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RECORD0:プロローグ

─30世紀前半─


人類はその生活圏を地球の外側にまで延長し、世界一周旅行並みの費用があれば誰でも宇宙ステーションに宿泊する事が出来るようになっていた。

治安については20世紀前半の世界大戦を境に、国同士の大規模な戦争は起きていない。


…いや、正確には起こす事が出来なくなってきたのだ。

物資が底をついた訳ではない。むしろ資源については25世紀頃から世界規模での節約、再利用が行われ、27世紀の中盤には第三次産業革命によって画期的な技術が多々発表され、もはや資源の心配は無用と化していた。


その理由は、28世紀に起こった事故。いや、「事故」の一言では済まされないかもしれない。

誰もが予想しえた事なのに、誰も気にとめようとはしなかった事。

突如世界数十箇所の上空でオゾンホールが出現し始めたのだ。

原因は工業からの排煙、都市部からの排ガス。

資源問題が解決した影響でかえって工業の発達が鈍ってしまったのだ。

材料の心配がなくなり、誰も作る過程である工業に目を向けなくなっていたのである。

数千の化学物質が穿うがった穴は大きいもので直径1キロメートルに達し、そこから有害な太陽光線が直に地表に降り注ぐこととなった。

これに伴い国連は緊急サミットを開き、世界中の学者を招集し事態の打開に乗り出した。


しかし、地上ではすでに変化が起き始めていた。

被害地で生活する人間の中に不思議な力を持つ者が現れ始めたのである。

感情が昂ると周りの物が割れる者や、手をかざすだけで物を宙に浮かせられる者、怪我をしても異常な速度で完治する者など、力の性質は多種多様でその数は全世界で数十万人となった。

そしてそうした者達はその力を周りの者から気味悪がられ、差別の対象とされた。

国もそういった者達を「マイノリティー(少数者)」と呼んだため、溝は一層深まり各地でデモや暴動が起こる事もあった。

それでも、その能力を生かして危険な仕事に就いたり、差別から逃れる為に故意に力を使わない者が現れたことによって差別意識は徐々に薄れ、彼らの呼称も「AP(アビリティ・パーソン)」と呼び改められた。

だが、オゾンホールから注ぐ光は全ての人類において変化をもたらす。

それは犯罪者やテロリストも例外ではなかった。


29世紀後半から、世界各地でテロが発生。

それぞれのグループ同士で統制は無いものの、どのグループもメンバーにAPを含んでいた為、正規軍ですら苦戦を強いられる激しい戦闘に発展した。

その後、世界各地でくすぶっていた傭兵会社が一斉に商売に乗り出し、高報酬で一般人・APを問わず幅広く人員が募集される事となる。


そして今。

世界各地の傭兵会社の7割を締め、世界中どこにでも兵士を派遣できる巨大な傭兵会社、「サボーディネーション・コープス(通称SC)」が設立される。


そしてこの物語は、SCに所属する一人の男から始まる…



※ここからは作者の見るに耐えない駄文ですので読み飛ばして下さってもなんら問題ありません。と言うより読んだ方が時間の無駄かもしれません。


ここまで読破して頂きありがとうございます。作者のacruxです。

今回初めてここに小説を投稿させて頂きました。

まだまだ駆け出しの新人ですので途中、見辛い点が多々あるとは思いますが、正直作者の現時点の文章力ではアレが精一杯なのです(汗

ですが指摘を受ければ可能な限りの努力はしますので、感想・評価など時間があれば是非書き込んでって下さいな。酷評も心して受けとめますので。


さあ、プロローグ終りまして、次回より本編スタートです。

もし面白いと感じて頂いたのなら、本編も是非御覧下さい。

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