表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS転生したら美少女だったからYouTuberをやってみた!  作者: しゆゆ
YouTuber活動開始!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/36

3日目も温泉に入ってみた!

短め&旅行パートは飛ばしぎみです。

「んっ、まぶしっ…。」


太陽の光が顔に当たったのか、すごく眩しかったから目を開けた。


すると、すぐ目の前にメルクさんの顔があった。

その距離、3cmあるかどうか。あとちょっとだけ前に顔を動かせば、鼻が当たる距離。


「ちょ、ちかっ!」


驚いた私は顔を離そうとしたけど、案の定動かない私の体。今日は足で下半身を捕らえられ、メルクさんの右手が私の頭の後ろにあり、メルクさんの左手が私の頭の下にあった。

逃がさないという強い意志が感じられる寝方だった。


「起きて目の前に美人な顔があると、目が覚めるなぁ。」


そんな事を言いながら、メルクさんの顔を見つめる。

こんな綺麗な人にキスされちゃったんだって思うと、心臓がドキドキする。あぁ、告白もされたんだ。


「どうしよ…私は舞香の事が好きだし…。でも、こんな美人を振るのも勿体無いよね…。」


あー、凄く悩ましい。2人とも付き合いたい!

私には選べないよ…。


「ん~…あまのちゃんおはよ。」


私が悩んでいると、メルクさんが目を覚ました。


「おはようございます。お姉ちゃん、私を解放してください。」

「えー…もうちょっと一緒に寝ようよぉ。」

「浴衣も乱れてて、凄く目に毒ですし。」

「見ても良いんだよ?」

「いいから離してください…。」


寝起きのくせに力強いなぁ!

全然逃がしてくれないじゃん!


「あ、じゃあ温泉入りにいきましょうよ。」

「温泉でギューってさせてくれるの?」

「それはちょっと…。」


美人というか、単純に女性への耐性が足りない。

温泉で抱き付かれるとのぼせてしまうのは、初日に経験済みだし、さすがになぁ。


「えー、じゃあやだ。おやすみなさーい。」

「あ、目閉じないで!分かりました、許可するので温泉行きましょ!」

「あまのちゃんは本当に温泉が好きだねぇ。」


そういいながら、一回思い切り私を抱き締めたあと、メルクさんは解放してくれた。


「せっかく来たんだし、存分に味わっておきたくて。」

「そっかぁ。じゃあ、準備して行こっか。」










洗顔したりしたあと、また露天風呂に2人で入った。私はメルクさんの足の間に座らされて、後ろから抱きつかれている。頑張って、感触の事を考えないようにしてます。


「ねぇあまのちゃん。この3日間楽しかった?」

「はい、凄く楽しかったですよ。」

「それなら良かったよ。私も楽しかったなぁ。」

「まだ今日もあるじゃないですか。」

「それはそうだけどね。でも、こうやってあまのちゃんには触れられないでしょ。」


そう言って、より一層強く抱き締められた。心臓に悪いから抑えてほしい。


「そんなに私の事が好きですか?」

「好きだよ。綺麗だし、大人っぽいなって思ってたけど、意外と可愛いところも沢山あるし。それに、会ったばかりの私とも仲良くしてくれたしね。他にも沢山あるけど、あまのちゃんの全部が好きだよ。」


後ろから、私の耳元で聞こえるメルクさんの声。それだけでも恥ずかしいのに、内容は私にベタ惚れ。嬉しくないわけがない。

冗談っぽく聞いたのに、真剣に返されて凄く恥ずかしくなってきた。


「昨日は旅行に行こうって行ったけど、次は私の家においでよ。」

「家ですか?」

「うん。それならお金もかからないし、こうやってずっとのんびり過ごせるからね。」

「何もしないですか?」

「えっと…多分しないよ。」

「信用できないです。」

「あまのちゃんが魅力的すぎるのが悪いんだよ。」

「責任転嫁しないでください。」

「まあ、またおいでよ。車で迎えに行ってあげるからさ。」

「襲わないなら、行ってみたいです。」

「ふふっ、楽しみにしてるね。」



私たちは、しばらくのんびり過ごした。










温泉から上がって、荷物を片付けたりしていると、朝食の時間になり、その後すぐにチェックアウトした。


「ここからちょっとだけ車で走れば、船の乗り場があるんだって。」

「そうなんですね。楽しみです!」


エスペランサという船で風景を楽しんだあと、真珠の加工場?で買い物したり出来るんだとか。






車で運転すること10分弱。乗り場近くに車を止め、旅館で買ったチケットを提示して船に乗り込んだ。

船の見た目は、昔のヨーロッパの海賊船みたいな感じ。まあ実際に見たことはないんだけどね。


「思ったより大きいですね。」

「そうだね。今日は人も少ないみたいだし、撮影もできそうで良かったよ。」



そんなことを喋っていると、船が動き出した。


「おー、海の香りだ~。」

「結構早いね。風が気持ちいいよ。」


まだ朝だからそこまで暑くないし、こういうの好きだから、ちょっと楽しい。





色々見ながら喋っていると、真珠のモデル工場という所に着いた。


中に入ると、真珠の作り方とかを説明されたあと、真珠を使ったアクセサリーの販売が行われた。


「あまのちゃん、どれか買ってあげようか?」

「いやでも、安いのでも、そこそこに高いですよ?」

「旅の思い出に良いでしょ?」

「あ、じゃあこれをお互いにプレゼントするのはどうですか?」


私が指差したのは、まだ私でも買える額のアクセサリーだった。


「でも、あまのちゃんにお金を使わせるのは…。」

「お互いに同じぐらいの額を使うんですから、自分で買うのと同じですよ。」

「えー…。」

「じゃあ、私が2つとも買いましょうか?」

「私があまのちゃんのを買います。」

「よろしい!」



お互いに同じアクセサリーをプレゼントしあったのだった。







そしてクルーズが終わり、志摩マリンランドに行ったあと、お昼ご飯に伊勢うどんを食べて、新幹線に乗った。

伊勢うどんは、普段食べない味付けだったけど、美味しかった。

お読み頂きありがとうございました!


次回の最初でメルクさんとの旅行を終え、家に帰るというお話にする予定です。

旅行パートが飛ばしぎみですみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新して欲しいです!!
[一言] 尊い......
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