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わたし、メイド、なりたい。 設定

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●主人公の成り立ち

異世界の武人が戦で亡くなり、とある神様にその魂を拾われる

あるべき寿命を迎えてないため、他の世界で残りの寿命を全うするために転生される

転生される前に武人は自身の片割れである刀"黄泉渡り"を転生先に引き継ぎで持っていって欲しいと願い、神はそれに応える

転生のいざこざをなくすため、神の落とし子として今は絶滅した神話の獣人族で生まれることになった

山奥でひっそり暮らす弱小貴族の父はある日の夜に神から天命を授かる

近くの古びた神殿に落とし子がいると、それを立派に育てなさいと、その者の名はハルカだ、と

神の落とし子なので異常な精神の成長に驚かず、武人から前世の記憶があると言われても納得してもらえた

両親と義姉に愛でられながら育った武人はメイドと言う職に関心を持ち始めた

主君のために命を賭して散った武人は彼の者に憧れ、ついには自分の将来として定めた

それを家族に相談し、姉には反対されたが両親は許諾してくれた

名の落ちた没落に身分は関係ないと両親は言ったため、12の歳になった武人は学園に入学することになった

メイド曰く、正式になるには学園を卒業しなければいけないとのこと、これで半人前だという、あとは実践で一人前になるのだ

同い年なので義姉も追いかけるように入学

武人は従者科、義姉は普通科になった

ある日、アスカ先生から緊急収集された

以前から武術の才を遺憾なく発揮していた武人に声が掛かったのだ

話によると、複数人の生徒が盗賊に誘拐されたらしい

最悪なことに義姉もそれに含まれているとのこと


誘拐事件から1ヶ月後、マリアは学園長の命で闘技祭にハルカを出場させるために闘技場に鍛練しに来ている

その時、偶然ニィーダと会う

ニィーダも闘技祭に出場するため鍛練していると言う

そこでニィーダの後ろに控える奴隷が、ハルカの自己紹介に反応する

ハルカも奴隷が誰かに似ていると感じた

が、奴隷の身分で自由に動けないのでことの詳細には触れられなかった

ニィーダと対戦する前にマリアに仕切られた賭けを約束する

シズクの奴隷権を解放するか、ハルカが奴隷になるか

この闘技場のあとにニィーダの人気が落ちマリアの従者に注目が集まる



●「あなた、その前に、異種族での結婚は法律で禁止されてるのご存じないの?」

「・・・え、?」

最初の告白で知らされる法律の壁、ハルカはマオにその事を聞いたら知っていたと言う。だがマオは、ハルカの種族はとうに絶滅しているから子孫を増やすためには必ず別の種族としなければいけないから関係ないと、説明する。なのでマリアが自然と惹かれるように努力すればいいとアドバイスを受けたハルカは以後メイド候補生として勉めつつ鍛練を怠らなかった。

後日マリアからもマオに相談された。曰く、ありがたいが未だ心の整理がつかない模様。今までの男性像とは真逆の姿で、男性なのに女性に献身的な立ち位置にいようとするハルカの言動が、まだ理解できない、と。ようするに今までのイメージを崩されるのが嫌だからハルカの求愛を拒んでいると理解したマオは、今まで通りに接してほしいとアドバイスした。その実、マリアは遅からずハルカの勇姿を見れるときが来るから。そしてその時の守る男らしさを知れば自ずと好きになるのではと考えていた。





●二人のお嬢様と義姉が武人の従者権を巡って争っていたとき、武人が三人に対し、決闘で勝敗を分けよと命じ、この後の長期休暇は彼女たちの実家の話になる、負けた人は勝ったところに泊まりに行く



●ニィーダとシズクの関係

ニィーダの家は共和国でも有力な貴族で、その豊富な資金をつかい、いろんな事業に支援して民衆から高い評価を受けている。が、それは表の顔で、裏ではコトルフ教団と結託し非合法の人身売買をしている。コトルフ教団の召喚失敗で召喚された人間を闇市場に流すことで莫大な利益を得ている。

シズクもこの召喚の犠牲者で、本来なら調教か洗脳を施され、市場に行くのをたまたまニィーダ家の視察でニィーダの目に留まり、そのまま奴隷で連れられた。シズクも最初は救ってくれた恩でニィーダを感謝していたが、その後の数週間、彼の所業を見たシズクは嫌気を感じ、以後明るい顔をしなくなった。





