第一章.第二節-リリィという少女
寒い 駅が寒い 手が凍えそう
青い髪の少女-「揺れてる…暖かい…どこだろうここは…」
少女は意識が朦朧とするなか、そんな事を思った。少女が目を覚ますとそこには夜の草原が広がっていたそ、そして馬に乗っていることに気づく、後ろから腕が延びていて手綱を握っている。(後で私を抱えて馬に乗っているのは誰だろうか?)
青い髪の少女-「ここは…貴方はだれ?」少女は後ろの者にに尋ねた
麻倉結城-「おいおい、もう忘れちまったのかい青髪のお嬢様よ…死にかけの時に俺に仕事の依頼をしたじゃねーか、」
青い髪の少女-「フィラデルフィアの皆がっ…あの女神どもめっ!お願いっ!今すぐフィラデルフィアに向かって!」
青い髪の少女は意識を取り戻すと同時に振り替えってそんな事を言って暴れだした。
麻倉結城-「まてまてまて!、いきなり暴れるな。何があったか知らねーが取り合えず落ち着けって!」麻倉は前で暴れるな少女を落ち着かせようとした。
麻倉結城-「今暴れたってしかたねーだろっ、いつだって冷静でいろ、それがなんであっても大事だ!どんな状態だって暴れたりわめいたりしたって状況が悪化するだけだ!せっかくのチャンスを逃すことになるぞ。」そう少女に説教すると少女は落ち着きを取り戻した。
青い髪の少女-「今さっきは取り乱したりしてごめんなさい。取り合えずあそこに見える山に向かって。」
麻倉結城-「その前に自己紹介だ、君は何て名なんだ?」
青い髪の少女-「リリィ…リリィよ」
麻倉結城-「名字かそれとも名前か?リリィちゃんよ」
リリィ-「名字なんて無いわ、リリィよ私はただのリリィ…」
麻倉結城-「そうかリリィ、…じゃあ次は俺の番だな、俺はコールサイン.サルエル00って名前で主に外務省の尻拭いをさせられているフリーランスの殺し屋兼傭兵だ、本名は麻倉結城という」
リリィ-「そんな事を私に言っていいの?」
麻倉結城-「いいさ、どうせここはもといた地球じゃ無さそうだしな、」
馬を走らせながらリリィとの会話が進んでいく
リリィ-「ここがもといた世界じゃないってよく気づいたわね」
麻倉結城-「そりゃーなー…見える星がまったく違うし何しろあれを見ろっ!月の形がおかしすぎんだろっ…もといた世界であんなにも月がへんな形で見える場所なんて俺は知らねーぞ」麻倉は月を指差しながらリリィにそういった、それを聞いたリリィは目を丸くして驚いたあと笑いだした
リリィ-「クス…クスクス…そうだよね…あんな変な形の月何て見たことないよね…クスクス…あー面白い面白い」リリィはそんな事で爆笑していた、麻倉にはどこが面白かったのか全く分からなかった。
麻倉結城-「おいおいそんなに笑うとこかよ」
リリィ-「クスクス…哀れな…なんと哀れな…クスクス…」
リリィは涙をだして笑い続けていた。笑っているのか悲しんでいるのか分からない表情だった
麻倉結城-「俺も変わった奴だがお前の相当だな。」麻倉は爆笑するリリィにそう呟いた。するとリリィは麻倉の腕の中で気絶した
麻倉結城-「うわっ…マジかこいつ…笑いながら気絶しやがった…どんな奴だよ…まぁー無理もないか、あんなとこにずっと拘束されてたんだもんな…明日の朝しっかり色んな事教えてもらうか、今日はここらで夜営するか」そう言うと麻倉は近あった川に近づき馬を降りた。
麻倉結城-「この野郎気持ちよさように伸びやがって…いや女だから野郎じゃねーな…それにしてもかわいいなこいつ…」そういってリリィを馬からおろした
第一章.第二節-リリィという少女
いや 寒いわ はよ電車来い