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隣の席のヒーロー  作者: 由妃
1/1

隣の席の?2

(美味しそうな…匂い?)

 重い体を無理矢理起こして周りを見る。

 「あっ!起きました?もう少し待ってください」

 長い髪を一つに結んで髪を揺らす。目の前に朝ごはんを置きまた髪を揺らしてキッチンに戻る。目の前に出できた料理はホットケーキ。店にでできそうでふわふわしている。口に入れたとたん消えていく。

 「包帯を解くので動かないでください」

 そのまま足に近づき包帯を解いていく。

 「無理をしないで今日は安静にしてください」

 「あ、ありがとう」

 包帯を解いた瞬間また離れていく。

 「タクシー呼ぶので待ってください」

 「いやいや!歩いて帰れるから大丈夫。」

 「あ・ん・せ・い・に」

 「はい」

 大人しく聞いていた方が良さそうだ。

 ブロロロロッ

 「来たみたいだね」

 「それじゃあまた学校で」

 「もう倒れないようにしてください」

 ブロロロロッ。タクシーが出発し過ぎ去っていく。

 いままで男と関わらないようにしていたのに、よりにもよって嫌いな人種を…学校1のモテ男をモテ男を…学校でもっと影を消さなきゃ

 「はあーー」

 (悩んでいても仕方ない。ケーキでも買いに行こう。)

 ♠

 (あっ、そういえば家の食べ物が無くなりそうなんだ)

 「すいません。デパートに向かってください」

 ♠

 (甘い物、甘い物っと、その前に昼食食べよっと)

 近くの洋食店に入る。

 カランカラーン

 個人的にこの音は好きだ。何か心が安らぐ。

 カランカラーン

 新しく客が入って来たようだ。それより何を頼もう。

 「赤咲?」

 (いやな予感しかしない。いやいや!彼は家に帰らしたはずだ!)

 彼じゃないことを願い後ろを振り向く。

 「やっぱり赤咲!」

 「霧隠君…安静にって言いましたよね?」

 「それが、家に食材が無いのを思い出して食材買うついでに食べて行こうかなっと…」

 それで同じ店に入るって…なんなんだよ!

 「お客様すいません。席が満席のため一緒に座ってもらえませんか?」

 周りを見て見ると確かに満席だった。

 「はい。大丈夫ですよ。いいよね」

 こっちの有無を聞けーー!

 「赤咲、何頼む?」

 「自分で頼むので」

 「俺のこと嫌い?」

 「好きか嫌いかと、聞かれれば嫌いな人種です。すいません。オムライスください」

 「逆にどこが嫌い?俺もオムライスで」

 定員数に笑顔で注文

 「その笑顔が嫌いです。性格から見るに誰かからの頼みは笑顔で引き受けるでしょ?だからあなたのその作り笑いが嫌いです」

 彼はその通りだと言わんばかりに黙りこんでしまう。

 「オムライス2つです。」

 注文が届いて私は皿を取る。彼の目の前に置いて髪をくくりオムライスを口に運ぶ。とりあえず彼の頭にチョップ

 「早く食べる。もったいないよ」

 私も手と口を動かし食べる。

 ♠

 「ごちそうさまでした」

 手をあわせて席を立つ

 「これお会計です。それではさようなら」

 そのまま店を出ようとすると定員さんにぶつかり残っていたお茶がかかった。

 (やってしまった…服を買う余裕はないのに…)

 「赤咲、こっち」

 手を引っ張られて店の外に出る。服屋につれてこられて服を買う。そのまま着替える。

 「うんうん、似合ってる似合ってる」

 笑顔で言い放つ。選んだ服は清楚な(ちなみにスカート)

 「私、やっぱりそっちの笑顔の方が好き」

 ホッコリした笑顔

 (その笑顔が俺を繋ぎ止めてくれた…)

 「そうだ!お礼!」

 「いいよ。助けてくれたお礼」

 「私の気がおさまらない」

 「じゃあさ、下の名前で呼んでよ霧隠君じゃなく望って。俺も下の名前で呼ぶから」

 「霧隠君がそれで良いなら…」

 「はい、そこ!」

 「望君…」

 「はい、幽梨ちゃん」

 「ありがとう」

 「どういたしまして」

 「それではおいとまします」

 「バイバイ」

 「さようなら」

この日々が続き前見たいに戻れることを祈り別れを告げる

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