28話
「ってのが4年前の話だ…」
「…なるほどそんな事が…」
俺はカンナに俺とダイヤが体験した事を話した。
「はぁ…こんな事、あんまり言えないからな…もう少し時間が経ってから話そうと思ってたんだけど…」
「だとしても、タマキさまがダイヤさんをお兄ちゃんと呼ぶのはおかしいです!」
「ん…まぁそれはそんなんだろうけどな…これは俺なりのケジメの付け方なんだ。」
「は、はぁ…まぁタマキさまがそう言うなら…」
「理解してくれて助かるよ。」
「それでも!納得はしてません!」
カンナは頬を膨らませて不満をあらわにさせる。
「私もお姉ちゃんって呼んで下さい!」
「えぇ…」
「ほら!ほら早く!」
カンナは目を血走らせている。
「おいおいカンナさん、タマキは俺の妹だぜ?」
「俺の身体はな?話をややこしく、しないでくれダイヤ…」
(ダメだ…話の収集が着かないぞ…)
「タマキくん!ご飯出来たよ!」
「ナイスだチュチュ!良いとこにきた!」
「えっ」
俺はちょうどよく来たチュチュを引っ張って、俺が居た位置に座らせた。
「おっ!乳のデカい姉ちゃん!」
「げっ…ダイヤ…なんでこの部屋に…」
「ちょっとネズミ女!邪魔なんやけど!?」
「い、田舎女まで!?ちょ、ちょっとタマキくん!?」
「悪いチュチュ!また後でな!」
俺は面倒な状況にチュチュを身代わりにして朝食を摂りに1階へと降りた。
「おはよう、みんな。」
「ん〜…おはよう〜…」
「よく眠れたか?タマキ殿?」
「おはようございます!タマキさま!」
「あれ?シヨウは?」
シヨウの姿だけ見当たらなかった。
「シヨウはずっと作業にかかって居ます。」
「心配なようなら、飯を持って行ってやるといい!」
「ん〜…これ、もっていきな〜…」
モモは俺にとんでもなく重い重箱を渡した。
(重…ッ!何入ってんだこれ…)
「わ、わかった…じゃあシヨウに持って行くよ…」
「シヨウによろしくのぅ!」
「私は…もう寝る…」
「サボってたらぶっ飛ばしてやってください!」
「あ、あはは…わかったわかった…」
(セイケンはほんとシヨウを目の敵にしてるなぁ)
俺は自分の朝食とシヨウの弁当を持ってシヨウの作業場へと向かった。