表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カードバトル/ダブルディティー  作者: KIRIー
インターバル編 ディザスター/総駕パート
59/91

決着 ディザスターvsジークフリート 

ディザスターのバトル宣言

「行けDisaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

財宝の守護竜へアタック」

漆黒の竜の赤い眼光が闇夜に揺めき刹那に風を切る音が聞こえる。


"Schwarz(シュバルツ)Lance(ランス)"


財宝の守護竜が悲鳴をあげるまもなく消滅。

クリスタルの破片が宙に舞い散る。「ック…」

ジークフリート 

TC(タイムクリスタル) 5⏩down 4。

ディザスター

TC(タイムクリスタル) stay5


ディザスターとジークフリートのタイムクリスタルが並んだ。


ジークフリートの第8ターン目。

ドローにより手札は3枚。

「絶対装甲の王よランドスライドにアタック」


魔剣バルムンクによる斬撃派が鎧のゴーレムを両断する。


光の粒子となった瞬間ディザスターが告げる

「ディザスターランドスライドは攻撃力を持たないガーディアンモンスターの為、TC(タイムクリスタル)は破壊されない」

ガーディアンモンスターは優先して攻撃しなければならない。


「俺の狙いは、"Ts(タイムスペル)""Triumph(トライアンフ)"により手札から魔ノ竜を捨てる事でジークフリートのパワーを次の俺のターンupさせる事にある」。


絶対装甲の王が赤暗いオーラを纏い再び威圧感を強める。


ジークフリート TC4/手札2枚。

ディザスター TC5/手札1枚。


ターンが切り替わる。


-第9ターン-

ディザスターのドロー。

しかしジークフリートが宣言する

「この瞬間我が絶対装甲の王はパワーを1000上昇させ効果への耐性を獲得する」。


絶対装甲の王ジークフリートのディメンションソウルは3枚。さらにパワー3800となり、パワー3750のエビルドラゴンに僅差をつける。


「俺は手札のコスト4ディザスタークラウンのエフェクトを使う、互いの場にディメンションモンスターが居ればこのカードをDS(ディメンションソウル)に加え、相手はデッキの上をディメンションソウルに追加できる」。


ディザスターは続けて言った

「これにより俺のエビルドラゴンのソウルが4枚…!パワーは4000そしてお前の絶対装甲の王は効果を受け付けない為ソウルは増えない」。


ジークフリートが頷く

「そう来るか…」。


「行けDisaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

"Schwarz(シュバルツ)Lance(ランス)"」


闇夜に姿を眩まし、次の瞬間にして一瞬で踏み込むエビルドラゴン。


だが、ジークフリートが圧倒したと言わんばかりの笑声を漏らしタイムスペルを公開した。

「無駄だ、既に貴様を超えていると言っているんだ」

「TS インビジビリティクローク!!」

絶対装甲の王ジークフリートの周囲に風が舞う。

風のマントを纏う絶対装甲の王は姿を眩ませ、

エビルドラゴンの攻撃は空を切る。


「場のジークフリートが戦闘する際、そのバトル中場に居ない扱いにしバトル後相手のパワーを500奪う」

風のマントは絶対装甲の王を透化させ、姿を再び現す時、エビルドラゴンの首を掴み力を奪う。

ディザスターの表情が固まる。

「何…」


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK4000⏩down 3500。



-絶対装甲の王-ジークフリート

ATK3800⏩up4300。


バトルが無効となりターンが切り替わる…。



ジークフリート第9ターン目

「これで漸く実感出来たか?

俺には届かない確かな距離を」


ディザスターは眉間に皺を寄せる。


「この先エビルドラゴンは我が絶対装甲の王を超える事は無い、俺はドローカードをTriumph(トライアンフ)によって永久的にパワーアップカードとして扱い、貴様を封殺出来る」。

ジークフリートが拳を握り、

絶対装甲の王は大剣を振り翳す。

「"パニッシュメントドラゴンスレイ"」


-絶対装甲の王-ジークフリート

ATK4300vs ATK3500

Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)


斬撃派がエビルドラゴンに突き進む。

更にジークフリートが瞬足で踏み込み、エビルドラゴンの方翼を切り飛ばす…「ディメンションソウルを取り除き、、エビルドラゴンは耐久する…」ディザスターは衝撃によりジリジリ後退する。


"ギュォォーーン"


