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2. 再会



「み、瑞樹……?」


 突然の状況を頭で整理しようとして、不意に出た声は、予想以上に大きかったらしい。

 黒板の方に向けられていた視線が、途端に私の方へと向けられる。


 まずい、変に目立ってしまった。


 たじろぎかけた私に「お、綾香じゃん! 久しぶり!」という瑞樹の言葉が救いとなる。


 待ち合わせ相手を見つけた時みたいな、清々しい笑みを纏って右手を振って来るので、私はぎこちなくそれに応える。


「何、知り合い?」「森原さん、下の名前で呼ばれてる……」騒々しさが教室中に広がりかけたが、藍田の破裂音のような咳払いで、それが治まった。


「伊藤、森原と知り合いなら、ちょうど隣が空いてるから、そこに座りなさい」


「わかりました。ありがとうございます」


 藍田め……余計なことを。

 瑞樹と面識がある、ということが判明したや否や、詩織を含めた女子全員から、嫉妬と羨望の眼差しが私に向けられている。


 それだというのに、席を横並びにする!? 正気かこの担任は!


 俯きながら、心の中で悪態を吐いていると、知らぬ間に瑞稀が隣に立っていた。


「改めてよろしく、綾香」


 そう言って右手を差し出す彼は、あの頃よりも声が少し深くて、身長も私を余裕で抜かしている。

 でも、明るさで眩んでしまいそうになる笑顔は、昔と変わっていなかった。


 その姿を見ていると、他人の視線がどうでも良くなって来る。案外私は、ご都合主義なのかもしれない。


「……うん、よろしく」


 そう感じながら、再会の握手を受け入れた。





読んで頂き、ありがとうございます!

作者の冨知夜章汰です!


プロローグ・第1話に比べて、文字数が少なめで申し訳ないです。


感想や☆☆☆☆☆の評価をもらえると、端末の向こう側で喜びの舞いを踊りますので、お手数ですがよろしくお願いします!


これから、綾香と瑞樹の展開を見守ってもらえると嬉しい限りです!

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