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ハチャメチャな世界でわたしが奮戦する物語   作者: タラコパスタ
はじまりの物語 グリモンド王子との邂逅
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ロードの街の冒険家ギルド

ロードは小さな街ですので冒険家ギルドはすぐに判りました。

かなり遅いので誰かいるかなあと思ったのですが、明かりがついていたので中に入っていきました。

冒険家ギルドの職員が素材の買い取り業務を終えた所でした。

魔物退治の冒険家は遅くに帰ってくることが多く、素材の分解や素材買い取りのギルド職人も遅くまで残っているのが多いのが普通です。

ギルド職員は、

「あら、勇者パーティ『龍の輝き』のジュリエッタ様ではないですか?こんなに遅くに何か御用でしょうか?」

実は、私って結構有名人なんです。

勇者アーサーと旅をしながら、お小遣い稼ぎとして行く先々でケガ人や病人の治療をしていました。

軽い部分欠損くらいなら格安で施術していましたし、失明とか手足が切断されている人であってもお金は後払いで治療しておりました。まあお金が払えない場合でも、こっそりと出世払いにしていましたので人気だけはありました。


「あのお、今回勇者パーティを抜けることになったので、今度は冒険家になろうかとご挨拶に来ました」

「ななな、、、なんでジュリエッタ様のような方が勇者パーティを抜けるようなことになったのですか?」

まあ普通はそうなりますよね。経緯を話したところ

「明日、もう一度冒険家ギルドに来て頂けますでしょうか。正式なギルドカードの発行とギルドからの特別依頼を出しておきます。けっして損はさせませんので勝手に移動はしないで下さいね。」

「はい?」

「お泊りは教会でよろしいですね。」

「はい??」

その日は、これ以上話すこともないので教会に戻りました。


教会に行けばとにかくお祈りです。お祈りをすれば経験値が溜まり、基礎レベルやスキルレベルが上がりますのでやらない手はありません。

他の人は熱心に神を崇めているのだなあと感心してくれているのですが、実はお祈りは経験値を稼ぐためと言うのは教会関係者だけの秘密となっています。

普通は鑑定でもしない限りレベルなんか見れませんので外部に漏れることはまずありません。


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