エビルドラゴンの叫び声が響き渡る。

「…すまない」

ディザスターがエビルドラゴンと立ち並び静かに言った。


ジークフリートがニヤリと笑い手札を翳す

Triumph(トライアンフ)によって、

次の俺のターン絶対装甲の王は1000パワーを上昇する」


ディザスター TC(タイムクリスタル)5⏩4。


「後4ターン…それが貴様に残された時間だ」


[ディザスターの残る手札1枚は先程から動かない、カウンタースペルでは無い事が確定したも同然だ]


ジークフリート、ディザスター共に手札一枚。


[仮に次のターン以降、カウンタースペルを引かれようが王の威光がある…]


無傷の絶対装甲の王、そして、消耗するエビルドラゴン。


試合を監視ルームから見ていたドゥクスが息を飲み込んだ。

それを横にパラパラはディザスターの考えを読む様に黄色い眼光で細く見る。

「風のマントによるカウンターで更なる逆転の目を潰されましたねディザスターは」。


詰まる様にドゥクスが頷く

「ええ、ようやく攻めに転じたと思えたけど、

これではジークフリートの言った様にこの先戦闘で勝つ事は難しいわ」


エビルドラゴンは3500のパワーに対し、絶対装甲の王はパワーは元々の実数値2800+500+1000=4300。


トライアンフによるパワー+1000のバフがある限りディザスターはこのまま押し切られる。


「このままではディザスターがジリ貧で負けるのが目見えて分かる、だが…」

パラパラは何か引っ掛かると言った様子を見せる

「何かあるって言うの?」

「ええ何か明確な瞬間、流れが変わる瞬間を待っている様にも見える」

「そうかしら、厳しい表情もしているしポーカーフェイスには見えないけれど」

「それはそのはずです、実力が拮抗すれば最後は"引き"つまりある程度は"運"が必要なのがカードゲームですからね」

「まさかジークフリートが言った様にディザスターは引きだけで勝負しているの⁈」

「ただの運任せでは無いはずですよ、

その状況、運や確率が絡む"状況を作り出す"のはあくまでプレイヤーの力、まだ何かある…」。


-第10ターン-

「ドロー」

引いたカードを確認し、ディザスターは宣言する。


「ターンエンド」

手札2枚。


何も動きを見せないディザスター、そしてジークフリートにターンが切り替わる。


ジークフリートの第10ターン。


手札が二枚となり、再び攻撃を仕掛ける。

「やれ絶対装甲の王…」

大剣バルムンクを振り翳しエビルドラゴンが黒槍で応戦する。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3500vs ATK4300

      -絶対装甲の王-ジークフリート

その刃がエビルドラゴンの残る方翼を切り裂いた。

「ディメンションソウルを取り除き、エビルドラゴンは破壊を免れる」


青い血飛沫が撒き散らされる。

流血をするもエビルドラゴンは槍を突き刺し、膝を付かない。


ディザスターのタイムクリスタルが再び砕かれる。--バキンッ…

ディザスターTC4⏩減少3。

エビルドラゴンDS(ディメンションソウル)3⏩2枚。

「引いたカードは使い物にならない様だな」


凱旋歌が鳴り響き、ジークフリートが高らかに宣言する。

「俺は手札を捨て、次の俺のターン絶対装甲の王はパワーを1000ポイント獲得する」

ジークフリート手札1枚。


これにより絶対装甲の王は次のターンも4300のパワーになる。


「あと3ターンだ…ディザスター!!」。

ジークフリートの鼓動が力強く脈を打つ。


-第11ターン-

「カードドロー…」

静かにカード引くディザスター。

「ターンエンド」

手札3枚。


後攻ジークフリートの11ターン目。


[呆気ない…同じ事の繰り返しだ]。


「絶対装甲の王のアタック…」

斬撃波がエビルドラゴンを襲い、青い鮮血がまたも吹き散る。


エビルドラゴンが槍を突き刺し堪えると、

身体の傷跡から青い血が滲み出る。


ディザスターTC3⏩減少2

エビルドラゴンDS(ディメンションソウル)2⏩1枚。 ATK3500⏩down3250。


「後2ターンだ」


再び、凱旋歌が鳴り響く…

「いい加減諦めろディザスター」


ジークフリートが手札をトラッシュに送ると、

タイムスペルのトライアンフによって、

ジークフリートが赤暗いオーラを纏いプレッシャーを放つ。

"その瞬間"

