『アヤカシ一座の困り事』
○アヤカシ一座の困り事国の元ネ種。
○紅葉もみじ、アヤカシ一座の座長、神使狐。葉月はづき、アヤカシ一座の看板娘、泣き姫。陽天、喧嘩っぱやいイケメン、陽天。
†‡
○真空空真想像創造世界。アヤカシ一座の並ぶ屋台街。紅葉、葉月、陽天、フルーツ飴屋の店主。
▽紅葉「イチゴ飴食いてぇ。葉月、買ってきてよ」
葉月「はい、かしこまりました」
陽天「姫ひとりじゃ危ないだろう!、俺も行く!」
「ひっ、怒らないでくださいませ」
「泣くなよっ」
紅葉に頼まれてイチゴ飴を買いに行く葉月、に付き添う陽天。
しかし、
「イチゴ飴くれって言ってんだよ!」
「俺はそっちの娘さんにねだってほしいの!」
「店が客を選ぶなよ!」
「売らねえぞそんなら!」
「喧嘩はやめてくださいませ…」
陽天が店主と喧嘩し始め、泣いて止める葉月に、キュンとくる店主。
「おいおいこんな可愛いい彼女泣かせるなよ。ごめんな、娘さん、娘さんにはちゃんと売るから。…美味しいのになかなか売れないんだよなイチゴ飴…」
「客選んでるからだろ!」
「なんだと!、しかしいつもの綺麗なお狐様来ないしなぁ」
「紅葉様だ」
「唯一の客が紅葉様かよ」
「悩んでるなら手助けしてさしあげたいです」
うるうる、
「泣くな、手伝うから」
「はい!、では、」
葉月と陽天がイチゴ飴を舐める、泣いていた時とは違って唇染まってなんだか色っぽい葉月が「美味しい」とこぼす、と注目されて、売れるようになるイチゴ飴。
「陽天、唇染まって可愛いい」
「可愛いいのはおまえだろうが」
イチャイチャしだす二人、注目されて売れるイチゴ飴。
「お二人ともありがとうな、また来てくれ、売るから」
紅葉のぶんを持ち帰る二人。
紅葉「なんかいいことあった?、うまぁ」
唇を見て笑う二人。
葉月「お似合いですね」
紅葉「は?」
○真空空真想像創造世界。フルーツ飴屋の前。紅葉、葉月、陽天、店主、幼女。紅葉がイチゴ飴を食べていたら…。
▽「イチゴ飴がない…」
ガッカリする幼女、
目の前で最後のイチゴ飴を食べてる紅葉、
ごめんなさいと泣きだす葉月、
二人に怒る陽天、
「平然と食うな、あやまれ!、おまえ泣くな!、店主、なぜもう売り切れなんだ!」
イチゴ飴屋のお兄さんが渋い顔をする、
「売れるようにしたのおまえらじゃんか」
文句は返したがしかし、幼女を放っておけないのか、
「特別だ!」といろんなフルーツに飴をかけたものを手渡してくれた、
幼女「美味しそう」
紅葉「俺も欲しい」
美しい光景に注目されて、また売れる。
紅葉「ごめんな幼女よ、でもよかったな」
と紅葉がニコリと笑うとポーッとなる幼女、
「結婚してください!」
泣きだす葉月、
「ダメですぅうぅぅぅ…」
みんなに怒る陽天、
葉月をなだめながら断る紅葉、
「すまん、理由あって俺は独身主義なんだ」
幼女「嘘でいいんです!、実は婚約者が決まりそうで…」
紅葉「貴族か」
「いえ、おばあちゃんが体調悪くて、おばあちゃんの決めた相手と婚約してほしいって…、会ってみたら好みじゃなくて…、イケメン金持ち一途系つまりハイスペで…」
陽天「何が嫌やなんだよ!」
コソッ、
紅葉「偽婚約者になるよりも幼女と婚約者の間を取り持つほうがいいな」
葉月「しかし、好みじゃないと…」
「金と顔があれば上手くいくだろ」
陽天「そうゆうもんか?」
葉月「あの、どのような方がよいのですか?」
幼女「可愛いらしい方がよくて…」
紅葉陽天「「葉月は渡さん!」」
幼女「いいえ!、そういう意味ではなくて、その……」
「「葉月では不服か!?」」
幼女「はいっっっ!」
葉月「はいっっっ!」
○真空空真想像創造世界。幼女の家。紅葉葉月陽天、幼女、婚約者候補。とりあえず会ってみる。
▽幼女「こんにちは」
婚約者候補「こんにちは。あの…、こちらの方々は?」
「お友達です…」
紅葉「気にするな、イケメン」
葉月「ごめんなさいっ、お金持ちな方」
陽天「泣くな! 泣かすなハイスペが!」
婚約者候補「すみません」
幼女「あの、あの、……」
婚約者候補「はい?」
紅葉「話すより慣れろ、これを食えっ」
テーブルに乗せられたのはあのフルーツ盛り飴。
幼女と婚約者候補「「わー!」」
婚約者候補「これ美味しいですね」
ニコッ、
幼女「可愛いい…」
紅葉葉月陽天「「「え?」」」
紅葉「よ、よしっ、これで解決だな!」
葉月「よかったです…」
陽天「泣くな! 甘すぎる!」
縁が結ばれこれで解決。
○真空空真想像創造世界。アヤカシ一座の舞台。紅葉、葉月、陽天、味方、暴族。VS暴族。
▽アヤカシ一座の舞台では、それぞれが舞う。特異な容姿に特別な舞。それが売り。
「汚えなぁ〜」
そこに入ってきていきなり文句をたれた客がいた。
「何がアヤカシだ、獣人だろただの。くせぇくせぇ!」
「汚ぇのもくせぇのもダセェのもてめえだお客様」
紅葉が止めた。
「狐か?、顔は良いのにもったいねぇ。耳と尻尾削ったら相手にしてやんよ」
葉月が割って入った、
「やめてください!、泣きますよ!」
「へぇ、可愛いいなおまえ、おまえもアヤカシか?、どこが人じゃないんだ、見せてみろよ」
「う……えぇぇ……」
「泣くな!」
陽天が来た、よかった。と、
「娘さんを泣かすとは、粋じゃねえなぁ!」
「店主さん!」
「グエッ」
悪い客が吹き飛ぶ、しかし、
バサリ、
一座のテントが切り裂かれ、外を見ると、暴族が取り囲んでいた。
「おまえら、やれ!」
「きゃー!」
叫んだのは葉月だけ。
他の客も逃げない。
「?」
悪い客に疑問が浮かぶ。
「逃げないのが不思議かい?」
「我々はみなアヤカシ一座に世話になった者だ」
「逃げるなら演者が最初」
「戦うなら、我らが最初」
「悪く思うなよ」
なんと、
お客様が戦っている。
陽天と店主は並外れて強い。
紅葉は葉月を守る。
「なんだ、こいつら……」
外側から警備兵が来た。
幼女「大丈夫ですか、みなさん?!」
婚約者「行け!」
警備兵が暴族を襲う。
「なんなんだおまえら……」
紅葉「情けは人の為ならず」
葉月「助ければ助けたほど」
陽天「周囲が味方になるもんだ」
「「「アヤカシ一座の掟おきて、くらいな!」」」
暴れる暴れる。
暴族より暴れる。
こうして、アヤカシ一座の危機は回避された。
そして、後日、
「「「みなさま、ありがとうございました」」」
美しい舞が食事とともに披露されたとな。