●学園を卒業しないと就職することができない。それ以外はバイト。

学園は、学と技術さえあれば入学費は無く、寮生活することができる

ハルカ、ウィン&ディーは中級クラス

↑ハルカの異質さに興味が湧いたウィン&ディーは彼女と友達になる

ウヅキ、リンネは初級クラス

↑最初は他人だったが寮でハルカに会いに来たリンネと遭遇し、以後知り合いになる

マオ、ノノン、マリアは上級クラス

↑三人は成績優秀者で有名に。マオとノノンは最初から友人に、マリアとは最初は弟の件で敵意を出していたが誘拐事件をきっかけに姉弟ともに認識を改め友人になる




●時系列(ハルカ中心に)


0歳:フラッドに拾われる。姉のマオ誕生。

1歳:(マオ)が喋り始めたので真似し始める。魔力の操作で姉が魔力酔いになる。姉が種族魔法の特訓しているのを見ながら、自分は魔力の抑え方を特訓する。

1歳半~3歳:(マオ)と普通に会話しているのをサクアに発見される。初級魔法を学んだ後、(マオ)(フラッド)と書斎で勉強を始める。ハルカは(レミラ)とサクアによって着せ替え人形になる。

5~6歳:誕生日に武器を渡され、近場の大岩を刀で割り、自分に前世の記憶があると家族に伝える。

7~8歳:鍛練中、近くの森に落ちてきた機人族(リンネ)と出会う。瀕死だったため魔力を渡して助けた。それからリンネはハルカを慕うようになる。

10歳:禁域の森からモンスターが襲来(新しいボスモンスターが他のモンスターを使役している)。(フラッド)従者(サクア)が討伐隊に参加し、ハルカもボスモンスターを魔力感知して麓の町を守るために無理やり参加し、大活躍する。しかし後で怒られる。(マオ)が自分は吸血族だと知り両親に真実を明かされる。その時母(レミラ)が倒れ、魔力を与えることで延命に成功する。これにより(マオ)は母を救うために奔走する。ハルカもサクアから従者(メイド)の職を知り両親になりたいと説得する。力を取り戻したリンネが元の明るい性格に戻る。そして先の戦闘を遠目で見ていたリンネはハルカを師匠と慕い師弟関係になる。

11歳春:共和国が持つ学園に入学する。ハルカは従者科、(マオ)は商売科、弟子(リンネ)は武術科へ。入学審査でアスカに目をつけられ、学園長の命で孫娘(マリア)と仮の主従関係になる。その時マリアに一目惚れする。ウヅキとルームメイトになる。マリアは着替えでハルカを女だと勘違いしていたことがわかり、以後マリアはハルカに冷たい態度をとる。ハルカはマオにその事を相談したりする。(マオ)同僚(ノノン)と城下町の市場で物流を調査。

11歳夏:長期休暇で一度家に帰る。ウヅキとノノンがついてくる。マオは町で手に入った香辛料を使い、カレーの試作を作り始める。ウズキはサクアさんからメイドの指導を受け、ハルカとリンネは戦闘訓練に明け暮れる。

11歳秋:マリアの命令で武道会に参加する。そこで奴隷(シズク)と出会う。決勝戦でニィーダの脅されたが微動だにせず完勝。その際魔力解放したため一躍有名人に。救われたシズクはハルカの奴隷にするよう強要し学園に入学した。シズクとの再開で前世の記憶が鮮明になり一度死んでいる感覚を覚え恐怖に陥るが(マオ)の説得で事なきことを得る(←あなたが今死んでいるならあなたの目の前にいるのは誰です。私は生きています。私はあなたと話しています。あなたと話している私が生きているならあなたは死んでいるんですか。)。後日、前世の記憶と折り合いを付けたハルカはシズクに召喚される直前までの前世を語ってもらう。ハルカが亡くなったあと戦争は終わり、国は生き延びたと言う。もう戻ることができないため、二人は前世を過去として納得し新しい人生を歩むと決意した。このときの二人の関係は主従に近い何か。

