表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/38

包まれてしまう!

 サクラといいレオナといい、この研究所は変な人ばかりだった。なんだって、そこそこ美人(?)なのに、わざわざロボットになるのが好き! なんていうのだから。それってなんかのフェチなの?


 それはともかく、私の身体の中は変な事になっていた。体の中に変な機械が挿入されていたからだ! それって以前見たエッチな同人誌に出てきた触手? に犯されているような気がしたからだ。


 実はこのとき、私の身体はロボットのように見えるように改造されていたのだ。食事をしたり呼吸したりしないように生体組織に直接酸素や栄養を送り込むように「加工」されていたのだ。もっとも「加工」といっても、サクラのように人間体に戻れる事はできるけど、自力では戻せない状態まで「加工」されてしまっていた。要は逃げ出して裏切ったら人間に戻れない! というわけだ。


 私は激痛に耐えていたが、徐々に体が溶かされていくような気持ちで溢れていた。このまま人間ではなくなってしまうのではないかと感じていたからだ。それなのに私の両手足は拘束されていたので、大勢の研究員の前で機械に侵される恥ずかしい姿を晒す屈辱を受けていた! でも、そう感じるのも終わりのときがきてしまった。私の身体が人ではなくなってしまったからだ!


 体内環境の機械化が完了したところで私が外骨格に包まれ始めたからだ。人間の私、さようなら・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