深更
掲載日:2025/12/01
中学時代に交友関係というものに深い疲れを感じ、積極的な友達作りを行わなくなった高校生活。
中学の時は焦燥感や緊迫感で頭がいっぱいだったが、高校では解放感や虚無感が心の中で漂うようになった。
人との交流を減らした自分に対する不安や、何かを間違えているのではないかという疑念が、常に心情に影を差し、虚無感をもたらす要因になっていた。
しかし、その虚無は、こっちを傷つけてはこなかった。
ただの不安であって、否定ではない。ただの疑念であって、嘲笑ではない。
痛みを伴わない欺瞞であることに、安堵した。
そして、虚無を受け入れた。
だって、痛くないから。
不安や疑念を抱えて生きていくほうが、傷つけられるよりマシだと感じた。
そして、中学時代に自我を殺し続けていた自分が、自分を守るような考えになったのが嬉しかった。
解放されたように感じた。