2ターンの間動きを見せなかったディザスターが動く。


「あぁ、奇遇だな。

俺もいい頃合いだと思った所だ」

ディザスターが正面を見据えカードを切る。


「"TS(タイムスペル) "驚天動地"」

タイムスペルにカウンター出来る。

そのタイムスペルを破壊する。

このゲームが10ターン以上経過している場合、そのエフェクトを無効にする。


雷が暗雲が引き裂き、凱旋歌が流れる聖域を破壊する…

「漸く静かになったな」。


フィールドが揺れジークフリートは目を見開き驚愕する。


「このタイミングで…」

「これにより次のターン絶対装甲の王のステータスは変わらない」。

Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3250 DS1。


-絶対装甲の王-ジークフリート

ATK3300 DS3


ジークフリートとディザスターの視線が打つかる。


「さっきのターン引いたのか、

このタイミングで!! 」

「…」

「だが一歩遅かったな」


「どうかな」


ディザスターの後方から風が流れた。

ターンが切り替わる。


-第12ターン-


「俺のターン」

ディザスター手札3枚。


この瞬間、

絶対装甲の王はパワーが1000上昇し、あらゆるエフェクトへの耐性を獲得する。ATK4300。

「この数値差、

やはり俺のターンに攻略するのは至難の技…」。


ジークフリートが嘲笑う

「所詮、結末は変わらん

インビジビリティクロークによってパワーが俺の絶対装甲の王を上回る事は無いんだからなぁ」


「ターンエンド」。


ジークフリートの12ターン目

「ドロー…」。

ジークフリートのドローカード


TSジークブレイブ

ジークフリート のパワーをアタック中500上昇しDM(ディメンションモンスター)同士のバトルに勝った時次の相手のドローを封じる。


[このドローカードが俺の勝利を確固たるものにした]。

ジークフリートの脳に勝利のビジョンが見える


ただでさえパワーが上回る絶対装甲の王のパワーを上げるカード、カウンターにすら屈しない。


「やれ!絶対装甲の王ジークフリート!!

パニッシュメントドラゴンスレイ」


魔剣バルムンクがエビルドラゴンに襲いかかる。


青い鮮血を流しながら黒槍を振るう

「タイムスペル!!」

ディザスターがカウンターする。


幻影翼(ファントムウィング)

このカードはパワー3000以上の自分のDM(ディメンションモンスター)が攻撃された時パワーを300上昇し、これはディメンションソウルに変化する。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3250 ⏩3550

「更にエビルドラゴンはディメンションソウル1枚につきパワーを250得る、

       これでパワーは3800!」

エビルドラゴンの失われた翼を黒炎が再現する。

唸るエビルドラゴンは勢いづき、黒槍がバルムンクを押し返す。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3800vs ATK3300

絶対装甲の王-ジークフリート


ジークフリートが叫ぶ

「そんなもので俺は止まらない!!」

互いのプライドを掛けた一撃。


[このバトル、ジークブレイブが成立すれば

ディザスターの次のドローは無い…!]


「タイムスペルジークブレイブ

ジークフリート のパワーをアタック中500上昇しDM(ディメンションモンスター)同士のバトルに勝った時次の相手のドローを封じる」


絶対装甲の王-ジークフリート

ATKup 3800…。


互いのディメンションモンスターのパワーが同値となり…バルムンクと黒槍が火花を散らす。


「パワーは同値だが相打ちでもジークブレイブのドローロックは発動する、そして次の貴様のリソースは無い…!!終わりだ」。


「まだだ…!

俺は2枚目の幻影翼(ファントムウィング)を発動する」…。


遂に失われたエビルドラゴンの両翼が黒の炎により再現する、勢いを増したエビルドラゴンが絶対装甲の王の大剣を押し返す。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3800⏩4100⏩4350…!!


""""ギュォォォォォォン---"""


エビルドラゴンの力強い咆哮が空気を揺らす、

しかし対面のジークフリートは揺るが無い。


ジークフリートが詰めの一手を指す。

「タイムスペル"王の威光"

これで沈め エビルドラゴン!!」

絶対装甲の王が光を掌から放出。


「絶対装甲の王 が居る時、

相手のDMを指定しタイムスペルによるパワーの上昇を無効化させる」。

王の力が幻影翼の上昇値であるパワー600を減少させる。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK4350⏩down 3750


「ディザスターまだカウンタースペルが手に有るなら使って見ろ」

プレッシャーを放ちジークフリートが言った。


ディザスターの眼光が鋭く光る

["やはり来た"王の威光]

