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レオナの改造(2)

 レオナは身長がサクラよりも低く体格も小さいので、サクラが使っていたガイノイドスーツのサイズを調整して使う事になっていた。サクラはそのとき自分を覆っていた外骨格をもう一人の自分と言えるレオナの改造に使っているのが不思議な感じがすると感じていた。


 その外骨格が人間としての自分を否定し機械と同じ存在に変えていた事。そして病弱なレオナが自由に動けるようになることを。その代償としてレオナはこの研究所の中で備品と同じ扱いになってしまうが。


 でも、そういった感慨も人を機械にするという快感に比べたらちいさいものであった。生身の少女が機械と融合させられロボットの身に墜ちていくのを! 自分がそうなるのも気持ち良いけど、他の女の子を機械にするのも同様に快楽と感じているサクラだった。


 レオナが完全にガイノイドスーツに覆われ、サイバノイド・レオナになった時サクラの気持ちは至高の快感を感じていた。それを人は脳内麻薬に侵された病的な科学者というような状況だった。


 「サクラお姉ちゃん、レオナはガイノイドになってうれしいよ! こうやって自分の足であるけるんだから」


 レオナは下肢に備えられたアシスト機能によって立ち上がって歩行し始めた。そしてサクラの補佐を始めた。

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