第一章.第三節-なろう系とラーメン
電車いっちまったよ…30分待ちます
麻倉結城-「起きたか。」リリィが目を覚ましたのは朝の5時くらいで、物凄く早起きだった、夜明け前である。
リリィ-「おはようございます。…今何時?」 リリィは目を擦りながら聞く。
麻倉結城-「多分朝の5時くらいだ、時計は狂ってないらしい………早起きだな…いいことだ。」腕時計をいじりながら言った
麻倉結城-「早速だがこの世界のこととこれからの方針を聞かせてくれ。どうせもといた世界じゃ逃亡したと断定してテロリスト扱い食らってるしな、それにどうせもう戻れないんだろ…これ。」
リリィ-「そうね…貴方がここに来た理由と仕事を教えるわ。少し長くなるわよ。」
麻倉結城-「情報はしっかりな。」
リリィ-「貴方の仕事を端的に言うと3人の勇者とそのメンバーそして3人の女神の殺害よ。」ちょうどそのぐらいの時朝日が上ってきた。そして明るくなって麻倉は気づいた、夜の月明かりでは髪の色しか分からなかったがリリィの左目は綺麗な青い瞳だった。でも麻倉はその事については一切聞かなかった。
リリィ-「そして……貴方をこの世界に読んだのは私よ。復習するため私が召喚したの、」麻倉は少し疑問に思った、(リリィが俺を召喚したのならなぜあの馬で目を覚ましたときに俺の事を知らなかったのか?意識が朦朧としてそう言ったのかそれとも本当に俺の事を知らなかったのか)そんな疑問を抱いた、だが麻倉はリリィのことをおかしな奴認定していたのでその事をスルーした。
リリィ-「結城…貴方はなろうって知ってる?」
麻倉結城-「さぁ…何だそりゃ?」
リリィ-「貴方の世界で流行っている筈なのだけれども…知らないの…なろう系を?」
麻倉結城-「なろう系?家系の間違いじゃねーのか、家系なら知ってるぞ、俺はいつもバリカタ頼むぞ!」
リリィ-「誰がラーメンだっ!!家系じゃなくて、な"ろ"う"け"い"」リリィが麻倉にツッコんだ、リリィはツッコミができるいい子だ。
麻倉結城-「で、…そのなろう系って何ぞや?…ラーメン屋じゃなくて」
リリィ-「小説の一種よ、ラノベって言われる種類の、今やってる深夜枠のアニメとかの原作よ」
麻倉結城-「アニメねぇ~…見てねーわ」
リリィ-「何でなろうって名前なのかは小説になろうって言うサイトがあってそれが」
麻倉結城-「ストップっ!!…そのなろうのルーツはいいから話を進めようや…でだ、そのなろうて奴と俺の仕事に何の関係がある?」
リリィ-「これから貴方が殺す相手がそのなろう系の主人公達だからよ」
ラーメン食いてー