伊達が気付かせてくれた、あのリプレイが有ったから決定的瞬間を狙った。

「"もう手札"にカウンタースペルは無い」。


ジークフリートが嘲笑う

「俺の勝ちだ!!カウンタースペルが無ければ、

次のターンはドローがロックされ貴様は何も出来無い…!!」


パワー3750のエビルドラゴンに、パワー3800となった絶対装甲の王が再び斬撃を浴びせに掛かる。


「それは違う…」。


パワーで押されたエビルドラゴン、、しかし、、

「クッ、…バカな」

ジークフリートが目の前の光景に後退する。


エビルドラゴンの黒槍が斬撃を受け止め、バルムンクを押し返す…


,,"「ファントムウィングのエフェクト」",,

両翼の黒炎が勢いを増し、エビルドラゴンが勢いづく。


幻影翼(ファントムウィング)が2枚ディメンションソウルにある時、ディメンションソウルを1つ使い、パワーを次のターンの終わりまで1000ポイントアップする…!」


「こんな事が、、バカな、、」…。


幻影の翼がエビルドラゴンに突き進む力を与える。

エビルドラゴンの黒槍はバルムンクを弾き、絶対装甲の王を後退させる。


「"慶次が"

    "伊達が"

        "俺の背中を押している"」

ジークフリートのその目にはディザスターの後方で支援する慶次と伊達の幻影を見せる。


"Phantom(ファントム)Lance(ランス)"


エビルドラゴンの黒槍が絶対装甲の王に一撃を与える…。


「俺は、、ニーベルンゲンをDS(ディメンションソウル)より排出し、破壊を免れる」


ジークフリート TC4⏩減少3。

手札0。

-絶対装甲の王-ジークフリートDS 2。

ATK3300。


ディザスター TC stay2。

手札1枚。

Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン) DS 2

ATK4500。


「クッ、、2ターン連続幻影翼を引いたというのか⁉︎」

ジークフリートが堪えるように言った。


変わらぬ表情のディザスターを見て、気がつく。


「いや、動きを見せなかった手札1枚が幻影翼だとすれば数ターンの間2枚目を引くのを待っていたのか⁉︎」。


ディザスターが口角を上げる。


-第13ターン-

ディザスターに手番が回る。

[ここでジークフリートがディメンションソウルを取り除けば、バルムンクとニーベルンゲンの能力で返しのターン再びエビルドラゴンを上回るだろう]。


[だが引くわけには行かない、

ジークフリートは手札リソースを使い果たした、

ここからは奴もデッキトップで戦うしか無い]。


「ゾクゾクするだろジークフリート」

正面を見据えてディザスターが言った。

「良い気になるなよ」。


「これでお前も俺と同じ状況って事だ」

「お前がバトルを仕掛ければ、

絶対装甲の王はエビルドラゴンを確実に超える」

「そうだな、けど決着はつかない。

だから結末を決めるのはカード次第だ」

「俺はこの世界に選ばれたプレイヤーだ

格の違いを知ると良い」。


「ディメンションモンスターはまるでプレイヤーの写鏡のようだな」

ディザスターが言った。

「その傷ついたエビルドラゴンと自分を重ねているのか?」

ジークフリートは皮肉に言った。


「もうすぐ分かる」。


「アタックだDisaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK4500 vs ATK4300

絶対装甲の王-ジークフリート


"Phantom(ファントム)Lance(ランス)"


エビルドラゴンのパワーが勝る槍は絶対装甲の王が操るバルムンクを跳ね除け、一撃を与える。


「ディメンションソウルのバルムンクを取り除き破壊を免れる」ジークフリートのクリスタルの破片が夜空に散る。

ジークフリート TC(タイムクリスタル)3⏩2。


「俺はターンを終了する」手札2枚。

ディザスターのターンが終わる。

そしてファントムウィングの黒炎の勢いが収まる。


エビルドラゴンのパワーは3500に下がる。


ジークフリートの13ターン目。

ドローにより手札1枚。

「この瞬間、DZ(ディメンションゾーン)

