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『アヤカシ一座の困り事』

作者: 空紀真可
掲載日:2026/06/13


○アヤカシ一座の困り事国の元ネ種。


○紅葉もみじ、アヤカシ一座の座長、神使狐。葉月はづき、アヤカシ一座の看板娘、泣き姫。陽天、喧嘩っぱやいイケメン、陽天。


†‡


○真空空真想像創造世界。アヤカシ一座の並ぶ屋台街。紅葉、葉月、陽天、フルーツ飴屋の店主。


▽紅葉「イチゴ飴食いてぇ。葉月、買ってきてよ」


葉月「はい、かしこまりました」


陽天「姫ひとりじゃ危ないだろう!、俺も行く!」


「ひっ、怒らないでくださいませ」


「泣くなよっ」


紅葉に頼まれてイチゴ飴を買いに行く葉月、に付き添う陽天。


しかし、


「イチゴ飴くれって言ってんだよ!」


「俺はそっちの娘さんにねだってほしいの!」


「店が客を選ぶなよ!」


「売らねえぞそんなら!」


「喧嘩はやめてくださいませ…」


陽天が店主と喧嘩し始め、泣いて止める葉月に、キュンとくる店主。


「おいおいこんな可愛いい彼女泣かせるなよ。ごめんな、娘さん、娘さんにはちゃんと売るから。…美味しいのになかなか売れないんだよなイチゴ飴…」


「客選んでるからだろ!」


「なんだと!、しかしいつもの綺麗なお狐様来ないしなぁ」


「紅葉様だ」


「唯一の客が紅葉様かよ」


「悩んでるなら手助けしてさしあげたいです」


うるうる、


「泣くな、手伝うから」


「はい!、では、」


葉月と陽天がイチゴ飴を舐める、泣いていた時とは違って唇染まってなんだか色っぽい葉月が「美味しい」とこぼす、と注目されて、売れるようになるイチゴ飴。


「陽天、唇染まって可愛いい」


「可愛いいのはおまえだろうが」


イチャイチャしだす二人、注目されて売れるイチゴ飴。


「お二人ともありがとうな、また来てくれ、売るから」


紅葉のぶんを持ち帰る二人。


紅葉「なんかいいことあった?、うまぁ」


唇を見て笑う二人。


葉月「お似合いですね」


紅葉「は?」


○真空空真想像創造世界。フルーツ飴屋の前。紅葉、葉月、陽天、店主、幼女。紅葉がイチゴ飴を食べていたら…。


▽「イチゴ飴がない…」


ガッカリする幼女、


目の前で最後のイチゴ飴を食べてる紅葉、


ごめんなさいと泣きだす葉月、


二人に怒る陽天、


「平然と食うな、あやまれ!、おまえ泣くな!、店主、なぜもう売り切れなんだ!」


イチゴ飴屋のお兄さんが渋い顔をする、

「売れるようにしたのおまえらじゃんか」


文句は返したがしかし、幼女を放っておけないのか、


「特別だ!」といろんなフルーツに飴をかけたものを手渡してくれた、


幼女「美味しそう」


紅葉「俺も欲しい」


美しい光景に注目されて、また売れる。


紅葉「ごめんな幼女よ、でもよかったな」


と紅葉がニコリと笑うとポーッとなる幼女、


「結婚してください!」


泣きだす葉月、

「ダメですぅうぅぅぅ…」


みんなに怒る陽天、


葉月をなだめながら断る紅葉、

「すまん、理由あって俺は独身主義なんだ」


幼女「嘘でいいんです!、実は婚約者が決まりそうで…」


紅葉「貴族か」


「いえ、おばあちゃんが体調悪くて、おばあちゃんの決めた相手と婚約してほしいって…、会ってみたら好みじゃなくて…、イケメン金持ち一途系つまりハイスペで…」


陽天「何が嫌やなんだよ!」


コソッ、


紅葉「偽婚約者になるよりも幼女と婚約者の間を取り持つほうがいいな」


葉月「しかし、好みじゃないと…」


「金と顔があれば上手くいくだろ」


陽天「そうゆうもんか?」


葉月「あの、どのような方がよいのですか?」


幼女「可愛いらしい方がよくて…」


紅葉陽天「「葉月は渡さん!」」


幼女「いいえ!、そういう意味ではなくて、その……」


「「葉月では不服か!?」」


幼女「はいっっっ!」


葉月「はいっっっ!」


○真空空真想像創造世界。幼女の家。紅葉葉月陽天、幼女、婚約者候補。とりあえず会ってみる。


▽幼女「こんにちは」


婚約者候補「こんにちは。あの…、こちらの方々は?」


「お友達です…」


紅葉「気にするな、イケメン」


葉月「ごめんなさいっ、お金持ちな方」


陽天「泣くな! 泣かすなハイスペが!」


婚約者候補「すみません」


幼女「あの、あの、……」


婚約者候補「はい?」


紅葉「話すより慣れろ、これを食えっ」


テーブルに乗せられたのはあのフルーツ盛り飴。


幼女と婚約者候補「「わー!」」


婚約者候補「これ美味しいですね」


ニコッ、


幼女「可愛いい…」


紅葉葉月陽天「「「え?」」」


紅葉「よ、よしっ、これで解決だな!」


葉月「よかったです…」


陽天「泣くな! 甘すぎる!」


縁が結ばれこれで解決。


○真空空真想像創造世界。アヤカシ一座の舞台。紅葉、葉月、陽天、味方、暴族。VS暴族。


▽アヤカシ一座の舞台では、それぞれが舞う。特異な容姿に特別な舞。それが売り。


「汚えなぁ〜」


そこに入ってきていきなり文句をたれた客がいた。


「何がアヤカシだ、獣人だろただの。くせぇくせぇ!」


「汚ぇのもくせぇのもダセェのもてめえだお客様」


紅葉が止めた。


「狐か?、顔は良いのにもったいねぇ。耳と尻尾削ったら相手にしてやんよ」


葉月が割って入った、


「やめてください!、泣きますよ!」


「へぇ、可愛いいなおまえ、おまえもアヤカシか?、どこが人じゃないんだ、見せてみろよ」


「う……えぇぇ……」


「泣くな!」


陽天が来た、よかった。と、


「娘さんを泣かすとは、粋じゃねえなぁ!」


「店主さん!」


「グエッ」


悪い客が吹き飛ぶ、しかし、


バサリ、


一座のテントが切り裂かれ、外を見ると、暴族が取り囲んでいた。


「おまえら、やれ!」


「きゃー!」


叫んだのは葉月だけ。


他の客も逃げない。


「?」


悪い客に疑問が浮かぶ。


「逃げないのが不思議かい?」


「我々はみなアヤカシ一座に世話になった者だ」


「逃げるなら演者が最初」


「戦うなら、我らが最初」


「悪く思うなよ」


なんと、


お客様が戦っている。


陽天と店主は並外れて強い。


紅葉は葉月を守る。


「なんだ、こいつら……」


外側から警備兵が来た。


幼女「大丈夫ですか、みなさん?!」


婚約者「行け!」


警備兵が暴族を襲う。


「なんなんだおまえら……」


紅葉「情けは人の為ならず」


葉月「助ければ助けたほど」


陽天「周囲が味方になるもんだ」


「「「アヤカシ一座の掟おきて、くらいな!」」」


暴れる暴れる。


暴族より暴れる。


こうして、アヤカシ一座の危機は回避された。


そして、後日、


「「「みなさま、ありがとうございました」」」


美しい舞が食事とともに披露されたとな。


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