YouTuberってバレてみた!
あまりに伸びすぎて、前回の彩未ちゃん状態です。こんな話で良いのかって、怖くなります笑
そういえばこの作品自体も、1週間で2万PV、総合評価のポイントが1500を超えました!ありがとうございます!凄く怖いです!
主人公:野々上 彩未
黒髪で身長168cmの美少女。18歳。身長のわりには貧乳ぎみだが、スタイルは良い。動画内では伊達眼鏡に、ツインテール。普段はコンタクトで、髪も下ろしている。シスコン。元男だが、ほぼ女性みたいなもの。女性が好きなこと以外、ほとんど男要素なし。
彩未の友達:冴木 恵
眼鏡にポニーテールの童顔女の子。吹奏楽部で、YouTubeで動画を見るのが楽しみ。彩未と舞香のツーショに何故か癒されるらしい。彩未が唯一クラスで話せる友達。
恵side
『今日も見に来てくれてありがと~!一週間も経ってないのに、もう300人以上もチャンネル登録者がいて、凄く嬉しいです!』
私のスマホの画面には、黒髪だて眼鏡の、ツインテールの美少女が映っていた。声は透き通るような綺麗な声で、聞いていて心地良い。
ここ1週間ぐらいで出てきた新人YouTuberの女の子。私は…彼女を知っている。
『明日で初めての動画投稿から1週間ってことで、動画アップとライブ配信、両方します!』
「え、彩未…ちゃん?」
彩未side
「あぁぁぁ…今日からまた学校かぁ…。」
学校にいく準備をしながら、一人で呟く。
今日は月曜日。学生と社会人にとっての地獄の始まり。私は凄く学校に行きたくない。
「それにしても、昨日と一昨日は凄く楽しかったなぁ~。」
まだYouTuberデビューから1週間しか経ってないのに、登録者数は379人まで増えた。お陰で配信に来る人も増えて、お喋りもゲームも楽しくなってきたのだ。
ふふっ、私の見た目が美少女で良かったよ。
でもなー…
「誰かにバレたりしてないよね?だて眼鏡もしてるし、普段はコンタクトだし、声も若干高いし、大丈夫だよね?」
最低限の変装をして、声は勝手に変わっている(楽しいときは自然とちょっと高くなる)。
それに、学校で恵ちゃん以外とは話していないし。あ、ボッチではないですよ。
まあそういうわけで、バレないはずだけど…。
「恵ちゃん、土日はYouTubeで動画ばっかり見てるって言ってたし…でも大丈夫でしょ!だってまだ400人も登録者いないし、マイナーだよね!」
「おはよう彩未ちゃん。ちょっと良いかな?」
学校に行き、机に荷物を置いたところで、恵ちゃんに声をかけられた。
「恵ちゃんおはよー。いいけど…どうしたの?」
「話があるの。私についてきて。」
「うん?まあいいけどね。」
んー…何だろうか?もしかして、告白だろうか…!
恵ちゃんに付いて行き、私は体育館裏に来た。
待って、これは本当に告白の可能性もあるのでは…!
「ごめんね、こんなところに連れてきて。話っていうのはね…。」
「話というのは…?」
え、なんでそこでちょっと溜めるの?まさか本当に告白なの!?
「彩未ちゃんってさ…。」
「うん…。」
やめて、早く言ってよ!すぐオーケー出しちゃうからさ!女の子に告白されるのは2回の人生で初めてなんだ!
「あのね…彩未ちゃんってあまのちゃんだよね?」
「うん!…うん?今なんて言った?」
「あ、やっぱりそうなんだ!土曜からずっと気になってたんだよね~!」
「え、ちょ…え?もしかしてライブ配信も見たの?」
「うん!いやぁ、彩未ちゃんってあんな格好するんだね~!」
「いや、あれは…そうですよ…。」
この土日の1週間記念配信では、あるアニメのキャラクターのコスプレをしていたのだ。作中では邪気眼電波女って言われてたかな?ゴスロリ猫耳ドレスの可愛い格好をしていたのだった。ちなみに次は、聖天使状態のコスプレをするつもりです。
「というか、何で気付いたの!?普段の学校と色々違うじゃん!」
「だって、顔は変わらないでしょ?」
「そうだよねー!見りゃわかるよねー!」
「あ、ごめんね。渾身の変装だったみたいな反応だよねそれ…。」
「だって、私の可愛さを見せつけるためには、あれ以上の変装は出来ないんだもんんん!!!」
くそぅ!なんで眼鏡かけて髪を括っただけでバレないと思ったんだ先週のわたし!!!バカなのか!あ、バカだからやったのか…。
「彩未ちゃんホントにごめん!謝るから落ち着いて!」
「恵様…お願いします。何でもしますので、誰にも言わないでください…。」
「大袈裟だなぁ。別に言わないよ~。」
「本当に?」
「嘘はつかないよ。」
「うぅ…優しいね…。ありがと、恵ちゃん!」
「いえいえ~。あ、でも…。」
「何ですか!?脱げば良いですか!?」
「それって、脱いでって言ったら脱いでくれるの?」
「え、あ…見たいですか…?」
今は自分の体なんだから、裸はさすがに恥ずかしいんですけど…。それに外だし、そもそも学校だし…もし人に見られたところを想像したら…。
「…ちょっと見たいけど…ちょ、すぐ脱ぎ始めないでって!冗談だから!」
「そうですか…?」
言われた通りに脱ぐのをやめる。あ、リボンも付け直さないと。
「じゃあ何をすれば良いんですか?」
「私の目の前でライブ配信して?」
「…え?」
「動画撮影でも良かったんだけど、なんとなくライブ配信が良いから、ライブ配信で。」
「マジですか…?」
「マジです。今日の放課後、彩未ちゃんの家に行くね。」
「マジですか…ういっす…。」
「あ、この間のコスプレもしてね。」
「え…マジかぁぁ…!」
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あまのチャンネル登録者数
379人
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
1週間記念配信の内容が思い付き次第、番外編的な感じで書きますね。
実は、この小説がリアルの知人にバレる(自分からヒントを言ってしまった。)という事件があったため、本編でもそんな内容にしてみました。
基本的に、少しずつ人気になっていくお話にするつもりです。