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七夕物語   作者: 古城 らんず
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一章 ~七夕物語~











むかしむかし、




天の川の西側に一人の若い娘が住んでいました。







彼女は名前を織り姫といい、布を織る仕事をしていました。


織り姫はとても一生懸命仕事を取り組む真面目な娘でした。




そこで、天の神様は織り姫が一生懸命に布を織る姿を見て、「素敵な若者を見つけてやろう」と考えました。


どこかいい若者はいないか、天の神様は探し続けました。


そして天の川の東側に一人の青年を見つけます。


彼は名前を「彦星」といい、一生懸命に牛の世話をする真面目な青年でした。



「彦星なら織り姫を幸せにしてくれるに違いない」天の神様は織り姫と彦星を巡り合わせました。、



二人は一目で恋に落ちました。



ところが二人は出会ってからというもの、お互いのことに夢中で全く仕事をしなくなったのです。



織り姫が布を織らなくなったので天界の布は不足していきました。



また彦星が牛の世話をしないため、牛達は痩せ細り、病気になってしまいました。




天の神様は何度も二人を注意しましたが返事をするばかりで仕事をしません。


ついに天の神様の怒りは頂点に達し、織り姫と彦星に天の川の西と東に別れて、別々に暮らすよう命じました。



天の神様の力に寄って天の川の水かさはどんどんましていき、二人は徐々に引き離されていきます。



そして、ついに…お互いの姿は全く見えなくなってしまいました。





彦星と別れてから織り姫は泣いてばかりの日々を過ごしていました。その姿を見かねた天の神様は織り姫にいいました。


お前達が以前のように真面目に働くのなら一年に一度、七月七日にだけ会うことを許そう…



それ以来、二人は真面目に働くようになりました。



そして七月七日、二人は再会を果たします、


その日が晴れると彦星は、牛車に乗って織り姫に会いに行くのでした。



ところが…



その日に雨が降ると天の川の水かさは増し、二人は会えません。しかしそんな雨の日には




何処からともなくカササギが飛んできて、天の川に橋を架けてくれるのです。



そして橋を渡り二人は会うことができるのでした。







おしまい…







次から話が進み始めます!

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