包まれてしまう!
サクラといいレオナといい、この研究所は変な人ばかりだった。なんだって、そこそこ美人(?)なのに、わざわざロボットになるのが好き! なんていうのだから。それってなんかのフェチなの?
それはともかく、私の身体の中は変な事になっていた。体の中に変な機械が挿入されていたからだ! それって以前見たエッチな同人誌に出てきた触手? に犯されているような気がしたからだ。
実はこのとき、私の身体はロボットのように見えるように改造されていたのだ。食事をしたり呼吸したりしないように生体組織に直接酸素や栄養を送り込むように「加工」されていたのだ。もっとも「加工」といっても、サクラのように人間体に戻れる事はできるけど、自力では戻せない状態まで「加工」されてしまっていた。要は逃げ出して裏切ったら人間に戻れない! というわけだ。
私は激痛に耐えていたが、徐々に体が溶かされていくような気持ちで溢れていた。このまま人間ではなくなってしまうのではないかと感じていたからだ。それなのに私の両手足は拘束されていたので、大勢の研究員の前で機械に侵される恥ずかしい姿を晒す屈辱を受けていた! でも、そう感じるのも終わりのときがきてしまった。私の身体が人ではなくなってしまったからだ!
体内環境の機械化が完了したところで私が外骨格に包まれ始めたからだ。人間の私、さようなら・・・