に表であるニーベルンゲンとバルムンクの能力が発揮される」


絶対装甲の王-ジークフリート/パワーup3300>>4300。


「やれ絶対装甲の王!!」

突き進む斬撃派がエビルドラゴンへ向かう。


ディザスターの手が動く

「タイムスペル

ディザスターダイレクト」。


「相手のアタック時デッキからカードをドローし、それがモンスターならスペシャルサモンし

攻撃を移し替える。

違うカードなら次のターンそれが手札に加わる」,


「カード…ドロー」


ディザスターのカードはモンスター

「コストを踏み倒し、スペシャルサモン

ディザスターピープル」。


ディザスターのフィールドにボロボロの衣服を纏う民衆が集う。


絶対装甲の王による斬撃派が民衆を滅する。


バキンッ「ック」


ディザスターのクリスタルが砕ける。

ジリッと後退り一言漏らす。

「もう後はない…」


ディザスター TC 2⏩last 1。


「この瞬間、ドラゴンチェーンを使用

このカードを捨てて相手の次のドローを封じる。

更にゲームが10ターン経過しているなら、

トラッシュのタイムスペルを選びデッキの上に固定する」


ジークフリートの放った、タイムスペルから鎖が出現し、ディザスターのホルダーを封印する。


「ディザスター俺は自分自身で運命を掴む

これが俺の強さだ」

ジークフリートが高みから見下ろすように言った。


「あくまで引きには左右されない

それがお前の選択か…」

ディザスターが俯き言った。


「貴様の次のドローは無い!

その残された1枚がパワーアップカードだとしても俺のタイムクリスタルは削りきれない」

ジークフリート TC stay2。


「ターンエンドださぁラストターンを足掻け」。

[俺はトラッシュからジークブレイブをデッキの上に置いた、これでエビルドラゴンを破壊し…

俺の勝ちだ…」。


-第14ターン-


「絶対装甲の王はこのターンまでニーベルンゲンとバルムンクによってパワーが上昇している、

そして相手ターン中、エフェクトへの耐性と1000パワーを獲得」


絶対装甲の王-ジークフリート

ATK4300⏩5300。


エビルドラゴンのパワーは3500。

そのパワー差は実に1800。

「タイムスペル1枚では埋めようの無い差だ」。


「ターンエンドだ」

ディザスターは手札を下ろし宣言する。


ジークフリートの14ターン目。

「遂に諦めたかディザスター、だが無理はない」。

絶対装甲の王のパワーは3300へと戻る。


「貴様は最後までカードを信じる、

そして仲間の力とか運頼みだったな」

ジークフリートがカードを引く。


「カードゲームは精神力を試す戦いじゃない

プレイヤーによるタクティクスと完璧なデッキビルドで成り立つ勝つべくして勝つ戦いだ」


「お前は俺に劣っているんだ!!

タイムスペル ジークブレイブ!!」

ジークフリート のパワーをアタック中500上昇しDM(ディメンションモンスター)同士のバトルに勝った時次の相手のドローを封じる。



再び使用されたジークブレイブにより、

絶対装甲の王操るバルムンクに力が集約される。


「終わりだ…!ディザスター」


-絶対装甲の王-ジークフリート

ATK3300⏩3800

         vs ATK3500

Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)


「滅びろエビルドラゴン!!」

「",,断罪(パニッシュメント)竜破断(ドラゴンスレイ),,"」


魔剣バルムンクによる全身全霊の一撃が当たりを焼き尽くす…。


最強の竜滅者(ドラゴンスレイヤー)の斬撃派が迫り、悪魔竜(エビルドラゴン)に滅びを与えようとする。

強烈な光が視界を奪う、その瞬間、ディザスターが頭を上げ鋭い眼光で最後のカードを解き放つ…


赤い眼光が揺めき幻影の翼で闇へと羽撃く、エビルドラゴン。


斬撃派が粒子となり流れて逝く…。


絶対装甲の王を前にディザスターが丸腰で佇む。


ディザスターのフィールドにはエビルドラゴンが居ない。

しかし…

ディザスター TC stay1。


ジークフリートは困惑する…

「バカな…!!何をしたディザスター!!

エビルドラゴンは破壊した!!何故貴様は消えない」。

ジークブレイブのエフェクトが終了し、ジークフリートの背後に着地する。

-絶対装甲の王-ジークフリート

ATK3800⏩3300。


パワーが元に戻った瞬間だった。


意識外からの一撃が絶対装甲の王に迫っていた。


「…TS ディザスターシュバルツランスアゲイン」

ディザスターは最後に残されたタイムスペルを使用していた。


「何…だと」


「エビルドラゴンが攻撃された時場にいない扱いにしバトルを無効化、その後エビルドラゴンが攻撃をする」


ジークフリートと場の絶対装甲の王が重なる。

首を回すと、背後からエビルドラゴンの黒槍が絶対装甲の王の背を刺していたのだ。


Disaster(ディザスター)Schwarz(シュバルツ)EVIL(エビル) Dragon(ドラゴン)

