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カードバトル/ダブルディティー  作者: KIRIー
絶対装甲の王 編
34/91

再戦 ~Revenge ~花之慶次vsジークフリート turn0

「伊達君。なんで…

何でここに居るんだよ」

俯き慶次は言った。


「お前が戦う理由を知ったからだ」

歩み寄りながら伊達は言った。

「来るなッ!!」

咄嗟に慶次が叫ぶ。


「これは僕の戦いなんだ…!」

慶次はジークフリートを睨む。


伊達は慶次の視線を追った。

「…ヤツがジークフリート、確かに見た目のゴツさ以上に何かとんでも無いオーラがビシビシ来るぜ」。


「ディザスターを庇った事は分かる

それでもテメェの戦いってのは分からねぇ」


慶次は詰まるように話す

「僕は本当は今頃この世界から消えていたんだよ、ジークフリートに負けてね」。


伊達の思考が痺れる、現実を飲み込めないからだ。

「負けた?、慶次が、?」。


「確かに一度目の戦いではディザスターを庇った、けどこの勝負は自分の為に戦っている。でなければ僕はジークフリートの敗北の印を取り消せないんだ」


「敗北の印?」


「ああ、破れた時に再度戦いを行う契約で、今奴に生かされていると言っても過言じゃない」


「ヤツは一体何者なんだ⁈」

伊達は首筋に寒気を感じる。


「ジークフリートはパラパラの仲間だ、

奴は強者と戦う事に生き甲斐を得ている

だから僕を生かした」。


「試合の邪魔をするのならば花之慶次を直ちにデリートする」

ジークフリートの言葉は伊達をその場に固着させる。


「待て、だったら慶次に俺はデッキを託す」

伊達はデッキを差し出す。


「伊達君悪いけど僕はそれを受け取らない」

慶次は自身のデッキを固く握る。


「お前意地になってる場合か、このデッキはディザスターさんが奴を予測して組んだデッキなんだぞ!」

伊達のセリフはジークフリートに関心を抱かせる

「ほぅ、そのデッキを使うも貴様の自由」。


「考えは変わらないよ僕は使い慣れたコレを使う、それがベストだと思うからだ。

…でも少し気になるな、それディザスターさんはどう構築してたの?」


「中速から終盤にかけて伸びる相手を予測して構築したデッキだ」

伊達は答えた。


それを聞いた慶次はデッキをステージにセットした。

「慶次!!」

伊達は目を見開く。


「覚悟が決まったようだな」。


「コレでいいんだ、、」

言いかけた言葉を慶次は胸の内に閉まう。

[この戦いもし僕が…。

だとすれば僕のこの選択は必ず未来に繋がる]。


「タイムクリスタルセットアップ」

慶次の覚悟が具現化された輝きが空に舞う。

「タイムクリスタルセットアップ!!」

ジークフリートの魂の自信が形となる。


『「サバイブ!!」』

2人の掛け声が夜の空を震わせる。


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