力の強いスライムオーガなどです。

 人型にならなかったスライム達も多種多様な形態や特殊能力を獲得しました。【重力操作グラビティコントロール】で空中に浮かんだり、滑るように高速で地面や壁を走ったり、ジャンプで縦横無尽に立体機動をかましたり。さらには、金属で出来た体や炎や氷で出来た体、あらゆる毒性の物を分解、浄化する固有能力ユニークアビリティ【超分解】。全部発表出来ないのが残念なほど、面白い能力が盛りだくさんです。これを研究すれば、一冊本が書けるでしょうね。

 元の体の作りが単純だからこそ、スライムには多くの分岐の可能性がある様です。人型になった方が知能は高めですが、ならない方が形態や特殊能力に強力な物が多い傾向にありますね。非常に興味深いです。

 あ、スライムのツートップ、スライムヒューマンのテスラさんとNMC(ナノメタルセル)スライムのイスラさんの二人は、色の変化こそ在りませんでしたが非常にカッコよくなりました。

 テスラさんはスライムドラグノイドという種族になり、、透き通った蒼い水晶のような体をした角と翼と尻尾の生えたオットリ美人という感じです。

 角や鱗は外見に反して下手な爬虫類より頑丈で、さらに破壊されるとスライムに戻って物理攻撃を緩和するという特性を持っており、能力アビリティとして獲得した【物理攻撃無効】と【属性攻撃無効】を合わせて攻撃が殆んど通りません。しかもスライムとしての変形能力も残っているので、麦わらの海賊並みのトリッキ-な攻撃や防御も健在です。

 さらに着ている服は【術衣作成】というスキルで魔力で作られた物で、体の変形に合わせて伸縮する優れ物です。さらに色々と特殊効果を持たせることも可能で、色々な効果の服を20着ほど作ってアイテムボックスに放りこんであるらしいです。

 他の人が着ることも出来るので、色々作らせてみると面白いですね。自分で作ると機能優先になってしまって、似たようなデザインばかりに成ってしまうんで・・・・・・。

 イスラさんの方は武装精霊アーマードエレメンタルスライムという種族になり属性も半精霊に変わりました。半分スライムで半分精霊という位置付けのようです。半分精霊になったのでデフォルトの状態でも物理攻撃ではダメージを受けなくなり、さらに能力アビリティの【物理攻撃無効】【物理攻撃反射】【物理攻撃吸収】を状況によって切り替えるため、はっきり言って物理攻撃は無駄どころかマイナス。さらに、【属性攻撃吸収】【魔術攻撃無効】【精霊の守り】で物理攻撃以外もほぼ無効。・・・・ほとんど防御チートですね。戦うことになった相手は攻撃が全く通らないで泣きが入るでしょうね・・・ご愁傷様としか言いようがありません。

さて、スライム達の確認は大体終わったんですが・・・・・・他は何処行ったんでしょうか。

「クロエ様。他の方々は女神様が訓練所に連れて行きましたよ。」

 イスラさん話し方が固いですね。もう少し砕けても良いと思うんですが、性分でしょうかね・・・金属製ですし。

「なにか~~どれぐらい強くなったか~~観てやるって~~~~。」

 テスラさんの方はスライムらしい喋り方ですね。しかし、珍しい。あの引きこもりが、どういう風の吹きまわしでしょうね。

「女神様も位階上昇ランクアップなさった様で、色々試してみたいと仰っておりました。」

 ああ、死にかけてましたからね、位階上昇ランクアップもするでしょうが・・・・・何か不安ですね。考え過ぎかもしれませんが、あの廃神が積極的に動いてる時点で嫌な予感がするんですよね・・・・・。

「・・・・・訓練所に急ぐとしますか。」

「・・・・・・・何か御懸念でも?」

「・・・・・・何か、また変なコトが起きる気がする。」

「え~~~ココでの変なコトの原因って~~大体クーちゃんじゃな~~~い。」

・・・・・・テスラさんて結構毒舌ですね。あとクーちゃんって私のことですか?敬語使えとは言わないですが、一応は暫定神様なんですけどね自分。

「テスラ!!本当でも言ってはいけないことが在るでしょう!!!」

・・・・・・・コッチは追撃かけて来るし。

「まあ、良いですけどね・・・・・。」

 表情に出ていた様でイスラさんが“しまった”という表情をしています。・・・・イインデスヨ、キニシテナイヨ。

「まあ~~~クーちゃんも~~~拗ね無いで~~~。」

「・・・・・・拗ねてないですヨ。」

・・・・・・情勢は不利ですね。さっさと訓練所に行きますか。


 次の瞬間、訓練所で爆発的な閃光が生まれ、それが収まった後には巨大なソレが出現していた。


 全員、訓練場に出現したソレを見て、呆気に取られていました。まあ、自分だけは少しその種類が違うんですけど・・・・・・そうかアレを再現するのか、この世界懐広いなオイ。

「おっき~~~~い。」

「・・・・何ですかアレ?」

「光の巨じ・・・・・いや、光の巨ネズミだ」

 銀色のメタリックな体に赤いライン。外見こそネズミですが、明らかに光の国から来たアレですね。きっと、さっきの閃光は100万ワットの輝きだったんでしょう・・・・・ハムさん、アレの大ファンでしたね。

 そう言えば、神様になってステータスに加護とかいう妙な物が増えてましたっけ・・・そのせいですかね。やっぱ特撮とかアニメとか見せたの不味かったですかね?本格的にファンタジーから逸れているような気が・・・・・まあ、困る訳で無いですし・・・・・良いですかね。

「あ、光線を撃ちましたね。。」

「ふむ、あの手刀を前に突きだすモーションは、最初の人を迎えにきた兄弟の長兄の光線ですか・・・・中々良いチョイスをしますね。派手な毒鳥にやられたり、暴君に真っ先にやられたりと本編ではあまり勝率は良く無いんですが、ホントは強いらしいですよ。光線の威力は兄弟のなかでは一番らしいですし。」

「・・・・すいません。何言ってるかわかりません。」

「知ってる~~~~~あれでしょ~~ウルト・・・・。」

「「それ以上は言わない様に。」」

 色々ヤバイ発言をしそうになったテスラさんを黙らせて訓練場に急ぐことにしました。





 

 

 今回はかなり悪ノリしましたが、次回はもっと悪ノリする予定です。

 正統派異世界転生ファンタジーを目指していたはずなのに何かずれていってる気が・・・・・何故でしょう?

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