学生らしく学校に行ってみた!
ブクマ、評価ありがとうございます!
思ったより伸びててビックリしてます笑
チャンネル登録者はちょっとずつ増やしていくつもりです。
主人公:野々上 彩未
黒髪で身長168cmの美少女。18歳。身長のわりには貧乳ぎみだが、スタイルは良い。動画内では伊達眼鏡をしていて、ツインテールにしている。普段はコンタクトで、髪も下ろしている。シスコン。元男だが、ほぼ女性みたいなもの。女性が好きなこと以外、ほとんど男要素なし。
妹:野々上 舞香
彩未が美人な美少女だとすると、舞香は可愛さ全振りの美少女。身長は148cmで中学1年になったばかり。お姉ちゃんのことが大好きで、基本一緒にいる。絵が上手で、彩未のお手伝いをすることがある。
彩未の友達:冴木 恵
眼鏡にポニーテールの童顔女の子。吹奏楽部で、YouTubeで動画を見るのが楽しみ。彩未と舞香のツーショに何故か癒されるらしい。彩未が唯一クラスで話せる友達。
舞香side
朝起きたら、隣にお姉ちゃんが眠っていた。というか、抱きつかれていて目の前にお姉ちゃんの綺麗な顔があった。
…あ、そっか。昨日一緒に寝たんだった。お姉ちゃんが配信で私の話をして、嬉しかったけど、恥ずかしかったから…怒ってそのまま…!
「あっ!」
お姉ちゃんとキスしたことを思い出して、つい大きな声を出してしまった。お姉ちゃんは起きてないみたいで良かった。
そういえば、お姉ちゃんの初めてを奪ったんだった。えへへ、あの驚いた顔、可愛かったなぁ。今までしたことなかったけど、私も中学生になったんだし、別に良いよね。
「お姉ちゃん…大好きだよ。」
人差し指をお姉ちゃんの頬っぺたに伸ばして、優しくつついた。
いつも優しくて、美人で、そして可愛くて。それに私のことが大好きで。もしまた配信で私の話をしたら、次はどうしようかな?耳でも舐めちゃおうかな。罰ゲームにならないみたいだけど、私がしたいことをさせてもらおうっと。
お姉ちゃんのことを考えてると、自然と笑顔になってしまう。もしかしたら、普通はおかしいことかもしれないけど、私はお姉ちゃん事が一人の人間として大好きだ。結婚したいし、ずっと一緒にいたい。それに、もっと色々してみたい。
もし結婚しようって言ったら、お姉ちゃんは何て答えるのかな?即答で、OKをしてくれそうな気がする。だって両思いだもんね。
「おやすみ、お姉ちゃん…。」
なんだか眠たいし、もうちょっとだけ寝ようっと。
彩未side
「おーい、舞香?…よし、寝たみたいだね。」
ふぅ…焦った。早起きしたから、舞香を抱き締めて観察してたら、目を覚ましたから急いで寝てるフリをしちゃった。別にバレても良かったけど、ついつい目を閉じてしまった。
だって中学生になったばかりの妹とキスをしたんだよ?背徳感でいっぱいで、正直ゾクゾクしている。あと若干寝不足。
今はこんな感じだけど、元は男だ。5歳の頃に記憶を取り戻したから、かなり言動が女性ぽくなったけど、恋愛対象は女性だ。こんなに可愛い妹と、もし前世でキスをしていたら、一瞬で捕まってしまう。姉だからこその特権だね。
「もっと眺めてたいけど…そろそろ準備しないと。」
舞香を起こさないようにベッドから抜け出す。
女性は準備に時間がかかるのだ。今日からまた学校だしね。
はぁ、とりあえずトイレ行こっと。
「彩未ちゃんおはよう!」
「あ、おはよ。」
教室に入ると、男子が声をかけてきた。えっと、名前は…覚えてない。うん、まだ4月だし、仕方ないね。クラス替えしてから数えられるぐらいしか登校してないし。
「今日からまた勉強頑張ろうね。」
「あ、うん、そうだね。頑張ってね。」
「彩未ちゃんも頑張って!」
あー、こいつめっちゃ話しかけてくるな。もしかして私の事が好きなのか?美人だし、気持ちは分かるけど、告白されても断るからね?
机に来て荷物を置くと、女の子が話しかけてきた。
「おはよう彩未ちゃん。」
「あ、えっと…冴木さんおはよう。」
「私の事は恵って呼んでって、金曜に話したじゃん。」
「ん…?あ、そういえばそうだったね。ごめん、忘れてた。」
「別に良いけどね。次からちゃんと呼んでね?」
「りょうかいです、恵ちゃん?」
「よろしい!」
冴木恵ちゃんは、私の隣の席で、このクラスで初めに喋った人。そして、私が唯一クラスで喋れる人でもある。眼鏡(レンズ入り)をかけていて、髪を後ろで括っている可愛らしい女の子だ。美人って訳じゃないけど、童顔で、舞香とは違う可愛さがある。
「この土日は何をしてたの?」
「えっと…妹と遊んでたよ。」
さすがにYouTuberデビューしてましたとは言えないよね。
「妹って、舞花ちゃん?」
「そうだよ。よく覚えてたね。」
確か先週、LINEを交換したときに話したんだった。私のアイコンもホーム画も、舞香とのツーショだからね。
「舞花ちゃんすっごく可愛かったから覚えてたんだよ。二人のツーショって、良いよね。」
「何が良いの?」
「見てて癒されるって言えば良いかな?二人とも美形だけど、嫉妬の気持ちも全く浮かばないし、こう…良いなぁって。おかしいかな?」
「おかしくないよ。なんとなく伝わったしね。」
「それなら良かった。二人とも幸せそうな良い写真だから、見てて温かい気持ちになるんだぁ。」
「そっか。あ、そういえば、恵ちゃんは土日に何してたの?」
「私はねー、YouTubeばっかり見てたよ。」
「え!?そ、そうなんだ。」
「急に大きな声出してどうしたの?」
「何もないです、大丈夫です。」
「ふーん…。」
さすがにいきなり身バレはしたくないよ?大丈夫だよね?
「何か面白い動画でもあったの?」
「んー…色々見てたんだけど、ビビッと来るのは無かったなぁ。」
今時ビビッ何て言うかな?まあ良いけど。
「そっか。何か面白いのが見つかれば良いね。」
「平日は忙しいから見れないんだよね。また来週に探してみるよ。」
「確か…吹奏楽部だっけ?」
「そうだよ。彩未ちゃんは帰宅部だよね?」
「うん、ずっとバイトしてたしね。」
「でもバイトってやめたんだよね?吹奏楽部に入る?」
「今さら入っても付いて行けないし、今はしたいことがあるんだよね。」
「おー!ちなみに何なの?」
「それは…秘密だよ。また今度おしえてあげるね?」
「気になるから、早めにお願いね。」
キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイムが鳴っちゃった。また後で喋ろうね。」
「うん、お互いに授業頑張ろ。」
担任が教室に入ってきて、朝のホームルームが始まったのだった。
「ただいまー。っていっても、誰もいないけど。」
家に帰ってきて寂しく独り言を言った。
舞香は部活体験だし、あと1時間ぐらいは帰ってこない。
「はぁ…暇だし動画でも撮るかー。」
読んでいただきありがとうございました!
基本的に、少しずつ人気になっていくお話にするつもりです。