表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/38

機械化人の内臓に改造しないで!

 私の下腹部と口、そう体内へと通ずる穴に機械が入れ込まれていた。このとき呼吸器や消化器は詰め物”をされてしまい、口は猿轡さるぐつわをされたようになっていた。このときから私は自分の声を失ってしまった。


 私たち三人の被験者というか被害者は互いの姿が見えるようなポジションにカプセルが移動したので、今の自分の姿はなんとなく想像できた。


 腰と胸は金属質のような素材で出来たビキニアーマーのようなもので覆われ、口はマウスピースを嵌められたような感じになっていた。その部分は既に機械の体の一部みたいになっていた。


 その直後、私の髪の毛にロボットワームが伸びてきてジェル状の薬剤が付けられ、たちまちタマネギのような髪型にされてしまった。その直後いかれたようなサクラの声が聞こえてきた。


 「あなたたち、体内はもう機械の身体に順応できるように改造が進行中ですよ。あと一時間もすれば立派な機械化人の内臓になりますよ。もっとも、これからあなたたちの身体はガイノイドを構成する部品の一部になりますよ。わたしの経験を言わせて貰うと、機械の部品にこの体が成り下がるのは快感でした! なんだって全ての管理を機械がしてくれますから! ダイエットなんて簡単ですよ! 機械が最低限の栄養と必要な運動をさせてくれますから。そうすれば、無事に人間に戻る時には理想的な身体になりますよ。そうだ、一層のことオデブちゃんの強制ダイエットシステムとして売っちゃおうかな!」


 サクラは一人乗り気だったが、ガイノイドの部品の一部といわれ複雑な気分になっていた。わたしの身体を機械化人の内臓に改造しないで! お願いよ! でも大人しく機械の部品になるしかないだろうけど・・・



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