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カードバトル/ダブルディティー  作者: KIRIー
l lステージ編
80/91

二次災害 tern4

総駕-第5ターン-


「カードドロー/イグドラシルでダイヤルゲートを加える」

総駕 手札10枚。


 ディザスターのクリスタルは残り1つ、

俺が創世龍を倒すしか無い…


彼奴(ディザスター)の目にはこの展開まで見えていたんだ、なら行けるはずだ。


「TS スナップチェンジ/場のトランナイトを好きな枚数手札に戻してTCZ(タイムクリスタルゾーン)のカードと入れ替える」


クラブゲートとトリロジーダイアが手札に帰還そしてクリスタルゾーンからハートとスペードのゲートを加え、2枚をクリスタルに投げ込むトリロジーダイアとブラックローバーゲート。


「さらに!TSフォーカード

手札のゲート4枚でディメンションサモンを行う」


「'ディメンションサモン'

∞No.の道化師(インフィニティナンバージョーカー)

フォーカードと共に総駕の手札のゲート/ハート/クラブ/ダイヤ/スペードが異次元の亀裂を生み出す。


 白手で亀裂をギシギシとこじ開ける道化師

トランプのスートが描かれた仮面が狭間から見える、そしてその手に持つ大釜で空間を一気に引き裂きフィールドに現れる。

総駕 手札4枚。


「ジョーカーのエフェクト/ソウルを2つ取り除きトラッシュにあるトランナイトのステータスを得る」


「俺はダイヤシールドクイーンを選択」

「ほぅそれは私が魔法石で捨てたカード」

「お陰で捨てる手間が省けたぜ」

「フッ偶然とは言えやりますね」

「さぁ姿を変えろジョーカー」

姿はタキシードからダイヤの鎧に包まれ輝きを放つ。


「更にTSカラーチェンジ/ジョーカーのソウルを2使い、手札のトランナイトをソウルにする」


「手札のコスト13/大王ヘロディアマンテをソウルに」

総駕 手札2枚。


「これでジョーカーの更なる効果を使える」

ディメンションソウルを1つ取り除きディメンションソウルのトランナイトのステータスを得る。この能力はコストが一つ低い能力を得ていなければ使え無い。


「ジョーカーは大王ヘロディアマンテの力を得る」

ダイヤの王の力がジョーカーに乗り移る。


ダイヤの王冠、金の杖を持ち赤を基調とした古代ローマの正装トガを纏う。


「トランナイトのダイヤの王ーー

ーー見せてもらいますよその力」


パラパラは誘ってる、だとしても…!

「ーーストレートに行くぜ

大王ヘロディアマンテのエフェクト」


「場のモンスターを選択し、同コストのモンスターをデッキから場に呼び出す。

ただし、選択したモンスターはターンの終了時に破壊される」


「俺はコスト13となった"∞No.の道化師(インフィニティナンバージョーカー)を選択"」


"Red(レッド)Divide(ディバイド)"


ジョーカーが契約書を掲げ、その手に持つ(じょう)を床に振り下ろす。


紅き輝きがジョーカーを包む、その光は炎となり分離し、自身の等身大を形創る---

そして--炎の中に現れる黄金の戦士。



「スペーシャルエクスカリバーキング」

"スペシャルサモン"

コスト/13

バトルに勝った時続けてアタックが出来る。


ブロンドの髪が揺れ、創世龍を見据えるーー透き通る碧眼その手には全てを切り裂く大剣エクスカリバー、その姿は-かの有名なアーサー王。


「決めろ…天流寺」

ディザスターは確信した表情をし総駕が頷く。


「キングが立ち並んだ---ディザスターに呼応するように天流寺が戦いの中で進化している…」

ドゥクスが期待の眼差しを向けた。


「俺はディザスターイラプションを発動、

その効力はエクスカリバーキングに」

TS/ディザスターモンスターを使用したゲームならば自分のノーマルモンスターはこのターン、ディメンションモンスターを戦闘破壊できる。


「それがディザスターがテンペストで授けたもう1枚のカード」

「俺達は未来を掴む」


大剣エクスカリバーを構える/アーサー王。

剣には荒ぶる力が宿る、光の力がプロミネンスのように噴出。


「"バトル"」

総駕の気迫が籠った宣言。


「スペーシャルエクスカリバーキングで創世龍にアタック」


 跳躍したキングが創世龍に向かう…

大剣から溜めた力がマグマのように噴出して行く。


""インフィニティスラッシュ""


