僕、変態さんに会いました。
今度は、どうやら変態さんに会うようですよ♪
今は役作りの方が大事……
そんな事は分かってる。
それでも、上手く集中出来ないせいでつまづいてる。
ハァ………
どうやって魔法使いなんて役、演じようかな
迷った時には、即・相談!
これしかない!
と思ったのに……
何でこんな時に限って、マネージャーは仕事で友達や親戚も忙しいんだよ!!
こうなったら……
もうアレしかない!
散歩、しよう。
何処かフラフラ〜ってしてれば、何か面白いもんでも見れるでしょ〜♪
そうと決まったら、さっさと行こっかな!
ホーホー……
ホーホー…
梟?
ふーん…
こんなとこ、全然来たことなかったけど……
結構梟いるんだな〜。
そう言えば、小さい頃、よくこうやって探検してたんだよなー…
何か、久しぶりに探検したくなってきた。
何処から探索しようかな〜…「ガサガサッ」……誰か……いる、のかな……?
でも、こんな暗いとこ。
誰かいるわけないもんな……!
「ガサガサッ」
……
………誰か……いるらしいね……。
「ガサガサッ……ガサガサッ……」
!!
近付いて来てる!?
く、くそ!
こうなったら、逃げるしかない。
キモイ変態とか出て来たらシャレになんないし…「あ、あれ?」……。
ふ ざ け る な !
何で変態出て来たんだよ!!
服着てるだけマシだとは思うけどさ!
クソッ……
こんな変態とは関わりたくないね。
役作りの為に散歩しに来たのに……
これじゃ、役作りどころじゃないし。
仕方ない……
全くもって不本意だけど、今日のところはもう帰ろうかな。
言い過ぎだろうけれど……
僕、こんな変態と同じ空気吸いたくないし。
さて、帰ろ帰ろ………ガシッ……ん?
な、な、な、何でコイツ、僕の腕掴んでんの!!
「離せ!離せよ!!この……変態!」
「ハァ?誰が変態だ。だ、れ、が。」
な、何だよこの変態……自分が変態じゃないって証拠もないのに、何を根拠にこいつ……
「何黙ってんだよ。ガキ。」
「ハァ!?誰がガキだ!誰が!!」
「その対応がガキだっつってんだよ。ガキ。」
こいつ……!
この大物俳優の僕がガキだって?!
こんな変態、1秒も一緒にいたくない!
「失礼します!!」
「ハ?何謝って…「お……ら!!」いってぇぇええ!!何しやがんだ!このガキ!!!」
「だから、やる前に謝ったじゃないですか。」
「こんの……!」
ひとまず、逃げないと!
ここまで来れば……問題…ないでしょ……。
てゆか………
さっき、アイツの大事なとこ蹴って来たんだけど、大丈夫かな……アイツ。
って、心配してる場合か!!
早急に役作りをしなければ……
とは言っても、どうやって魔法使い役をしようかなー。
魔法使いなんてひとまとめに言っても、色々な魔法使いがいるからなぁ……。
やっぱり、僕は僕なりに役を作ってみるかな。
あの変態さんに会ってみて……良かったかも。
あの人に会ったお陰で、かなりスッキリしたし。
今度会った時はお礼率しなきゃな〜♪
ストレスの発散も出来たし、役も何となくだけど掴めて来たし!
これなら平気かもしれない!!
よし、1回試しにやってみるか!
何だか、キャラ崩壊をしている気がしてならないけれど……何か主人公スッキリしてるし、まあ、いっか♪みたいな軽い感じでスルーして下さいませ(笑)
次回できっと終わりですね〜。短い。と て も 短 い。
もう、いつになれば長編が書けるのか……自分の事なのですが、少々不安です(汗)