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ハチャメチャな世界でわたしが奮戦する物語   作者: タラコパスタ
はじまりの物語 グリモンド王子との邂逅
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グリムンド王子とお買い物

「では、今日は魔物退治に出かける前に武器屋や道具屋で必要なものの買い物をしませんか?」

「余には、どういうのが必要なのか判らないので、ジュリエッタの方で見繕ってくれないか?」

「フフフ 良いですよ。お任せください。」


グリムンド王子と一緒に武器屋に行きました。

まずはグリムンド王子の装備ですが、これは軽くて丈夫で動きやすい『くさび帷子かたびら』が良いと思います。

「これなんかニンジャみたいで恰好よくありませんか?」

「お、シノビがよくつかう鎧だな。うん、軽いし動きやすいので気に入ったぞ。重い甲冑とか言われたらどうしようかと思っていた。」

この王子はどこでシノビとかとかを覚えてくるのだろうと思いました。

「では武器はこれに合わせて、忍び刀にしますか?」

「それでいいぞ」といいつつ、忍び刀とは別に仕込み杖を手に取っておきます。

「こちらも買っておきましょう。これって仕込み杖といって杖なのですが中に刀が仕込まれています」

子供はこういうのが大好きなはずです。

あと装備に合わせてニンジャ用の黒衣と手裏剣とかクナイ、折り畳み式の弓矢とか、あとは遊び心でヌンチャックとか6節棍も買っておきました。


わたしの武器??聖女の武器といったらメイスです。軽くて丈夫なのを使っています。

着ている法衣は加護付の法衣で、そこら辺のプレートアーマーに比べたらよっぽど防御力があります。


王子の装備の費用を店主に払って、ちょっとした山のような武器防具を、神様から授かったストレージに入れます。

ストレージと言うと、購入した武器が消えました。


「ななな、、なんだそれは。そなたは物を消すこともできるのか?それってまた出すこともできるのか?」

「これはストレージというスキルです。MPは消費しないで出し入れできますが秘密にしておいてくださいね。これってとても便利なんですよ」

「そうなんか、さすがは聖女と言われた人だ。これは凄いものを見せて頂いた。」


次は道具屋ですね。

回復薬も毒消し薬もわたしには必要はないのですが、グリムンド王子に持たせておくのはいざと言う時のためで、100個づつの大人買いをしてます。

「お客さん、そんなに持てるのですか?こっちは商売なので助かるのですけど。」と店主が心配して聞いてきます。

「大丈夫です。大容量マジックバックを持っていますから」

と答えたらグリムンド王子から、また白い目で見られています。


次はMPポーションです。わたしのMPは膨大なものですので簡単にはなくならないのですがグリムンド王子はそうはいきません。こちらも大人買いをしておきました。

「余はそんなにお金を持っていないぞ。大丈夫なのか?」

「このくらいは大丈夫です。こう見えてもわたしはお金持ちですし、後日お父上様に必要経費として請求させて頂きます。」

実は金貨なら1万枚以上を持っていますし、依頼達成したら王宮に請求すればいいやと思っています。いざとなれば王宮に必要経費だと言ってツケを廻しても問題ないはずです。

「そういえば旅をするならテントがいると思うのだが大丈夫か?」

「テントよりいい方法があります。わたくしにお任せ下さい。」


道具屋を出て、その足で家を買いに行くことにしました。

リビングと個室5部屋、キッチン トイレ お風呂付き、更には礼拝室のある家が売りに出されていました。

家の中も手入れされており綺麗だったので即買いです。

次は雑貨屋で寝具、家具、調理器具、果てには馬とか馬車とかも購入しておき、次々とストレージに収納しておきました。

グリムンド王子があきれた顔で見ているのが、少し面白かったです。

ストレージの中では生き物も生きたまま持ち運びができます。

マジックバックには無理なんですけどね。


晩御飯は?今日はさすがに街の食堂で食べることにしました。

グリムンド王子には庶民の郷土料理でオーク肉のソテーが珍しかったようで、おいしいのもあり大変大満足のご様子。

じつは比較的安い定食だったのですが、お子様舌だったようで助かりました。

さすがにここまでくると精神的にも疲れてきたので、今日は購入した家でお休みをすることにしました。まずは神へのお祈り、そしてグリムンド王子への座学、就寝。


もちろんグリムンド王子とは別の部屋です。

おやすみなさい。



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