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ロト6で6億を手にした女  作者: 村木楓子


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1/3

当選確定の朝

ある日突然6億を手にした女の激変人生のはじまり。

手放しで喜んでいられない。当たれば当たったでいろいろ心配が・・・

ピンチの私が億万長者に!

「今日がまた始まった…」


夫の悠太ゆうたを仕事に送りだすために弁当を作らなくてはならない。

悠太の仕事は朝早いため3時半起きなのである。

私は楓子ふうこ、三姉妹の真ん中で結婚が一番遅かった為家を継ぐはめになったのである。

悠太はそこの事情を考慮し婿養子になってくれた。それには感謝している。

家を継ぐと言っても、名家でも大地主でも商売をしているわけでもない。

今となっては年老いた母と、性格の悪い祖母の介護に追われ、築50年の古い家でパッとしない日々を送っていて、後悔する時も多々あるのであった。


ある日、悠太を仕事へ送りだし愛犬の散歩をし一息ついている時

「あっ、今日は火曜日だ。ゴミ出しとロト6の結果をみなきゃ」

いつもの曜日ごとのルーティンを始めた。ゴミを出してスマホを見ながら購入用紙を財布から取りだす。

毎週1回3口だけロト6を購入しているが、ルーティンになっているため、キャリーオーバーになっているかなどは気にしていない。当たるとも思っていない、決まった数字があるわけでもない、ただ毎週購入しているだけの「くじ」なのである。


ましてや今回は43個の数字のうち若い番号ばかり買ってるものもあった。

(こんなに数字がかたよってちゃね・・・買う時ちゃんと直せば良かった)

そう思いながらの当選確認だった。


「6」「7」「10」「11」「18」・・・にじゅ・・・ 「20!」


(えっ!うそでしょ!当たってる!)

心の中で叫んだ!もう一回見た!

一等でしょ!キャリーオーバーだったみたい!

()()()1()()()()()()()()()()()()()


ここから6億を手にした女の激変人生が始まるのであった。


当たって欲しいとは思っていた。狙うはもちろん一等だった。


6億・・・ 現実味が無かった。


とりあえず財布に購入券をしまい、いつもの朝日常を何食わぬ顔でおこなった。

ただ、心には一定の”ゆとり”があったことは確実なのである。


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