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国語力のないユーザー

作者: 暁 乱々

 始めに書いておきます。タイトルのユーザーは私のことです。他の誰でもありません。

 私は嫌いな科目:国語、苦手な科目:国語という学生でした。

 専攻は理系で、理系の職種に就いています。もちろんこれは能動的な理由であり、国語力とは関係ありません。しかし進路の分かれ目のたびに、国語の成績が足を引っ張りました。


 そんな私ですが、会社勤めを始めてから無性に書きたくなり、このサイトに登録しました。理由はよく分かりません。ただ書きたかっただけです。読み専の時期はほとんどありません。文章力のない人も歓迎、に近い表現が公式に謳われていましたし、衝動のままテッテコテッテコ書いていました。

 ただ、どうあがいても表現が貧弱なのです。自分で見ても同じような言葉、言い回しが目立っていました。読者からメッセージが来たと思ったら、辞書を見ろ! という注意だったこともありました。後者は私の怠慢によるものですが、表現力の不足の一部とも捉えられます。


 そして問題なのは読み手に回ったときです。

 ついていけないと感じることが多いのです。文章の巧拙という問題ではありません。読みにくいと思った作品は途中でクローズしてしまいます。読了しても低評価もしくは評価なしです。

 しかし文章は上手く明瞭なのに、読解が追いつかない作品もあります。感想書こうとしたら、みんな自分と違う解釈をしていた。素直に書いたら、自分がちゃんと読めていないと明るみになった。そんなケースが多々ありました。その度に読解力のなさを痛感します。


 学校の勉強的な国語とサイトにおけるユーザー活動は同一ではない、と私は考えています。国語の成績が悪くても小説は好きで勢いよく読めるし、よく分かるという方は大勢いるはずです。

 しかし、関連性がないといえば嘘になるでしょう。指標を挙げられないのですが、正確に書き、正確に読むためには一定以上の国語力は必要だと思います。これは書き手、読み手の双方に当てはまります。現に私が困っています。


 ただ、私は作品を投稿している側の者です。完璧とまではいえませんが、表現には注意しようと思いながら書いています。下手と思われたくないからです。それと物語の雰囲気を壊さない範囲で、平易にしようと思っています。不必要に難しくして高い読解力を求めるのは、門前払いのように思えるからです。

 このサイトにいるユーザー層の読解力を私は知りません。けれども、もし間違った解釈をされた場合は、そう思われる私の文章が悪かったのかな? と思います。

 もちろんこの思いは、他の方に強制する必要はありませんし、してはいけないでしょう。私の国語力のコンプレックスから生まれた一つの思想にすぎません。こんな縛りを設けるのは酷です。窮屈すぎます。


 どうか国語力がないなぁと思っても温かく見守って下さい。

 学校の成績だとマズイですが、このサイトでは解放して下さい。

 国語力のない一ユーザーより。

 など言いつつ、最近現代文の問題集を買ってやり始めました。勉強の国語力は檻の中の読解力に過ぎません。しかし、できないままもよくないのかなと思いました。ちなみに買ったのは高校『初級』レベルです。だいたい正解できますが、ひどい間違いを犯します。トホホ……。

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― 新着の感想 ―
[一言] これだけのことを書けると言うことは、充分に国語力があるということですよ。ですから、しんぱいしないでください。
[一言] 何やろなぁ、うちの気のせいかもせぇへんけど。 独特の世界が見えている気がするなぁ。 いつか面白いものを作ってくれるかもって期待しとうなる。
[一言] タイトルのユーザーは暁さんだけではありません。自分も仲間に入れてください。 自分は国語の成績に波がありました。それも潮の満ち引きレベルを超えた激しい波が。 基本的にテストの点数は、現代文、古…
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