9話 奇行と出会い
今回も開いてくださりありがとうございます!
このセリフ毎回使っていますね。時には違う言い回しで感謝の気持ちを伝えた方がいいのでしょうか?
考えておきます・・・。
まぁ、兎に角この話を開いてくれた皆さんに感謝を!
では楽しんでいってください!
料理を初めて作ってから早2週間。
あれから3日に一度は料理をしている。
生物っていうのは欲深いもので……一度美味いものを体験しちまうとより美味いものを……と高みを目指しちゃうんだよね。
例に漏れず俺もだ。
鹿肉であんだけ美味かったら、もっと美味い肉を料理するとどんな至高の領域に踏み込んでしまうんだ? と。
この世界では魔力量が多い程、肉も美味くなる傾向にある。
体が魔力量多い=美味いと認識してるんだとよ。
つまりランクが高い程美味い!
で、俺は美味い肉が食いたい。
そうなると答えは1つ!
はい、ランクが高い獲物を狙い始めました。
勿論、無茶はしてない!
命あっての物種だからな。
どんなハプニングがあっても俺が確実に勝てるCランクまでの魔物を狩るようにしている。
頑張って空を飛んで上空から獲物を見つける。
昨日はCランクのフォレストベア……デカいヒグマだな、を狩って調理した。
食べた感想?
そりゃあ……もう最高でした。
鹿と同じく蒸したんだが……。
鹿肉より筋肉質で蒸しても尚歯応えがある……だがそれがいい。
程よい弾力がうま味を引き立てていた。
噛めば噛む程溢れる肉汁。
香草の香り。
ジビエのような独特な風味がアクセントになり、うま味を更に引き立てる。
それぞれが短所を打ち消し合い、長所を前面に押し出している。
味のハーモニーに口内が蹂躙され昇天しかけた。
また機会があったら是非とも食べてみたい……いや、今度は違う調理法で……いや、またあの味を堪能……。
う~ん! 悩ましい!
おっと話がそれてしまった。
まぁそんな感じでランクが高い奴らを狩ってたら、更に俺の噂が広まったようでな……。
俺の姿を遠目から見ただけで魔物が脱兎の如く逃げるようになってしまった。
まぁ、魔物たちも生きるのに必死だから当たり前のことではあるんだが……逃げられる側としては大変な訳で……。
稀にあった襲撃もゼロになったんだよね。
平和なのは良い事なんだが……ちょっと暇。
こっちは喋る相手もいない訳だし……俺寂しくなっちまうよ……。
最近では暇を持て余しすぎて魔法で銅像作成をするようになってしまった。
川の真ん中にエッチな銅像を建てたり。
俺のオタク知識を存分に発揮しアニメキャラ……特に可愛い女の子の像を川沿いに無数に建てたりと。
日本だったら逮捕まったなしだが……ここは異世界、そして俺はドラゴンだ!
もう俺を止められる物は存在しない!
そんな奇行を繰り返している今日この頃。
正直クソ楽しいです。
なんだかんだ言って日々を楽しく過ごしてます。
さっきまで寂しいアピールしてたのに……手のひらクルックルッだね!
いったい、さっきの寂しい発言は何だったんだ! だって?
そりゃあ勿論、寂しいっちゃ寂しいよ?
でも俺はこの体験を通して……。
暇を持て余したら、次の面白い事を見つけ出す……そんな事を学んだんだ。
そんな奇行を繰り返していたある日の朝……。
バサッ!
突然何かが森から飛び出してきた。
勢いそのまま俺に何かを叩きつけてくる!
叩かれる場所を予測、岩を生成!
ガード!
ガギンッ!
攻撃を弾くと同時に、ガードした岩が割れた。
「ほぅ、咄嗟とはいえ俺の生成した岩を一撃で……」
相手はそれなりの実力者らしい。
相手は攻撃を弾かれた反動を利用して、俺から距離をとったようだ。
「チッ! ぬかったか!」
そんな事を叫んでいる。
その姿は……人型、背丈……4mはあるか?
肌の色は薄緑。
動物の毛皮らしきものを被っているが……その上からでもハッキリ分かる筋骨隆々な肉体。
下顎からは牙が飛び出している。
そして一番の特徴、額から延びる2本の立派な角。
そんな巨漢が3mほどの金棒を持っている。
「如何にも! って感じだな!」
俺が出会った初種族。
「鬼族か!」
はい、他種族との初遭遇ですね。
さて、ここからどうなることやら・・・。
次話は今日の夜投稿予定です!
お楽しみに!
誤字、脱字報告、アドバイス等よろしくお願いします。




