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カードバトル/ダブルディティー  作者: KIRIー
絶対装甲の王 編
22/91

絶対装甲の王(ジークフリート) turn2

慶次の呼び出したディメンションモンスター

前田利益は太刀をジークフリートに向ける


前田利益(まえだとします)

ディメンションモンスター

コスト4/パワー2000/ソウル2



「前田利益のエフェクト、自身のディメンションソウルを2つ取り除くことで相手のクリスタルゾーンのカードを破棄できる」

エフェクトの発動により前田利益は薙ぎ払うように太刀を振るい衝撃波を生み地面を抉りながらクリスタルに突き進む


ーーウォオラァアアーー


「疾風怒濤斬!」


「クッ」

タイムクリスタルからカードがドロップされ

ジークフリートは流すように見る

「ちょっとは効いた?」

慶次がニタリと笑う

「バトル!先ずは三Zoでアタックだ!」

3本の刀を右手に三Zoが低姿勢から跳躍しジークフリートのクリスタルを爪で抉る様にして破壊する


バキンッ!バキンッ!

ジークフリート タイムクリスタル残り8へ


「次は前田利益でアタック!」

素早い動きでクリスタルまでの距離を詰め一振りでクリスタルを破壊する


バキンッ!バキンッ!


ジークフリート タイムクリスタル残り6へ


「これでアタック出来るモンスターは居ないターンエンド」


「俺のターンだ」


なぜ平然とカードを引ける…

この状況でジークフリートには焦りが全く見られない、3ターン目にしてタイムクリスタルの残数は半分、開放値はしかも1つ…

僕が初見でこれを見せたプレイヤーは焦っていた、それに僕だってこれほどのスピード差を見せられれば流石に堪える


慶次 タイムクリスタル12


このターンの動き次第では決着がつく、どう来る…


ジークフリートが動く

「タイムスペルクロックブースト!」

「俺は手札からカードを捨てドロップから1枚をクリスタルゾーンへセット、俺がセットするのはゲート ニーベルンゲンをセットアップ」


「ゲートカード⁉︎」


「更に1枚クリスタルゾーンにセット

よって開放値は3」

「サモン!魔ノ竜」

ジークフリートが場に出したコスト3モンスターは黒竜でサイズ感は人間の2倍の大きさだ

「バトルだ、魔ノ竜で三Zoにアタック」


魔の竜 パワー300 vs

パワー800 三Zo


「パワーが低いモンスターでアタック、何か来る」

「魔ノ竜はアタック時自分のクリスタルが相手より少ないならデッキからタイムスペル竜血を加える事が出来る」

「俺は加えた竜血を発動する、自分の竜を持つノーマルモンスターが戦闘する場合倍以上のパワー差があれば勝利する」


「何ッ⁉︎」


 喰らい掛かる魔ノ竜に(さん)Zo(ゾー)がすかさず斬りかかるーー

ーー魔ノ竜の肉を切り裂き鮮血が溢れた。


 何度も斬る度に魔ノ竜を鮮血が覆い固まって行く、

固まった血液は強固な盾となり攻撃を通さなくなる

そして消耗した三Zoを魔ノ竜が喰らう!


-うぉぉぉ-

叫び声を上げる三Zoをグチャッりベチャりと喰らい尽くす。


慶次 TC(タイムクリスタル)残り11へ


「流石にやり返しにくるか」

「竜血を使った魔ノ竜はタイムクリスタルゾーンにセットされる」

「ターンエンドだ」


「こいつ…」

ジークフリートの開放値が一気に4に

油断はできない

「僕のターン」

「1枚クリスタルゾーンにセットし、

モンスターサモン 政虎!」


政虎

コスト4/パワー1300≫1600


慶次の場に腕を組み仁王立ちの前田利益の後方に政虎が参上し片膝をつく


「政虎のエフェクトは場に前田利益がいるなら常時パワー300上昇に登場時手札を1枚捨てさせる!」

ジークフリートは無言でカードをトラッシュに置く

「バトル‼︎」

このアタックが一度でも成立すれば高コストのディメンションモンスターを狙えず勝機を失う

「政虎でプレイヤーアタック!」

政虎が抜刀し、クリスタルに斬りかかる

「タイムスペル!」

「…」

やはり止めに来たが想定内だ

「バルムンクの宝玉!自分のタイムクリスタルが相手より少なく場にモンスターが存在せず相手の場にディメンションモンスターが存在する場合、このターン全てのアタックを無効にする!」

「全てのアタックを無効だと」


ジークフリートの放ったタイムスペルから青の宝玉が出現し青色のオーラを放ち政虎をタイムクリスタルを目前に動きを止める!


攻撃を止められた政虎は後方に着地しバトルを終了する

「バルムンクの宝玉のエフェクトにより

魔剣バルムンクをデッキからサーチする」


「アタックを一度は防がれる覚悟はしていたがまさか2体とも動きを封じられるなんて」


宝玉から放たれる力によりクリスタルに近く事が出来ない…

「ターンエンド」

ターン終了と共に宝玉が消滅しエフェクトが終了される。


「俺のターン」


このターンジークフリートの開放値は5つになる、ディメンションモンスターを呼び出される可能性も高い

「タイムクリスタルゾーンにカードをセット」

「…」

慶次は息を飲む、ここまでの動きを初めから考えていた事が驚異的なのだ…

これから来るであろうディメンションモンスターはコスト5か6なのは間違いない、其処までの繋ぎは此方の速度に対応するカードが採用されていた

それもピンポイントな効果なハズだが噛み合っている…計算道理って訳だ

「サモン!魔竜ウルム」

「⁉︎…」

フィールドにビリビリと時空の歪みが出現し魔竜ウルムが其処から現れる


魔竜ウルム コスト5/パワー1800


翼が生えているが脚は無く胴体は蛇のようで神秘的な姿をしている


「コスト5モンスターなのにパワーが低い、特殊能力持ちなのか…」


「ゆくぞ、魔竜ウルムで政虎にアタック」


魔竜ウルムは炎のブレスで政虎を破壊する


慶次 タイムクリスタル11➡️残り10へ

「政虎が破壊された時、前田利益のディメンションソウルに置く事が出来る!」


「ターンエンド」

バトルを終了しジークフリートから慶次にターンが移る

「ジークフリート戦って分かる…

強い、リードしていたはずだが差を着実に縮めて来る」

「そしてプレイに迷いが無く強い意志が感じられる…追い詰めてたはずでも何故だかこっちが追い込まれた気分になる…嫌な感じだ」


「このターンは絶対に詰めるッ!」

「ドロー」

真剣な表情でカードを引く慶次、そしてこの時勝利を確信していたのだった。


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