新第一遊撃部隊
大改装完了です‼
後半何かグタグタになってます……
それと登場人物が勝手に暴走した部分も(苦笑)
それでは本編スタート
1945年4月6日戦艦大和は第二水雷戦隊旗艦軽巡洋艦矢矧、第十七駆逐隊、駆逐艦雪風、駆逐艦磯風、駆逐艦浜風、第二十一駆逐隊、駆逐艦初霜、駆逐艦朝霜、駆逐艦霞
第四十一駆逐隊、駆逐艦涼月、駆逐艦冬月そして・・・空母葛城と空母隼鷹を率いて沖縄に向う事となった。
『まさか転属先が最新鋭の空母とはな』
彼は空母葛城の戦闘機のパイロットだ、名前は大谷弘行海軍中尉だ。
彼は開戦時は空母赤城に乗って居てミッドウェー海戦後はラバウルの激戦をくぐり抜けマリアナ沖海戦を最新鋭空母大鳳に乗り味方が数多く撃墜為れてる中で生き残ったそして最後の空母勤務と思ったレイテ沖海戦は軽空母瑞鳳に乗り敵機を数多く撃墜したその後は東京を防衛して居た。
『それにしてももう一度空母に乗る事に成るとは・・・今度こそ彼女達を守らなきゃいけない』
彼が言って居る彼女達と言うのは艦に宿る魂・・・艦魂で有る、
艦魂は一部の特別の人間しか姿が見えない例えば船をこよなく愛すなど理由は様々で未だ解っていない。
その時女性特有の高い声が聞こえた。
『成る程私達が見えるんですか』
『わっ、びっくりした』
いきなり話しかけた女性は髪は黒く長い、顔は人形の様に整っている、そして海軍の士官服を着ている女性は丁度20歳位だと思う、その女性に向かって弘行は話しかけた。
『彼方が空母葛城の艦魂?』
『そう、雲龍型空母3番艦葛城』
『俺の名前は』
葛城は弘行が名前を言う前に言った。
『知ってますよ、大谷弘行中尉、これから宜しくお願いします』
『こちらこそ宜しく』
弘行は多分乗組員名簿を見たんだなと思った。
『それより私の他にどの艦に乗って居たのですか?』
弘行は戦争が始まってから今のこの時までの事を話した。
『そうなんですか、大谷中尉はご家族は何処に居るのですか?』
その話は弘行にとっての地雷原だった。
『父さんと母さんは東京での空襲で兄さんは戦艦霧島と一緒に眠って居る・・・唯一の家族となった姉さんは今も東京で生きているけど何時空襲を受けるか分からない』
葛城は慌てて謝った。
『す、すいません、こんなつもりじゃ無かったんです』
『大丈夫もうけじめは付いてる』
その時靴の音が飛行甲板に響いた、恐らく艦内を警備して居る水兵だろう、いくら階級が上でも見つかったやばい理由があった今弘行や葛城がいる場所は飛行甲板で時間はもう消灯時間を過ぎて居た。
『や、やばいぞ・・・か、葛城転移を頼む』
『わ、分かりました』
二人とも相当慌てた。
『そ、それでは行きます』
『おう』
二人は白い光に包まれた。
そして翌日
『敵機来襲‼繰り返す敵機来襲‼』
戦艦大和は敵機が来る方向に世界最強の主砲の45口径三連装46センチ砲三基九門を向け空母葛城と隼鷹では艦載機が発艦しょうとして居た。
『これが俺の乗る機体か』
弘行の目の前にはまだ試験中の機体・・・烈風があった、今回の出撃は空母艦載機は全機戦闘機で機体が足らない為に九六式艦上戦闘機や零式艦上戦闘機21型から63型までバラバラで最終的に試作機の烈風まで引っ張り出してきた。
『大谷中尉はこの試作機に乗るんですか』
『そうみたいだけど大丈夫だよねこの機体』
『・・・・大丈夫だと思います』
『何その間は凄い心配何だけど』
『そんな事よりみんな向こうに集まってますよ』
『ほ、本当だ』
『次、艦隊上空の護衛機は大谷中尉の中隊と・・・』
『上空直掩か葛城宜しくな』
『ちゃんと護って下さいよ』
『もちろん』
艦橋
『全機発艦始めーー‼』
