表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飲み会の途中に隣席で始まった合コン  作者: きつねあるき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/21

第17章~緊急避難の要請

 ここで、あるさんが(くや)しそうに言いました。


 ある「クっ…、結局売れるのは若い子だけなのよね…」


 はるみ「そんな事ないわよ、あるるも途中までいい感じだったじゃない!」


 ある「あ~あ、これで今日もまた在庫が残っちゃいましたぁ~」


 まさき「あの展開は誰も読めなかったからね」


 はるみ「そうよ、まだチャンスはあるわよ」


 ある「ひで君と連絡先を交換する約束だったのに…、それがこんな事になるなんて…」(悲しい顔になる)


 けいすけ「それだったら、俺が今日中にメールしといてあげようか?」


 ある「本当ですか!そうしてもらえると(うれ)しいです」(ぱっと明るい顔になる)


 けいすけ「じゃあ、携帯(けいたい)番号を教えるから明日の夜にでも電話出来る?」


 ある「はい!それくらいは出来ますよ」


 けいすけ「ひでは夜9時には家にいるから、その時間に連絡するってメールしてもいい?」


 ある「はい、お願いします!」(みるみる明るい顔になる)


 はるみ「何よ、急に元気になったわね」


 ある「フフッ、まあそれはね」


 けいすけ「俺も少しは役に立ったようで良かったよ」


 はるみ「これで2組のカップルが3組になった可能性が出てきたわね」


 けいすけ「そうだね、こんなにうまくいくとは思わなかったよ」


 きらり「かなっぴ先輩はどうするんですか?」


 りえ「けい君からしげ君の連絡先を聞いて、明日電話をすればいいんじゃないですか?」


 けいすけ「かなえちゃんはどうする?よかったらしげにメールしておくけど」


 かなえ「いいえ、私の事はもういいのよ…」


 りえ「え~、そうなんですか~?あんなにアプローチをしてたのに(あきら)めちゃうんですか~?」


 きらり「かなっぴ先輩がしげ君とカップルになれば全制覇(ぜんせいは)ですよ!」


 かなえ「私もそうなればいいと思っていたわ…」


 かなえ「でも、途中から考えが変わっちゃったのよ…」


 はるみ「まあ、あれだけはっちゃけていたらね…」


 かなえ「頑張ったんだよ…、でも、ダメだった…」(かなえさんが泣きそうになる)


 はつのり「幹事としては頑張っていたと思いますよ」


 まさき「そうですよ、今日の合コンの事は忘れませんから!」


 かなえ「違うの…、私はけいちゃんの事が大好きなのよ!どうしても忘れられないの!」(情熱的な思いを打ち明ける)


(しばらくシーンとなる)


 ある「でも、けい君には彼女がいるんですよね?」(恐る恐る質問する)


 きらり「あの~、けい君とかなっぴ先輩はどんな関係なんですか?」


 かなえ「けいちゃんと私は体だけの関係よ!」(ここぞとばかりにぶっちゃける)


 ある「またまた~、いきなり何て事を言い出すんですか~」


 けいすけ「バ、バカ!お前何で皆に言っちゃうんだよ!」(急に平静(へいせい)さを失う)


 かなえ「だって~、こんなの()えられなかったから…」(悲しそうに項垂(うなだ)れる)


 りえ「やっぱ、これってマジなやつだよね?」


 きらり「どうやらそのようね…」(ここで皆さんはいろいろと察する)


 そこで、はるみさんは皆さんに落ち着くように(さと)します。


 はるみ「ねえ、皆よく聞いて!2人の事は私に任せてもらえないかな!」


 はるみ「あと、皆には悪いけど別のお店に緊急避難(きんきゅうひなん)をしてもらえないかしら」


 そこで、はるみさんは預かっていた2万円をあるさんに渡します。


 はるみ「これから先はあるるが幹事をやってよね」


 ある「まあ、それはいいけど…」


 はるみ「このビルにはカラオケ屋さんも入っているから、とりあえずそこに行っててもらえない?」


 きらり「了解しました!」


 はるみ「よろしくね」


 りえ「緊急避難は任せて下さい!」


 はるみ「明日仕事で早い人はここで解散しちゃってね」


 はつのり「まだそんなに遅くないから大丈夫だよね?」


 まさき「まあ、そうだね」


 ある「行くのはいいけど私が行ったらお邪魔じゃない?」


 りえ「私達3人は久し振りの再会なんだからそんな事言わないの!」


 きらり「そうですよ、善意(ぜんい)で置いていってくれたお金はここが使い時でしょう!」


 はるみ「悪いわね、1時間だけでいいからね」


 はつのり「でも、もうアルコールは飲めないからそんなには使わないかもね」


 まさき「そうでもないよ、夜のカラオケは結構高いからね」

 

 きらり「あっ、私デザート食べてないから丁度いいや」


 りえ「それいいね~、私も食べたくなっちゃいました~」


 まさき「俺もデザート食べようかな」


 ある「1人5分としても10曲は入れられるわね」


 はつのり「じゃあ、1人2曲歌ったらお開きですね」


 りえ「じゃあ、皆さん行きましょうか」(はーい)


 ある「混んでて入れなかったら連絡するね」


 はるみ「分かったわ」


 きらり「あんまりヒートアップしないでね」


 ある「もう、いいから早く行くよ!」


 緊急避難となった5人はどやどやとお店を出て行きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