11歳冬:寒くなってきたので温泉に向かう。温泉でマリアの裸を見て気を失っていたとき、人拐い盗賊に(マオ)竜人(マリア)が誘拐される。救出するとき率先して守ろうとするマリアをますます好きになる。マリアも散々嫌っていたハルカが自分のために助けに来たとは思っていなかったのか、ハルカに言われたときに心の中で微かに変化があった。そのあとハルカの神獣の魔力に反応した古代兵器(ゴーレム)が記憶に刻まれた指令を実行するために襲いかかる。


12歳春:調査を経た(マオ)がアーカード名義でカレー屋を始める。シズクがマリアとハルカの取り合いをしている日常風景。

12歳夏:長期休暇前にニィーダによって雇われた悪魔族(キサラギ)が襲来。犠牲者はゼロで済み謝罪でなぜか(サツキ)が入学しハルカの部屋に居候することに。長期休暇でシズクとサツキとマリアを連れて実家に帰る。(マオ)はノノンの実家にいく。ウズキは学園に残り、ウィン&ディーと過ごしている。

12歳秋:武闘会でハルカとリンネが対決する。その騒ぎに乗じて無名の輩にマリアが誘拐される。単独で救ったことでマリアは自分の気持ちに気がつく。

12歳冬:普段の活躍を労うためにいろんな人からお礼される。マオはツテを利用したおしゃれな飲食店。ウヅキはハルカの分の仕事をこなす。シズクは観光巡り。リンネは模擬戦でリベンジ。サツキは手編みのマフラー。マリアは膝枕と告白、後にうやむやにして逃げる。ハルカはみんなの労いに初めて涙をこぼした。


13歳春:このころからハルカの発情期が出てき始める。マオが奴隷市場でチヨを雇い、ルームメイトにする。

13歳夏:ウィン&ディーの誘いで教国の海に遊びに行く。ハルカの水着姿にドギマギする女性陣。そこに突如現る殻喰竜(アースイーター)でバカンスが台無しに。教国の妖精族と共闘してこれを撃破。みんなが帰る中シズクだけ教国に残り修行する。

13歳秋:マリアから自分の気持ちに決着を付けるために決闘を挑まれる。

13歳冬:マリアとの婚約を認めてもらうために彼女の故郷に向かう。霊峰に向かい神竜に力を見せるために二人で戦う。


14歳春:マオの頼みで禁域の森へ調査しにいく。

14歳夏:ハルカが発情期になり、同室のウヅキは身を呈して彼女(ハルカ)の相手をする。その後、迷惑かけて悩んでいるときにウズキから好きと告白される。

14歳秋:武闘会でニィーダによって異世界のモンスターが放たれる。全滅一歩手前でハルカは瀕死に追い込まれる。月兎へと覚醒したウヅキによりボスモンスターは自壊。そのままハルカの欠損を修復して救う。

14歳冬:先の戦いで砕け散った刀を鍛えるために鍛冶屋に訪れる。しかし釜の都合で打つことが出来ず、一から作るために素材集めを始める。クエストエリアにいるネームドモンスターを討伐する。


15歳春:

15歳夏:マオとノノンが恋人になる。

15歳秋:在学最後の武道会でみんなと戦う。

15歳冬:村起こしにより母の魂が安定しマオの計画が無事完了する。みんなで旅館の温泉に入る。

16歳春:卒業してとりあえず終わり(続きはその時のモチベ次第)



●マオの町起こし計画

ハルカの活躍を利用しアーカード家を町に馴染ませる。

ハルカ、リンネ、マオが積極的に町の人と交流する。

町長に頼み町に引っ越しする。

地元の町にある特産物とそれが共和国と流通しているかノノンと調査。

地元の香辛料がカレーの材料に酷似しているのでカレーを流行らすことに。

次に特産物を使ったカレー料理を町の酒場に持ち込み流行らせる。

そして入学後、学園長に許可をもらい、共和国に自分が作った屋台でカレー料理を売る。

流行りすぎないよう調整しながら少しずつ地元に足を運んでもらうよう宣伝する

流行り始めたあたりでギルド兼旅館を作るよう町長に持ちかける。この頃のマオはかなり発言権があった

近くの禁域の森をクエスト対象にし旅行者とハンターを誘致する。

ギルドの受付嬢やギルドマスターは事前に仲良くなった知り合いのハンター達にお願いした。




●登場人物詳細

ハルカ・アーカード…主人公。身長101センチ。獣人族(得意、土属性)