こうして日本海軍最後の空母艦載機による迎撃が始まった。
戦艦大和
『主砲三式弾発射用意‼』
『発射用意完了何時でも撃てます』
迎撃機と敵攻撃隊はどんどん距離を縮めたアメリカ軍のパイロットはまだ気付いて居ないようだったそして日本軍に寄る奇襲攻撃により空戦が開始為れた。
『敵はゼロだ問題ない』
油断している米パイロットの一人が瞬く間に落とされて行った。
『な、こいつら腕が良いぞ』
『糞後ろに着かれた』
そしてF6Fヘルキャトが火を吐きながら落ちて行った。
しかし何機か艦隊の方に行ってしまった。
『敵機第一防空網を突破しました』
『主砲三式弾撃ちー方始めーー‼』
大和の放った9個の弾丸は敵機の方に向かって突き進んだ‼そして敵機の近くで砲弾が爆発辺り一面を火の玉が多い尽くしそれは800メートル進だ所で消えた、これが日本海軍が開発した大口径用対空砲弾、通称三式弾(三式燃焼弾)である。
『敵機落ちます・・・数は5機落ちました』
『敵機散開』
だか三式弾にも弱点があったそれは敵機が散開するとその効果力が一気に落ちる事だ。
『主砲撃ち方やめ、副砲、高角砲、機銃撃ち方始め』
大和の誇る主砲が使えなく成り変わりに針山状になっている対空装備が動き出した、副砲から三式弾が撃たれ高角砲からも三式弾が発射為れ機銃もどんどん撃っている。
『クソ敵が多過ぎる』
弘行が今日3機目の敵を落とした時に言った。
『けどこの機体は使いやすいな』
その時空母葛城に敵機が急降下した数は3機、弘行は敵爆撃機に向けて全速力で向った。
『キャャャャャーー‼』
葛城も敵が爆弾を投下しょうとして居たのが見えたらしく持っていた短剣を落として悲鳴を上げた。
『喰らえーー‼』
弘行の放った20ミリ機関銃が敵機に命中して行き爆発飛散為せた。
『えっ、爆弾が来ない』
そして急上昇して行く一機の機体を見つけた、その機体はこの艦隊に一機しか無い機体試作機の烈風だった。
『ありがとうございます』
そう言って再び剣を敵機に向けて振った。
敵の第一波攻撃が去った後空母にどんどん機体が着艦して行く、葛城は弘行が降りて来るのを飛行甲板で待っていた。
『大谷中尉お疲れ様です』
『あ、葛城無事だったんだね』
『あ、あの・・そ、そのさっきは助けてくれてありがとうございました』
そう言うと弘行は葛城に向けてこう言った。
『言っただろ葛城を護って』
そう言った時葛城は心臓の鼓動が早くなった気がした、そして少し顔を赤為らせ言った。
『た、タオルです』
と言って転移してしまった。
残された弘行は。
『何なんだ?』
とつぶやいた。
『報告します、第一波攻撃での損害は空母隼鷹小破なお発着艦に支障なし以上です』
『以外と少ないな』
『敵は空母を狙っているのでしょう』
『そうだな』
空母葛城
『あっ、葛城タオルありがとう』
弘行は葛城を見つけたのでさっき借りたタオルを洗った後返しに来た。
『あ、ありがとうございます』
『それにしてもさっきは何で慌ててたの?』
『あ、あれはマリアナ海峡より深い訳が有りまして・・・』
『そんなに深い訳があるならそっとしておくよ・・・』
そしていきなり葛城は暗い顔をして呟いた。
『今回の攻撃相手は空母しか狙ってませんでした・・・私は次の攻撃で沈むかもしれません・・・』
葛城は怯えながら呟き終えた。
『そんなに暗い顔するなよ、敵機が来たら俺の烈風の30ミリ機銃で撃ち落としてやる』
『大谷中尉良い言葉なんですが烈風は20ミリ機関銃4門ですよ』
『へっ⁉、誰にだって間違えってある物だな』
『・・・アホですね』
『それってひどくない』
『大丈夫です本当の事ですから』
その顔にはさっきまでの表情は無く無邪気に笑っていた。
『電探に感敵機発見‼』
