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ダンスを覚えてみた!

今回と次の話は学校パートです。そんなに長くするつもりはありません。


また、新しい人名が出ていますが、あくまでもモブです。団長と応援リーダーは付き合ってますからね。NTRはさすがにさせません笑

「というわけで、私は体育祭の応援合戦で先頭で踊ることになりました。だから、動画とライブ配信の頻度が下がります。すみません。」


今日学校で有ったことをライブ配信の視聴者に説明する。最近登録者が2000人を超えたから、今も1000人もの人が見てくれてる。メルクさんと、勉強会配信のお陰である。



チャット

:まさかの女性ペアでダンスだと…!

:キマシ…

:動画はよ



「さすがに学校の人もいるから動画は投稿しないけど、衣装は体育祭の後日に着て配信するつもりです。あ、でも、男装なので、昔のヨーロッパの王子様が着てたみたいな衣装ですよ。乙女ゲーで良く着てるやつ。」



チャット

:男装とか俺得

:お姫様との写真を是非

:似合いそう



「楽しみにしててくださいね~。とりあえず次の配信は土曜日です。来週の月曜日に、1,2年にダンスを見せないといけないので、今週はずっと練習しないといけないんです。本当はダンスを決めた人たちと、団長、副団長だけでも良いんだけど、私が出たほうが人が集まるって言われちゃって。」


体育祭まであと1ヶ月弱。ダンスはテスト前から決め始めてたみたいなので、ほとんど決まってるらしい。今はフォーメーションとかを練ってるんだとか。


「こんな私だけど、青団の、あ、色は青なんです。それで、青団の華だって言われたので、それにふさわしい程度のダンスは出来ないといけないんです。8分間の演技時間があって、流れを覚えきらないといけないので、そろそろ配信を終わりますね。30分だけでしたけど、見てくれてありがとうございました!おやすみなさい!」



チャット

:おつ

:ダンス頑張れ!

:お疲れ様です。衣装楽しみです。








「彩未ちゃんはそれでいいよー!恵ちゃんは、もうちょっと練習しよっか。」


今私たちは、ダンスを団長応援リーダーカップルに教えてもらっている。放課後に2、3時間ほどみっちり練習するから、そこそこに覚えてきた頃だった。


「はぁ…はぁ…吹奏楽部にダンスさせるのはダメだよ…。」

「でも昨日より覚えてたじゃん?恵もあとちょっとだよ。」


8分間も演技時間があるけど、フォーメーションチェンジや入退場があるから、実際は6分ほどのダンスを覚える必要がある。

半分は個人で、もう半分は2人でのダンス。2人でのダンスは、男性がリードする、簡単な社交ダンスみたいな内容だから、私が覚えればどうにでもなる。テーマは舞踏会らしい。


「彩未ちゃんは覚えるのが早いね…。」

「昨日の晩、ずっと練習してたからね。」


実は今回のダンスは、男性の方が難しい。でも、リード出来るとカッコいいんだよね。だから頑張って覚えているのです。


「とりあえず個人の方を覚えてくれたら、2人の方は私がリードするね。」

「じゃあちょっとは楽かな…?よし、もうちょっとやるよ。月曜には1,2年に見せないといけないからね。」

「よし、頑張ろう!」








「えー、1,2年生の皆さん、こんにちは!今年の青団の団長をさせていただく桐野(きりの) (れい)です。

今日は、自己紹介と、応援合戦のダンスの発表です。応援合戦は出来るだけ多くの人に参加してほしいので、難易度は低くしたつもりです。3年のパートは難しいですが、1,2年のパートを踊るので、しっかり見て、ぜひ応援合戦に参加してほしいです!」


団長の桐野くんが青団の1,2年に向けて挨拶をしている。そして私は、団長、副団長の隣に立っている。なぜか私は、副団長未満、応援リーダー以上の地位になってしまった。正直、めっちゃ緊張している。しかも、私と恵もダンスをし、1,2年にダンスを教える担当になってしまった。もともと教えなくて良い立場だったのに…。

美人だから、人が集まるって理由でやらされた。同級生の女子も、皆上手に化粧をして、凄く美人じゃないですか…。


「えー、まず自己紹介をしていきます。」



団長から自己紹介が始まった。基本的に、1,2年の前に立ってる人たちは、陽キャしかいない。だから、サクサク挨拶が進み、私と恵の番になった。


「はい、1,2年の皆さんこんにちは。私の名前は野々上彩未です。隣は冴木恵です。私たちは団長でもダンス担当でもないのに、本番でも先頭で踊らされます。皆は私の後ろで踊れるので、最悪ダンスを忘れても、私たちを見ればどうにかなるので、心配せずに参加してください。よろしくお願いします!」


ペコリと2人で頭を下げる。ちなみに恵は、緊張して声が震えそうなので、私に紹介してっておっしゃった。私のせいでこうなったし、喜んで受けました。


「野々上さんも冴木さんも美人なので、この団の華として前で踊ってもらえないか頭を下げたんです。2人もダンスを教える担当になってるので、ぜひ参加してくださいね。」


応援リーダーがそう言った。彼女は綾瀬(あやせ) 美玖(みくという名前だと教えてもらった。


「じゃあダンスを見せます!」


団長の声で曲が流れ始め、私たちは踊り始めた。








後から知ったけど、私たちのお陰で、ここ数年の中で1番、応援合戦の参加人数が多かったらしい。さすが華ペア(私と恵のこと)だね!って皆に誉められた。

その分、私たちの教える仕事が増えるんですけどね…。

読んでくださって、ありがとうございました!


最近忙しいので、短いです。

また、3日に1回以上は投稿するつもりです。

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