武人で言葉が少なく感情を顔に出さないが、獣人ゆえに耳や尻尾での感情表現は制御できてない。

幼少時代に義姉もあってか女性の振る舞いで育てたれ、アスカの指導で体の一部は幻術でごまかすようにしている。

普段は魔力を押さえているため女神の細工で黒髪になっているが、魔力を解放すると元の純白の色に変わる。

さらに黒髪モードではひらがな表示が似合うつたないしゃべり方だが、白髪になったら武人の頃の口調に戻る。

ので黒髪で幼い言動に見られがちだが、実際は頭が回る。

台詞が幼くてもモノローグがしっかりしているのはこのため。

過去の白狐は退魔を得意とし、神に仇名す敵を屠る守護獣を務めていた(使うかわからないが、昔月の支社である黒兎と敵対し、ウヅキの仲間がハルカたちを襲う話がある予定)。

"魔力解放(凡人には不可能の技能。超高濃度の魔力を放出するだけだが付近にいる者はその濁流に触れるだけで昏倒し、強者は怯む。ハルカにしてはただ魔力の抑えを解いただけなのに…)"

"魔力感知(敵を索敵するため、戦場をいち早く把握するために感覚を極限まで研ぎ澄まし半径10キロまでを余裕で感知し判別することができる)"←無意識に覚えたが、これは対月兎用に編み出された白狐の高等魔法。視覚で体を操作されるのを防ぐために魔力で相手の位置を把握する。

"守護結界(大量の魔力を高圧縮し壁のように生成することで敵の砲撃を防ぐことができる。それはあらゆるものであり物理すら貫通することもできない)"

"四次元尻尾(マオの前世知識で生まれた能力。膨大な(しかしハルカには微量の)魔力で無理やり空間を引き延ばしモノを出し入れすることができる)"

獄刀"黄泉渡り"→淵刀"黄泉送り"

実態を持たない幻獣や妖怪を討伐するためにハルカ自身が打った名刀。膨大な魔力を圧縮して打つことで実体も切断可能の超高密度の刀身になった。全長200センチの大業物で普通なら鞘から抜くことが困難な形状を、魔力の刀身によって物理を無視した抜刀が可能になる(抜刀するときに刀身を霧散させ、抜刀後に元に戻す仕組み)。破邪を目的にしているため斬る相手は選んでいる。だが高密度の魔力は本物の刀身と変わらない硬度なので場合によっては普通のモンスターにも切ってる。

前世との体格が違うため、戦い方が変化した。最初に武器を渡してもらった時は体に対して2倍もある刀を記憶の通りに振れないので、初級魔法の"微風"を自分の膨大な魔力で使い、空中に空気の壁や足場を作って、それを足で蹴って縦横無尽に動き回って切っていた。これを見たサクアはボー然としていた模様


マオ・アーカード…ハルカの義姉。金髪。身長105~168センチ。吸血族(劣等種、得意魔法:火)

転生者だが、そのとこは誰にも言ったことがない。大学生の時に不慮の事故で死亡。その世界の女神によって別世界に転生される。新たな人生としてむしろ楽しんでいる。

前世とこの世界の性格は全く別物。これは記憶の魂を引き継いでいるがこの世界の魂と器には性格まで影響することがなかったため。前ではムードメーカーの明るい性格だったがこの世界ではクールなですます口調の知的なおねーさん。見た目以上に頭の回転が速いので周りからは彼女のことを天才少女とささやかれている。

とある事件をきっかけにアーカード家の認知度を上げるために麓の町を利用して町おこしを計画している。

歴史や異文化について関心があり、学園でも図書室や街の市場に通って勉強している。

自分の状況をよく理解しているので年相応の振る舞いをする。能力は全く無いので自分の知識を生かした商人を目指す。

麓の町の特産品や、観光地を開拓することで村起こしを狙う。そしてそれをアーカード家が管理することで利益を得る算段。

頼れる姉ポジション。

幼い頃からハルカの魔力解放を体験して慣れたため魔力酔いはしない(最初は酔って吐いたが)。

ハルカの魔力解放に立ち会う機会が多かったため実体の無い幽霊族に触れられるようになる。

父の種族については幼少のころから察しがついていた(名字がアーカードと書斎の本から推測)。種族能力で唯一使えたのが

"地獄耳(遠くの音を拾ったり、任意で聞き分けられる)"、

"血脈読み(血流を透視のように認知できる)"、

"読語心術(言葉で誘惑するために相手の語り方から心情を読み取る)"、

"拘束眼(視線をこちらに向かせ、固定させる)"、

"誘惑(元は血を吸うために使う)"

