舞台
すいません。追加しました
――縁空市
東京の南西部、神奈川との境に存在する、人口2、3万人の小さい都市で、戦時中は子供たちの疎開地として使われた。
なぜなら、縁空市は東京にあるにもかかわらず、田や畑が普通に存在し、農耕が盛んな、のどかな都市でもあるからだ。
また、縁空市は山地が非常に多く、その中でも最も高い山である中尾山は、300年の歴史を持つ霊山として、日本、海外問わず、多くの観光客がやって来る。
それにもかかわらず、田舎であるため、縁空市には縁空駅という駅が、一つだけしか存在しない。
――縁空駅は、都心から何本も乗り継いで、行かないといけないため、休日や長期休暇を除いて、普段はあまり外からは人はやってこない。
ただし、観光客向けとして、駅周辺には商店街などがあり、常に縁空の人々でにぎわっている。
そして、そんなどこにでもありそうな、田舎都市、縁空市において一つだけ存在する高校がある。
その名も修験学園といい、樹達、縁空の高校生全員は外に出ることもなく、ここに通っている。
そこは、別に進学校というわけでもなく、部活も全国大会レベルなどではなく、特に特筆すべきところのない普通の高校である。
しかし今そんな場所で、死にたがりの少年と寡黙な美少女の1つの新たな伝説が生まれようとしていた……。
ようやく次から本当に本編(日常編)スタート!!次の話はいつでしょうかね……