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第5話 ダ、ダブルデート!?

話し合いが終わり帰りのホームルームがおわったと健二がやってきた

「いやー、びっくりしたな」

いや、いきなりんなこといわれても困るんだが

「まさかおまえがここまで真剣にやるとは思ってなかったからさ」

そういうことかと苦笑しつつ答えた

「やらないといけないと思ったらしっかりやるんだぜ?俺も」

「ま、今まで見てきたけどやらなきゃいかんなんて思ったことねぇだろ」

さすが幼馴染しっかりと見ていらっしゃるようで

「ソ、ソンナコトナイデスヨ?」「片言になってるっつーの」

「あー、それより装飾のリーダー任せて悪かったな」

というと、なにいってるんだこいつはみたいな顔をされた

「あのな、誰かやらなきゃいけねんだろ?だったらんなこといちいち気にしてたらきりねぇぞ?」

「それもそうだな、サンキュー」

と、健二がなりやら気づいたようでにやにやしながら言ってきた

「おっと、引き止めて悪かったな、まぁせいぜいがんばれよ~」

「は?なにがだよ?わかんないやつだな…」

そういって後ろを振り返ると河野がこっちを見ていた

「桜木君、一緒に帰ろう?」

…イエス!っしゃ!夢想祭の準備なくても昨日の約束は有効だったのか!

「おう!今行くからちょっと待っててくれ」

そういいつつクラスの男子の嫉妬と憎悪の視線を見ないようにしながら河野と教室を出た

(憎しみで人を殺せるなら俺はたぶん3回くらい死んでんじゃねぇのか?)


「おまたせー、エリちゃん!」

校門まで出て行くと須藤(すどう)恵理華(えりか)がいた

「あら?桜木も一緒なんだね?」

「うん、昨日から一緒に帰ろうって約束してたからさ」

と河野が言うとへー、といいながらにやにやしていた

(ったく、どいつもこいつもニヤニヤしやがって)

「なんだよ、別にいいだろ?夢想祭の準備で遅くなることだってあるわけだし」

「別に責めてないじゃ~ん、何すねてんのさー」

「どうしたの二人とも?仲悪かったっけ?」

「いや、そういうわけじゃないんだけどな、まぁ色々あるんだよ、色々」

河野はあまり納得してなさそうだったけどとりあえず帰ろうということになった


「いやー、しっかし驚いたよー」と、いきなり須藤が言い始めた

「ん?なにに驚いたんだ?」「あんたよ、あんた」「あ?俺?」

…そんなに驚かせるようなことしたか?俺?

「いったい何に驚いてんだ?そんなことした覚えはまったくないんだが」

「あんなにてきぱき決められるとは思っても見なかったからさ、

あんた、去年はクラスの手伝いもまともにしないでサボってたでしょ?

そりゃ驚くに決まってるじゃない、ね、美咲?」

と、いわれたほうの河野は苦笑いをしていた

「あー、そういや河野も最初のほうは、んな風に思ってたみたいだぜ?

ま、最初は不本意だったとしても選ばれたんだ、だったらやるしかねぇだろ」

と、自分なりに当たり前のことをいってみると、これまたびっくりされた

「へー、全部のことが適当なのかと思ったらそういうわけじゃないんだね」

「え、エリちゃん!そんなこといったら失礼だよっ」と河野が止めてくれたが

「いいっていいって、実際事実なわけだしさ、しっかし須藤はなかなかに直球だな」

普通ならこんなに歯に衣着せぬものいいというかなんというか、なかなかできるもんじゃないと思う

「昔っからこんな感じよ、で、あたしが暴走しそうになったのをいっつも止めてくれてたのが美咲ってわけ」

「へー、そうなんだな、ん?その言い方からすると二人は幼馴染なのか?」

「ええ、そうよ、幼稚園からのながーい付き合いよ」

まるで俺と健二みたいだななんて思っていると河野も同じことを思ったようだ

「そういえば桜井君と御剣君も幼馴染なんだったっけ?」

「そうそう、俺と健二も幼稚園以来の親友かな」

といったところで須藤が何か思いついたような顔をした

「桜木は夏休みどっかのお化け屋敷にいかなきゃなんないのよね?」

「ん?ああそうだけど、それがどうかしたのか?」

あんの忌々しい山田のやろう…俺を道連れにするたぁなかなかやるじゃねぇか、などと思っていると

「だったらさあたし達と桜木たちでダブルデートしない?」「「ダ、ダブルデート!?」」

あまりにびっくりしたために河野とハモった

「ちょっ、ちょっとまってよエリちゃん、どういうこと!?」

「そうだ!あまりにも急すぎて話についてけねぇよ!」

と、二人で須藤を問い詰めていると落ち着けといわんばかりに手を前に出した

「はい、しーずーかーにー、いまから理由を話すから、はい落ち着く!」

そういわれてしまっては少しは落ち着こうとせざるを得ない

「掃除時間美咲行ってたじゃない、桜木一人に行かせていいもんか、どーのこーの」「う、うん、言ったけど…」

「だったら、桜木と二人でお化け屋敷、ううん、お化け屋敷があるとこに行くとしても

このあたりじゃそんなのがあるのは遊園地くらいよ?そんなところに二人で行くなんてもはやデートでしょ?

