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第2話 なんでグーを出したんだ!

教室から会議室まではそんなにかからなかった

「しつれいしま~すっと」「しつれいします」

会議室に入るとすでに結構なクラスが集まっていた

「あ、2年一組の人たちも来たみたいね、あと何クラスかな?」

と、生徒会長(この人も四天王、ていうかそのトップといわれている)が

隣にいた副会長に尋ねる

「えーっと、あと2クラスですかね」

「あなたたちもそんなとこで立ってないで自分たちのクラスが書いてあるところに座ってて」

「うい~っす」「わかりました」

二人とも返事をしつつ席へと向かう

そして席に着くと隣の河野が声を潜めて話しかけてくる

(ねぇ、やっぱり生徒会長さんって綺麗だよね)

女子のしかも同じく四天王とよばれる美咲から見ても綺麗に思うらしい

(そうだな、伊達に四天王のトップと呼ばれてるだけあるな)

(だよね~、スタイル抜群だし人望は厚いし頭もいいし全部そろってるよね~)

かくいう美咲もトップでないにしろ四天王で頭もいいからかなり恵まれてるとは思うがな

(河野だって四天王の一人だし綺麗さっつーか可愛さじゃ負けてねぇだろ?)

などと歯が浮くような恥ずかしいおっしゃりやがりましたよ、この口は

(え!?あ、その…あ、ありがとう…)

顔をめっちゃ真っ赤にして俯く姿は俺の恥ずかしさをふっとばすほどだった

(…もしかしたらこれからも河野のこういうの見れんのか!?こいつぁー役得だぜ!)

などと脳内暴走が加速していくうちに残りのクラスも来たようだった

「それじゃ、第一回文化祭実行委員の会議をはじめます」

と生徒会長の一声で会議が開始された


会議の内容はまず夢想祭でなにをするかを把握することからだった

去年はまったく興味を示さなかったのでその説明はありがたいものだった

ちなみに3年は進路のことがあるので係にはいない(関ろうとする分にはいいらしい

そしてどの係がどういった仕事をこなしていくか、

どういった作業を行っていくかなどの話が一通りすむと

「えっと、係は大まかに3組くらいに分けようと思うの」

そういうと黒板に三つの係を書き始めた

「夢想祭で必要な大道具とかの準備・制作、設営したり、必要なら業者に連絡とかをする大道具係、

どのクラスがどういった出し物を行うかまとめたり初日のホールで何をするかを企画する企画係、

あとは宣伝や計理、あと人手が余るようなら他の係のバックアップをする情宣係ってとこね」

あ、その前に、と一言言ったあと

「その3つの係の中心になる人、まあ夢想祭のリーダーを男女それぞれ1名っていうより一クラスほしいの」

ざわめく一同、もしなってしまえばさらに面倒になることは必死!

「でも1年生には荷が重いから2年生にお願いしたいけど…だれかいる?」

ほっとする1年生たち、焦る2年生たち、もちろん2年生は誰も手を上げない

「はぁ、そうよね、誰もやりたくわないよねぇ、んじゃ各クラス1名だしてじゃんけんね」

(なにぃ!?じゃ、じゃんけんだと!?今日運勢が最悪な俺がじゃんけんだと!?)