『葛城と隼鷹に連絡全機発艦せよ』
通信を受けた空母二隻は直ぐ艦載機を発艦させた。
『今日二回目の出撃か』
弘行は烈風のコックピットの中でつぶやいた。
『ん⁉、葛城』
弘行が見たのは甲板で帽を振る葛城の姿だった。
『護らないとな』
そんな事を思い大空に飛びだった。
そして・・・
『うっ、うっ何で何で帰って来ないの』
第二次攻撃隊が去った後、空母葛城に弘行は帰って来なかった、他の艦魂達に聞いたがどの艦にもいなかった。
『元気を出して葛城』
『雪風さん‼』
そんな葛城の前に現れたのは駆逐艦雪風の艦魂であった。
『大谷中尉はまだ死んだとは限らないでしょ、ひょとしたらこの艦隊を発見できなかったかもしれないしね』
『迷子ですか・・・大谷中尉ならあり得そうですね』
『ねっ、きっと大丈夫よ』
『雪風さんありがとうございます』
葛城は顔に笑みを浮かべ応えた。
戦艦大和
『我が艦隊の被害は隼鷹が中破発着艦不可、磯風が沈没、朝霜も沈没です』
『救助はどうなっている』
『全艦で救助して現在80パーセントが終了です』
上の話は大和艦長有賀幸作大佐
とある兵士の話しだ。
大和士官室
『大和でて来たらどうだ』
『何時出てこようが私の勝手でしょ』
『今か今かとタイミング考えてたのにか』
『なっ‼、そんな事違うからそう違うんだからーー‼』
大和は顔を真っ赤にして室から出て行った。
『ちょといじめ過ぎたかな』
一方の大和は。
『追ってきてくれてもいいじゃない・・・バカ』
これはいわゆる・・・
『作者黙れ‼』
凄い大和の艦魂は作者の声が聞こえるだと‼
『誰に話してるんですか?』
『えっ、誰?』
『私です雪風ですよ』
『雪風か、この物語のアホ作者に話してた』
ここは撤退。
『それより天城大尉が探してましたよ』
天城大尉とは先程大和と話していた
『そうだった雪風あなたの艦に行くね』
とても戦闘中とは思えない光景であった。
『雪風どう大和いた?』
『それなら・・・』
雪風はここから先声が出なかった、まるで何処からか殺気が出ていたからである。
『し、知りません』
そして自艦に転移して行った。
『どうしたんだろ?』
駆逐艦雪風
『雪風・・・何か余計な事言わなかったでしょうね』
春の爽やかな雰囲気を無くす物凄いオーラを出しながら言った。
『ま、全く言って無いです』
雪風はこのオーラに圧されながら言った。
『それなら良かった』
『それより何で逃げてるの?』
『そ、それは・・・もう死になさい‼』
『それは理不尽ーー‼』
雪風の悲鳴が艦隊中に響いた。
長崎海軍航空隊基地
『味方機が来ます』
『この時間にこの辺を飛んでる味方機は無いはずだが?』
そしてその10時間後1機の戦闘機が沖縄に向け飛びだった。
空母葛城
『敵味方不明機1機が接近』
『対空戦闘用意』
『了解』
そして依存全艦が主砲、副砲、高角砲、機銃が空を睨んだ。
『発艦始めーー‼』
空母から戦闘機計10機が空に飛んだ。
『味方機だ、全機誘導するぞ』
その機体烈風が葛城に着艦した、その時葛城は泣きながら喜んだとか。
その日はその後空襲がなかった。
『葛城やっぱ俺が床で寝る』
『だ、ダメです』
葛城と弘行は同じベットめ寝て居た、なぜこうなったかと言うと・・・。
『・・・で?何で葛城がここに居るの?』
『実は今日の空襲で部屋が破壊為れてて』
『葛城に被弾は無いはずだけど』
『し、至近弾です』
『それなら良いけど』
『な、何とか誤魔化せた』
『何か言った?』
『な、何でも無いです』
『それじゃあ葛城がベット使って俺が床で寝るから』
『大谷中尉もベットで寝て下さい、体を壊します』
そんな訳でこうなった。
(誰か助けてーー‼)