ATK3500 vs ATK3300

-絶対装甲の王-ジークフリート


バキンッ

クリスタルが砕かれる。

ジークフリート TC2⏩1。



「伝説の英雄ジークフリートは竜を滅し、

その鮮血を全身に浴びた」

鮮血はジークフリートの強固な鎧となったとされる、その為誰も彼を傷付ける事は出来なかった。

「だがその時、背中には菩提樹(ぼだいじゅ)の葉が張り付き

唯一そこだけは弱点となった」

ディザスターが淡々と言った。


「ック!!だが、、俺のタイムクリスタルは残ったぞ」


「最後は刺されて死ぬんだったな」

静かにディザスターが言った。

「何を言っている」

「ーーエビルドラゴンのエフェクト」

「オレが、、負ける」

ジークフリートが後ずさる。


「ーーこのカードのディメンションソウル2の状態で攻撃をヒットさせた時それが2回目の攻撃なら、ディメンションソウルを2使用し相手のタイムクリスタルを2破壊する」


「この能力は相手の攻撃もカウントする」。


「 Schwarz(シュバルツ)

Lance(ランス)

Again(アゲイン)


エビルドラゴンが瞬間的に姿を眩ませ、闇の帳から現れ黒槍がジークフリートのタイムクリスタルを砕く。


ジークフリート TC1⏩0。


「負けた…このオレがなぜだ…」

絶対装甲の王ジークフリートが粒子となる。

ジークフリートは自分の鎧の仮面を外す。


ジークフリートにディザスターは近づいて行く

「お前は他者を寄せ付けず

自分の可能性を自分で決めている

それが敗因だ」。


「俺は1人ではお前に敵わなかった…

だが俺には仲間がいた」

「… 何の意味が」

窶れたジークフリートと視線が合わさる


「初めは誰だってカードゲームは勝っても負けても楽しくてやるだろ?」


ジークフリートが過去の自分を思い出す。


「だがいつの間にか勝ちにこだわる、壁にぶつかる。

その時仲間が居れば壁を何度も乗り越えられる」


「だから俺は仲間と共に新たな可能性を切り開こうとしていたんだ」

ディザスターが詰め寄る。



「俺は…他者を見下し、寄せ付けず

初めに出来た仲間ですらもう居なかった。

自分の身体の不自由を言い訳にして

ゲームで勝つ事でしか自分の価値を見出せなかった」


「そうか…だがお前達のやった事は許されない

慶次や伊達、他の人達を自分の欲望の為に利用しているんだからな」

「あぁ落とし前はつける」

「言え パラパラの居場所を敗者の行方を

俺が全てを終わらせる」。


「敗者は今、この世界に囚われ魂の無い抜け殻だ…」

「…」

「やがて抜け殻の肉体は全てパラパラの傀儡になる、恐らく奴はエリアBにいる」

「隣のエリアか」

ジークフリートが頷く。


「、、セカンドステージでも大会が開かれ、

次の会場はエリアBを使用される、運が良ければ出会える」

「敗者はどこに隔離されてる」…。

ディザスターの質問の直後だった


ビュィィィーン

ホログラムとなったパラパラが2人の前に現れる。

「ジークフリート、貴方をデリートする」

マスケラの下から覗く黄色い眼光はジークフリートを硬直させる。


ジークフリートの呼吸が荒くなる、、

「ディザスター!!奴を倒せ!!」


ディザスターがホルダーを構える。


「残念ですが実態が無いので貴方と戦うのはまたの機会です フフフ」

パラパラは細く笑うと指を鳴らす。


--パチンッ--


ジークフリートの身体は粒子となり消滅する。


「仲間でも容赦しないのか」

「私に仲間など居ませんよ」

「そこがお前の限界だ」

「フッフフ ええ私の力は既に限界まで上り詰めてます、誰も届かぬ神の領域に」。


「ではいつかお会いしましょう、

貴方なら終局(ファイナルステージ)に至るでしょうね」。


ホログラムがアナログテレビのように消えて行く。



x月2日 

インターバル5日目が終わりを迎る。


めちゃくちゃ長い14ターンって長過ぎた笑

後書きまで辿り着いた方へ、お疲れ様でした

最後まで読んで下さりありがとうございました。


既に登場したカードをバトルに組み込む事を意識してるので、今回は過去1か2くらいで大変な勝負になりました。

効果を複雑にし過ぎると苦労します (苦笑い

でも毎回新しいカードばかり出し過ぎたら違う物になっちゃうし、キャラクターらしさだったりを守る為にも何回も同じカードを出した方が愛着が湧くんじゃ無いかなと考えてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