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いつかの八月十五日

「じゃ、また」

 彼女は来年も来るのだ。

 いや、来年は私から行くのだ。

 そう念じながら、人混みに紛れていく後ろ姿に手を振る。

――ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン。

 列車がまた一台新たに入ってきて止まる音が響いてきた。

(了)


以下、参考までに

一九四五年八月十五日:日本、敗戦(日本の傀儡国家だった満州に住んでいた人々が帰国し、混乱の中で現地に置き去りにされる残留孤児が大量発生)

一九四九年十月一日:中華人民共和国成立

一九六六年~一九七七年:文化大革命(これにより中国本土から香港への逃亡者が続出)

一九九七年七月一日:香港、中国本土に回帰

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