の5個。そしてほとんどが本来の吸血するためではなく、もっぱら交渉用に使われている。


フラッド・アーカード…父。金髪。娘のミクには自分が人間ではなく吸血鬼族ということを隠している。吸血鬼族では珍しい日に出ても生きられる体質のでせいで忌み子として生きていた。そこにレミラと出会うことで人生が変わる。麓の町の自警団に所属しており、禁域の森から出てきたモンスターを討伐している。


レミラ・アーカード…母。父と違い、こちらは完全に人間族。紫色の髪。フラッドの境遇に胸を打たれ、自分の町に匿った。町の住人はレミラに恩があるのでフラッドのことについては関わらないようにしてもらっている。が、そこまで良好な関係ができていない。


サクア…人間族のメイド。銀髪。レミラに遣えるメイドで彼女の要望でフラッドを匿うのを助力する。麓の町への買い物は全てサクアが担当している。剣術の心得もあり、フラッドと同様、自警団に入っている。が、家の家事が優先なので参加頻度は低い。


ウヅキ・テルヨ…ハルカの同級生で兎の獣人族。身長110センチ。ハルカとは真逆で白色の髪が通常、神獣になると黒髪に変化する。

生まれた時には親がおらず、孤児で教会に育てられていた。その恩を返すために仕事に就くために学園に来た。従者科を選んだ理由は安定した収入を得るためと、単純な考え。

入学時はそれほどではなかったが、ハルカと同室になってから彼女の魔力に反応して自分の魔力が大きくなるのを感じた。結果、胸が大きくなっていくという事実をウヅキ自身は覚醒するまで理解してなかった。

若干ドジがあり同室のハルカに見劣りする。が、ハルカが瀕死の時に神獣"月兎"に目覚め、癒術が覚醒した。ハルカを救ったとき魔力を大量に使ったため、目立つような爆乳は巨乳に縮んでしまった。覚醒後は肉体再生も可能に。

"月兎"とはハルカの白狐と同じように魔力が桁外れで身体能力が高い。が、こちらは人体コントロールを得意とし、最大の特徴でもある"狂眼"は相手の身体の構造を自由自在に変異させるという恐ろしい能力。癒術はその能力の一端でしかない。しかし消費する魔力は神獣すら膨大と云わしめるほどなので安易に発動できない。"月兎"の魔力のほとんどは月による月光。これは"月兎"にしか効果がないため他の種族が月光浴しても意味はない。満月の夜にウヅキが無意識で月を見ていたのは魔力を補充するため。



マリア…仮主従関係の竜人族のお嬢様。110〜157センチ。魔法科に所属している学園長の孫娘。燃えるような髪色で、魔力を出力しているときは毛先から火の粉が舞う。お嬢様らしく喋り、高飛車な面が強い。が、それは学園長の血脈により、腕力より魔力が強いという竜人族の異端児であることを隠すための演技。それを補うために攻撃魔法を習得し特訓している。のちにマオの発明した魔力の弾が撃てる狙撃銃とリボルバーを使う。最初はハルカとの衝突が多かったが盗賊との一件以来態度を改めている。学園長も含め身内にはとても優しい性格をしている。誰よりも他人を大切にし、他人のために労力を惜しまないその姿はハルカと酷似しており、ハルカもこの姿勢に心を惹かれていくようになる。

マリアの父はすでに亡くなっている。力が弱く、魔力が高いマリアの血族を他の竜人族に見返すために魔力に頼らない戦いかたをしてきた。しかし数年前、マリアが産まれた直後に任務に当たっていたモンスターに殺されてしまう。母はショックにより床に伏せ、マリアの育成はもっぱら祖父の学園長だった。