美咲、あんたいきなり桜木とデートできる?」

「あ、い、いきなり二人きりでデートなんて、は、恥ずかしくて…」

それだけ言うと河野は顔を真っ赤にした

「それだったらあたしがついていってあげてもいいけど、そしたら今度は桜木が男一人になるでしょ?」

「た、たしかにそうなるな…」

「両手に華でHAHAHAとか言い出さないとは思うけど、桜木、あんたもそんなことできる柄じゃないでしょ?」

悔しいが須藤のいうとおりなので黙るしかない、俺にそんな状況で二人を楽しませるスキルも余裕もない…

「だったらあと一人男も誘ったほうがいいってなって、ちょうどあんたにも幼馴染いるからさ」

「あー、なるほどな、ん?まず俺が一人でお化け屋敷にいけばいんじゃねぇのか?」

俺がそういうと須藤は右手を頭に当てて深くため息をつくと

はぁ、これだからこいつは、みたいな目で見られた、おい、俺が何言たっつんだよ

「あのね、一人で遊園地に行ってお化け屋敷に行ってそれで帰ってくるつもり?」

あ、確かにそのへんをまったく考えてなかった…

「あんたがそんなことできる猛者なら止めはしないけど思い出作りにもなるからちょうどいんじゃない?」

「そうだな、つっても健二次第だけどな、あいつには聞いとくよ、河野もそれでいいか?

夏休みにも付き合ってもらうことになるけど…」

と、そこで河野はやっと我に帰ったようだった

「う、うん、それでいいよ、ダブルデートなんて聞いたからびっくりしたけどそれなら大丈夫そう」

「あー、須藤なんかありがとな」というと須藤は笑った

「ま、いい思い出作りの機会に便乗させてもらっただけだからさ、気にしないで」

「んじゃ、詳しい話は夏休みに入ってからメールか電話でってことでいいな」

「うん、わかった」「ええ、それで問題ないわ」

それから俺たちは文化祭に向けてどんな風にしていくかを話し合って家に帰った


「あー、食った食った、あ、そうだ、健二に今日のこときいとかねぇとな」

俺は帰りのことを思い出したから健二に携帯で電話した

『おー、篤志、どうした?夢想祭でなんか聞きたいことがあるのか?』

「んー、そうというかそうじゃないというか」『ん?どういうことだ?』

「今日河野と須藤と一緒に帰ったんだけど『ほー、のろけか』違うわぼけぇ!」

『わかったわかった、それで?』「で、4人で夏休みにダブルデートしないかってことになったんだけど」

『…は?や、意味わかんねぇよ!はしょるな!説明しろ!』

「落ち着けって、河野と須藤が幼馴染らしくてオレとお前もそうだなみたいな話になったんだよ」

『ああ、それで?』「河野がオレだけにお化け屋敷行かせるのは申し訳なく思ったらしくてさ」

『あー、確かに河野なら頷ける』「でも二人はさすがにきついだろ?そしたら須藤が4人で行かないかってさ」

そこまでいうと健二は電話の向こうでなるほど、とつぶやいた

『わかった、俺は別に問題ねぇよ、いつ行くんだ?』

「それはまだ決まってない、夏休むに入って決めるってことになったんだ」

『そうか、わかった、決まったら連絡してくれよ』

「おう、用件はそれだけだ、んじゃな」

俺はそういって電話を切ろうとすると最後に健二がとんでもないことを言った

『そのデートで河野を落とせるようにがんばれよ!』

「なっ、てめっ、『ツーツーツー』切りやがった…、たくっ、幼馴染ってのも考えようだな」

河野と須藤もこんな感じなんかねぇ?と、考えてしまうあたり

俺は河野に骨抜きにされてんだなとあらためて思った

「あいつにも伝えたし、いろいろと夢想祭の準備に取り掛かりますかねー」

俺はそう言って気合を入れなおし夢想祭の準備をはじめるのだった

えー、大変申し訳ありません

3週間おきに更新するなどと息巻いていましたが

最後をどういった風にするか全く考えておらず

行き詰った結果1年放置という最低な形になりました

一応結末は考えたのは考えたのでこれから

超鈍足になるような気はしますが更新を続けていければなと

いや、更新をしなければなと思った次第です

もしそれでもよろしければこれからも読んでくださると幸いです


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