などと焦っていると隣から

「あたしじゃんけん弱いからお願いしてもいい?」

と上目遣いでお願いされてしまっては男としては引けないものがある

(この表情を見た俺は最強だぁ!)なんと単純な俺…

「はい、各クラスの代表はあつまってー、最初はグーね?」

「「「「最初はグー!じゃんけん、ほい!」」」」

結果は…一人だけがグーをだして残りの三人がパーを出して一人だけが負けていた

なぁ、みんな?俺の口から結果なんか聞かなくてもわかるよな?この状況

え?それでも聞きたいって?しょうがないな~

手元に視線を落とすとそこには…硬く握った五本の俺の指があった

「よっしゃぁ!」「やったぁ!」「勝ったぞ!」

2~4組のやつらはクラスのやつに勝利報告をしていた

そんななか立ち尽くしていた俺をなんとも言えない表情で見る河野

「なんでグーを出したんだ!」ついつい、そんなことを叫んでしまう俺であった


-会議終了後-

「はい、今日の会議はここまで、これから忙しくなるからよろしくね!」

と、会長がみんなに挨拶していると

「あ、代表の2人はもうちょっと残ってて」

そういうと会長と副会長は他の委員とともに部屋を出る

「代表ってあたしたちのことだよね?」

「…あぁ…そうだとおもう…」

そこで改めてじゃんけんに負けたのだという現実に打ちのめされる

「ほんとにごめん…オレがじゃんけんで負けてなければ」

よかったのに、と言おうとする俺の唇に河野の指を当ててきた

「あたしがお願いしたんだから言いっこなしだよ、もしあたしが行ってても負けてたと思うし」

そういって慰めてくれることに感動しつつ、女の子の指って柔らかいなぁ、などと感じていた

「おまたせ~、代表諸君」「会長…もうすこし会長らしくしましょうよ」

と、そこに面倒そうな生徒会長としっかりしてそうな副会長コンビがなにやら資料を持って帰ってきた

「すんません、何すりゃいいか全然わかんないんですけど」

「け・い・ご」「はい?」

いきなり言われてもわけがわからない

「だ~か~ら~、タメなんだから敬語やめようよ?これからしばらく顔合わせるわけだし」

あー、そういうことだったのか

「ん、わかった、んでさっきのなんだけど」

「そりゃそうよね、って慌てない慌てない、まずは自己紹介からでしょ」

どうも良くも悪くもマイペースな人らしい

「まずは私からね、知ってると思うけど生徒会長で2年4組の白川梓(しらかわあずさ)よ、よろしくね」

「ボクは生徒会副会長1年4組の逢間幸也(おうまゆきや)です」

「2年1組、桜木篤志だ、まぁよろしくな」

「同じく2年1組の河野美咲ですよろしくお願いしますね」

そういうと白川が河野のことをじっくりと見始めた

「ねね、あなたもたしか四天王の一人だったよね?これからよろしくね!」

そして河野の手をとりぎゅっと握って振りはじめた

突然のことで河野はぜんぜんついていけてない

「え?え?あの、その、こちらこそ?」

「うんうん、やっぱりかわいいわよねー」

まるで小動物をかわいがるかのようにぎゅっとされる河野

「はぁ、会長はいっつもかわいい人やものとかに目がないんですよね」

そういう幸也も幸せそうな目で会長のほうを見つめていた

そんな幸也に二人には聞こえないぐらい小さい声で聞いてみる

(実際さ、そういう君も白川には目がないんじゃねぇの?)

すると幸也は顔を真っ赤にしてうつむいた

そんな幸也の様子に気が付いた白川が

「あれ?幸也君、どしたの?顔真っ赤にさせて」

幸也はすでに真っ赤な顔をさらに真っ赤にさせて

「い、い、いえ、なんでもありません!そうですよね!?」

そういうと俺に急に話をふってくる

「あ、あぁ、別に世間話してただけだぜ?風邪でもひいてんじゃねぇの?」

と返すと河野いじりをやめて幸也の額に手を当てる

「んー、でも熱はないみたいだけどね~、ま、今日は早めに切り上げて帰ろっか」

やかんだったら沸騰するんじゃないかというほど顔を真っ赤にした幸也を見て

河野のほうもさすがに事情を飲み込めたのか、こっちを見てニヤニヤしてくる

そんな河野の可愛いニヤニヤ顔を見て俺のほうも赤くなりそうなのを抑えつつ切り出す

「だったらさっさとはじめて終わらせようぜ」

「それもそだね、っていっても今日は二人の仕事内容の確認だけだからすぐ終わると思うよ」

「具体的にはあたしたちの仕事ってどんなこと?」

「あ、その前にお二人のどちらかに文化祭実行委員の長になってもらってもう一人にその補佐をしてもらいたいんだけど」

「へ?まだ決めんの?」

まだ顔の赤いままの幸也が話の中に入ってきた

「はい、その人を中心に活動を行います」

んー、河野はそういうの苦手そうだし、じゃんけん負けたの俺だしな

「ならあたしが「オレがやるよ」え?」

河野が名乗りを上げようとするのを遮って言う

「で、でも委員自体乗り気じゃなかったよね?」

たぶん遠慮してなってくれようとしてるけどさすがにそこまではさせれない

「河野あんまし人前に出るの得意じゃないだろ?リーダーってことは前に出ることもあるだろ?

それにじゃんけんで負けたのオレだしな、あーでもやっぱりオレじゃ頼りないかな?」

最後のは本当に気になるところだったので苦笑しつつ聞く

「ううん、そんなことないよ!桜木君は頼りになるよ!」

傷つけたようにおもったのかちょっと顔を赤くし声が大きくなった

「そか、んじゃオレがリーダーってことで、いいよな?白川、逢間」

「はい、わかりました、忙しくなると思いますががんばってくださいね」

「うん、男らしいね、その調子でがんばっていこ~」と気が抜けるような声で言った

(…こいつが生徒会長になれたのって顔だけじゃねぇのか?)

同じことを思ったのか、隣で河野も苦笑していた

「あ、なんか失礼なこと考えてんじゃないの?」

案外、勘は鋭いようだった、とそこに幸也が小声で話しかけてきた

(今はこうですけど会長はやるときはしっかりやるから驚きなんですよね)

(へー、そうなんだ、全部お前がやってんのかと思った)

(いえ、会長はボクよりももっと仕事をこなしてます)

そいつは驚きの情報だったと素直におもった

「それじゃ主な仕事内容を話していこっか、とりあえずこれが去年のパンフとか」

それから30分ほど長と補佐の主な仕事内容を聞いて

その日の会議はこれで本当に終了となった

前回、一ヶ月で更新するか3週間で更新するか迷っていましたが

一応、3週間で更新するつもりです

でも、ネタが思い浮かばなくて3週間で更新できなくても

一ヶ月以内には更新できるようにがんばっていきたいと思うので

暖かく見守ってくださいm(_ _)m

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