スペーシャルエクスカリバーキング

パワー13000 vs

パワー12000

創世龍

「「ハァアアアアアアアアアアアアア」」

キングと総駕の声が重なる。

ディザスター/ドゥクスが拳を握る。



大剣が巨大化し、創世龍に迫った時

パラパラが高笑いをする。



「フハハハハハハハ

ハハハハハハハハハハハハハハ」

身体が空を見るように反りながら1枚のカードを使用。


「……なんなんだアイツは⁉︎」

スペーシャルエクスカリバーキングの攻撃を遮る黒の鎧の騎士が出現、創世龍を目前に阻まれたのだ。


スペーシャルエクスカリバーキング/

パワーdown13000⏩6500。


「私は円卓の騎士ランスロットをスペシャルサモンした」

アロンダイトをトラッシュから取り除き、このゲームでノーマルサモンしていなければ相手の攻撃時そのモンスターのパワーを半減させこのカードをサモンする。

バトルの後このカードは破壊される。

「そんなッ…」

「天流寺総駕スペーシャルエクスカリバーキングのパワーは半減され創世龍によって破壊される」

創世龍の破壊のブレスが襲う…、総駕が反射的にカードを切る

「タイムスペル…トランプペアレント

キングの破壊を免れる…」。


創世龍の咆哮がスペーシャルエクスカリバーキングを床に叩きつける。


総駕 TC(タイムクリスタル)12⏩11。

キングは剣を突き刺し立ち上がる。


総駕は気がつくと後方に仰向けに倒れていた。


パラパラの嘲笑う声が聞こえてくる…。


吹っ飛んだ為か、意識外の一撃の為かーー

ーー頭の中が真っ白になったーー

ディザスターイラプションの力は1ターンしか保たない。


つまり、創世龍を倒す手段はもう無い、

スペーシャルエクスカリバーキングのパワーは優っているが、ディメンションモンスターは倒せない。



 俺のTCは残り11…だからなんだ……

いくら(タイムクリスタル)が残ってても、絶対的な力には敵わ無い。

それにレッドディバイドでジョーカーがエンドフェイズに破壊されちまう。


ディザスターTC(タイムクリスタル)残り1。


彼奴(ディザスター)だってもう何も出来ない…初手から備えていた神殺しの策も通じなかった…!。


俺達を遥かに超える存在だったんだ……戦略・戦術でどうにかなる存在じゃなかった。


思考を放棄した総駕にターンの終了が迫る。

ターンが終わる事で円卓の騎士ランスロットが消滅。


パラパラTC(タイムクリスタル)7⏩残り6。


「創世龍のエフェクト」。


∞No.の道化師(インフィニティナンバージョーカー)のソウルが排出される。


創世龍のソウルが2枚になる。


更にジョーカーは大王ヘロディアマンテの能力で破壊、

総駕は5枚のソウルとジョーカー、そして破壊のダメージで7つのクリスタルを失う。


「ぐあぁあぁあぁああ」

黒い瘴気が総駕を襲う。

総駕 TC(タイムクリスタル)11⏩残り4。



「そして神の裁きだ

フハハハハハハハ」

虎の掌、鷹の爪の両手から波動が放たれるー 

「ダメだ…」

総駕のクリスタルに迫る。


その時、ディザスターの眼光が鋭く光る

「諦めるなッ!!」


その声が総駕をピクリと振るわせた。


「TSエルフの加護」

特殊ダメージが発動した際に発動、

ダメージを無効にクリスタルを1つ修復

その後カードを1枚ドローする。


「天流寺へのダメージを無効にして俺のクリスタルを修復」

ディザスターTC1⏩残りup2。


創世龍の波動は総駕を目前に掻き消される

「更に カードをドロー」

ディザスターが真剣な表情でホルダーに手を伸ばす。


慶次、伊達…力を貸してくれ…

"まだやり残した事があるんだよ"

""俺がディザスターだ""


ホルダーから排出されたカードを空中で素早く掴むーー

カードを手前に傾けた瞬間心臓が力強く脈を打つー。


「来たぜ」

「ほぅ何がです」

「このエンドフェイズにTS(タイムスペル)を発動する…」


二次災害(セカンダリィディザスター)

フィールドに火山の噴石が降り注ぐ…。


エクスカリバーキングが放った斬撃が時差で降りてきたのだ。


それが倒れる総駕の手元に1枚のカードとなり急直下で加わる

「これは…」

総駕が立ち上がりディザスターを見る。


二次災害(セカンダリィディザスター)はこのターン発動したディザスターTS(タイムスペル)を手札に戻す事が出来る」


「…ディザスター」

胸が熱くなる… 瞳に闘志が戻る、まだ終わってない。


総駕の手札に再びーーディザスターイラプションが加わったのだ。


「エルフの加護でTCを回復しても、ディザスターのTC2では次の創世龍を耐えられない

…なんで自分のターンに使わなかった」

総駕が呟いた。

「俺のターンが1ターン伸びるより、お前のターンが1ターン伸びた方が価値があるからだ」

「なんでそんな冷静なんだよ」。


パラパラが不敵に笑う

「ディザスター貴方は実に合理的ですね」

「勘違いしてるが俺は結構熱いんだ、今も好敵手(とも)が俺を立たせている」

ディザスターの手からエルフの加護が粒子になる。


「もう直ぐにその友にも逢えますよ…」。

パラパラ -第10ターン-

「ターン終了」


ー第6ターンー

ディザスターはカードを引き一呼吸置く。


「もう俺にやれる事は無いーー」

「---ディザスター…」


[パラパラは人の可能性を否定する…

だから俺は可能性に賭けるんだ]


「これが人生の先輩の役目だ」





「俺はターンを終了する」。


総駕が不安な面持ちでディザスターを見る。


創世龍の波動がディザスターを襲う

ディザスター TC2⏩0。


ディザスターの身体が異次元の歪みへと吸い込まれて行くーー

「ディザスタァァアーー」。

ディザスターは一切の不安を与えまいと、勝利を確信した表情で消滅する。


総駕が拳を握るーー

ーーあんたは俺を奮い立たせて、俺を信じて、このチャンスを作ってくれた。





「許さねえ パラパラ

お前は絶対に俺が倒す!」


「フッハハハハハ終局は近い」。


ディザスターの意思(イラプション)と闘志を引き継ぎ総駕が再び構える。

遊び心を知って欲しかったのであとがき。


ダイヤの王が登場しました、技のイメージは仮面ライダーギャレンをオマージュしてます!バーニングディバイド!


過去話にはなりますが、ハートフルAとワイルドカードでジョーカーをだす展開は仮面ライダーカリスをイメージしております笑。


作者は仮面ライダーブレイドが特に好きです。

ちなみにゲームの掛け声surviveは龍騎から笑。


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