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ガイノイドリポーター・パワーオン(4)

 サクラが着ていたサイバノイドスーツを着ている? ということはレオナもサクラと同じ嗜好を持っているのじゃないかとミキは何とかフェチではないかと思ってしまった。それにしてもわざわざ機械の身体になるのはなんていうフェチなんだろう?


 それはともかく、ミキは自分は機械の身体にされたことを思い出した。朝までの人間の姿は機械の部品として閉じ込められているのだから。でも身体の中から力が漲っているのを感じていた。


 「とりあえず、今日からあなたたち三人はうちの研究所の備品だからね! その備品の管理者はこのレオナだから指示には従ってね! そうそう逃げ出したりしないでよね、あなたたちは今やガイノイドだからね。無理にその外骨格を外そうとしたら死んじゃうかもしれないからね。でも一ヶ月頑張ったら報酬として百万円上げるわよ」


 えっ? 研究所の備品? 報酬百万円? なんか悪いジョークみたい! そう思って私は自分の頬を抓ろうとしたけど、固くて硬くて・・・やっぱ夢じゃないんだ! でも悪夢みたいだけど・・・


 「明日はあなたたちのお披露目だから、リハーサルしましょう! お人形さんたち!」


 お人形? そういえばわたしって演技が必要なバイトだといわれ、行ってみたら、大きなお人形さんの着ぐるみを着せられて働かされた事があったけど、あの時よりも非人道的だった! 中の人はいないというのが着ぐるみのお約束だけど、今の待遇はそのときよりも悪いと思うミキだった。

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