成功病棟1867F
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:成功病棟1867F
私は出世街道まっしぐら。
昔は貧しい家に生まれ、
それなりに人の痛みと言うものが分かった。
でも人間、環境により
順応する形で変わり果てるのか。
そんな昔の自分、
とっくに忘れてしまった。
何人かの人に注意された。忠告だ。
でもそれもはねのけて、
俺は自分の信じる道をまっすぐ歩む。
「自分を信じないで、一体誰を信じるんだ」
が今ではもう口グセの様になっており、
俺は遂に誰にも負けない
強靭な自分の牙城を築いたのだ。
昔、子供の頃に見た夢…
子供を3人持って、社会ステータスも満帆で、
プライベートは幸せ、社会に出ても幸せ、
その絵図を俺はついに手にできた。
人は俺を羨む。
でもその羨みが、俺にとっては糧になる。
正直を言えばこうなるのだ。
あるとき俺のもとに、
昔パートナーを組んでいた
仕事上の大事な人がやってきた。
そいつは今、
金銭的に窮地に追いやられていたらしく、
俺に金の無心をしに来た。
でも、もう負け犬には用がない!
とも言わんべく、俺はそいつを跳ね除け、
また自分の生活へ戻った。
そいつは俺に裏切られた様な素振りを見せて、
その夜、自らこの世を去った。
初めて家庭で俺は責められた。
妻と子から、
「どうして助けてあげなかったの?」
そんな事を何度か言われ、
さすがの俺も自分の温床で
そんな事を言われたらもんだから
つい哀しくなって…
でもここで負けてなるものかと
また勇気を奮い、
「これが俺の人生なんだ」
と自分に言い聞かす様に諭した。
それ以来、妻も子供も何も言わなくなった。
自分たちの生活は
それでも俺のお陰で在る事を知って居たから、
それ以上何も言えなくなったんだろう。
それで良しとして、
俺はまた新たな事業に踏み出す。
その仕事上の付き合いで俺は或る日、
都内の高層ビルを訪れた。
(交渉)
「や、ありがとうございます。今後ともぜひ、末長くお付き合いを」
相手は国内でも
有数の大手企業を担う社長で、
俺は彼との接点を共に
更なる出世を目論み始めた。
そう出来る土台を得たのだ!
そしてビル内のエレベーターに乗った時、
未だに続いてる
末恐ろしい恐怖に遭遇したのだ。
10階から降りようとボタンを押した直後、
エレベーターはドアを閉めて
ギュンギュン上へ上り出し、
「ちょ、ちょっとこれどうなってんだ!?」
と何度ボタンを押し直しても
一向に上昇はやまない。
「お、おい!」
ギュンギュンギューーンと
上階へ上り始めるエレベーター。
何をどうやっても止まらなかった。
(現在)
そして今。
まだエレベーターは上昇を続けている。
今、1867階を通過したところだ。
俺はこの箱から出られず、
もう何日…何週間か過ぎたのか…?
このままじゃ俺は
この中で餓死するだろうか。
何も無い、このエレベーターの箱である。
(自宅)
妻「…遅いわねぇ。何時になったら帰って来るのかしらパパ」
子供「もう先にご飯食べてようよ」
妻「…そうねぇ」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=HhREQC4Pvu4
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