レオナの誘い
私が機械になる? そんな変なことが起こるのだろうか? しかしそれは現実だった。私が来てしまった研究所は人間と機械を融合させる技術などを研究するところだった。サイボーグのように二度と人間に戻れない技術から着ぐるみや機ぐるみのように着るだけどいうものまであった。
私たち三人が恐怖? 震えている時目の前にレオナがやってきた。彼女の外見はロボットそのものだったが人間の少女だと主張していた。彼女はメタリックなシルバーの外骨格に覆われ、顔は可愛らしいマスク、頭はオカッパヘアのようなヘルメットに送受信用のアンテナが付いていた。またシルバーのタンクトップにミニスカートを履いていた。しかも体型が華奢な少女で、人間のうえに直接コスチュームを着たようにも見えた。
「あなたたちも私の仲間になるのよ。正直な話人間体のままでも美しいわあなたたちは。でも機械に覆われて順応すればもっと綺麗になるわよ。それに人でも機械でもない素晴らしい体験が出来るわよ。いまのわたしみたいに」
その時、何か言い返してやろうと思ったけど、もう気管に”詰め物”をされていたのでしゃべる事が出来なかった。それを知っているはずなのに彼女はなおも続けた。
「そうそう、そこの美樹さんだったかな? あなたが一番サイバノイドへの適応可能性が高いわよ。そうサクラ姉ちゃんかいっていかから」
サクラ姉ちゃん? まさかレオナってあのマットな科学者の妹なの? 機械と一体化するのがすきなのは姉妹そろってなの?