その日弘行は一睡も出来ず葛城は幸せそうに眠った。
『う、うう眠い』
目を摩りながら弘行が起き上がると。
『どうしたんですか?』
葛城が不思議そうに聞いて来る。
『い、いや何でも無いよ』
原因の張本人の前で本当の事を言えるはずも無く・・・。
『はあー・・・』
虚しくため息だけが漂った。
そして
『敵機来襲、敵機来襲』
『対空戦闘用意‼』
各艦の艦長が次々戦闘用意の命令をだす。
『帽を振れーー‼』
葛城飛行甲板から戦闘機が次々に発艦して行った。
『あれ?発艦しないんですか?』
『エンジンが稼働し無かったんだ』
『それじゃあ行きます』
葛城が弘行の手を握り呟いた。
『ちょと待った、何一体どうするの⁉』
『転移します』
そして辺り一面が真っ白に染まって、消えた。
『葛城ここは何処?』
目を開けていた為か目を瞑りながら葛城に聞いた。
『ここは防空指揮場です』
弘行の顔が真っ白に染まり。
『見つかったらヤバイよ‼』
『大丈夫です、先の戦闘で見張り員が負傷して人が足りないんです』
『それなら分かった・・・』
『艦長が防空指揮場に上がられます』
そして防空指揮場にいた人全員が綺麗な敬礼をした。
『弘行さんここは頼みましたよ』
『分かった』
そう言うとまた何処かへ転移して行った。
『敵機、直上、急降下ーー‼』
弘行が敵機を見てその敵機の行動を報告。
『面舵一杯‼』
艦長が素早く指示を出した。
そして・・・
『被弾炎上あり、飛行甲板前部より火災あり』
その言葉どうり飛行甲板前部部分は轟々と燃える火がある。
『け、傾斜角が限界を超えます』
『・・・総員退艦』
艦長がそう言う瞬間も何処かで爆発が起こる。
1945年4月7日空母葛城は飛行甲板に爆弾3発そして魚雷も10発受け右舷に傾きその後艦内の誘爆が航空機用の燃料に引火大爆発を起こし沈没した。
空母葛城は1942年12月8日の開戦から丁度一年後に起工為れ1944年1月19日に進水1944年10月15日に就航した、だが彼女が生まれた時にはもう既に日本が誇る当時世界最強と言われた機動部隊は壊滅し残る搭乗員もかつての荒鷹の様な搭乗員も居なくなっていた、そんな中訪れた連合艦隊最後の決戦レイテ沖海戦は出撃せず、そして日本海軍最後の水上艦隊での決戦に参加結果は爆弾3発魚雷10発を受けその後沈没した、その空母葛城の艦魂はある一人の乗組員と一緒に海に眠った。
葛城が沈んだ後大和が少数の艦を率いて沖縄に向け舵を切った、途中幾度の空襲が有ったが米軍も幾度の出撃でパイロットの集中力も切れ爆弾が当たらず無事沖縄に到着、沖縄守備隊の援護の為艦砲射撃を行ない連合軍の進行の遅れに繋がったが1945年7月29日連合軍は沖縄の占領を完全に成功した。
それから17日後の1945年8月15日大日本帝国は連合軍に無条件降伏をしたが先の坊ノ岬海戦での事が評価され軍が解体までいかなかった。
その後のベトナム戦争や朝鮮戦争ではかつて敵で有った米国と共に作戦を行った、そしてこの両戦争では戦艦大和も作戦に参加艦砲射撃を実施し敵部隊に大打撃を与えた、そして時は流れ。
2041年12月16日……。
戦艦大和は100年間日本海軍の象徴だった大和は記念艦になる為遂にその戦史に幕を閉じた。
大和は現在呉で記念艦として今日も日本の未来を眺めている……。
作者・大改装完了です
陽炎・4月7日に投稿するんじゃないの‼
作者・それは日曜日だから野球があって疲れて寝るかも、それでも4月7日もこの作品点検為ると思う
雪風・ね、姉さん見て思った事ありますか?
陽炎・この作品見て思ったけど何人かいらないキャラが居た様な……
作者・…………
雪風・ドンマイです
陽炎・ではこの辺で