サクラとレオナの会話(3)
「そうそうレオナ、あなたも三人と同じように備品扱いだけどいいかな?」
「それは慣れているよ。サクラ姉ちゃんと一緒でわたし達モルモットでしょ!」
「そりゃそうだね。まあモルモットとはいっても姿形は人間だったからね。でもあなたたち四人はガイノイドそのものだからね。まあしっかりやっていただきましょう!」
「ところで、わたし今は歩けるけど、元の姿に戻ったら歩けなくなるのよね?」
「そうだった。まあ、あなたの下半身だけサイボーグにするプランもあるけど、どうかな?」
「それって嫌だといったじゃないのよ」
「そうそう、そうだったわね。上半身が人間で下半身は機械というのも中途半端だしね。一層の事ガイノイドの姿でもいいかな?」
「それは魅惑的だわ。でも、どうせママが許してくれないでしょ! あの人は自分が機械の身体になるのは嫌だとごねているからね。いくらなんでも酷いよね。モルモットのクローンといっても、わたし達の身体を切り刻んだり改造したりしているのですから」
「実は決定事項ではないけど、あなたの下半身だけiPS細胞で複製する実験をやるそうよ。もし成功したら生身のままであるけるようになるかも」
「それはいいけど、その前にこの研究所の備品として頑張りますわ」
そういうとレオナは次のミッション起動へと向かっていった。