シズク…前世ではハルカの元主の奴隷姫。身長140センチ。この世界のとある名もない邪神教によって強制召喚されニィーダの奴隷として生活していた。淡い水色でぱっつん前髪に後ろ髪も毛先が整えられたお雛様スタイルの髪型。前の世界でミオに育成されたせいか、老人のような年老いた口調で喋る。竹を割ったようなさっぱりした性格をしている。前の世界のハルカを振り回すほどのやんちゃの側面もありハルカを隙あらば連れて出かけようとしている。ハルカも過去の記憶の影響かシズクの事を少なからず想っているところがある。元姫といっても戦闘スタイルは後衛ではなくバリバリの前衛。長刀を槍に変えて棒術を操り、魔力を利用して自立する氷像をサポートさせたり、自ら着こみ鎧のように使用する。ただし氷なので高温の熱には耐えられない。


※入れるか検討中

ミオ…シズクと共に召喚された妖精神。年齢不明(少なくとも数百年は生きている)。身長20センチ。

この世界の精霊と違い実体が不安定。ミオは水の妖精なので水の液体に変化することができる。

妖精神とは自然の化身でその地の代弁者でもある。だから個と言うものがなくハルカやシズクと会話しているのはミオ本人であり、別人でもある。妖精神の力は計り知れなく一度怒ればその地は荒廃した生物のいない大地に変わり果てるほど。

シズクとは前の世界で契約した関係。契約とはシズクの国が代々から行われている儀式のひとつで、その地を納める妖精神と、その時の領主が契約により一心同体になること。一心同体になると妖精神は国土を豊かにし、領主はその地を守るために民を導く。本来なら領主が次期領主に継承するのだが、シズクは親の事情もあり生まれながらにして領主になった。そのためミオはシズクの親代わりでもある。

ハルカとは一緒にシズクを育てた間柄で、(ミオにとって短い間だが)それなりに信頼していた。ハルカが戦死したのを聞いたときも彼女にとって珍しく涙を流した。

しかし異世界に召喚されたとき元の世界と切り離されてしまったために妖精神の力が殆どなくなってしまう。人一人分の魔力しかなく、自らの姿を水に変化させるぐらいしかできなかった。



サツキ…キサラギの娘。熾天使族と魔人族のハーフで、能力もハイブリッド型。身長120センチ。

大阪人特有の言葉に京都人特有の腹黒い性格。しかし人見知りのせいあってかこれらは警戒心ゆえの言動で、懐くととても甘えたがりの可愛い、いわゆるツンデレに近い性格。

以前から共和国の学園に通うと母と計画していたのが今回の事件で予定を早めて入学することに。その際ハルカが保護者役としてルームメイトとして向かい入れる(体が小さいのでベッドを共有している)。

入学しようと至った経緯。熾天使族はバフの能力に長け、魔人族はデバフに長ける。両方の種族の親を持つサツキは特に訓練もせず使いこなしてしまい、両親から天才と囁かれている。この才能を損なわないために母は学園に入学させてきちんと勉強させようと画策した結果。

武器は歌声による魔法。手元には楽譜を持ち、魔法を発動しているときは楽譜のページがめくられて記載されている譜面と歌声を合わせることで広範囲に影響を及ぼす。



アスカ…先生。入学テストでハルカの秘密を知ってしまったせいでその後の苦労が絶えない。(ハルカの秘密を公にされると騒がれるので遥は特殊な妖孤族、忌み子として育てられたとごまかす方針)


ウィン&ディー…にぎやかなハルカの同級生。風の精霊族で風の魔法が得意。魔法科で魔方陣について研究している。


ノノン・ユーリレ…マオの同級生兼ルームメイト。身長148センチ。

髪型はモバマスの輝子の癖ッ毛とアホ毛に小梅の前髪で片目を隠す。髪色は無い。そもそも半透明なので全身に色がない。

幽霊族で、常にネガティブ思考の引っ込み思案。

親が強引に入学させたため乗り気の無い学園生活を送るつもりがマオとの出会いで少しずつ前向きになっていく。

最初の挨拶で握手を求められたときは困惑したが差し出して握手が出来たことに驚いた。

仲良くなった後はマオの後ろに付いていくようになり、さながら背後霊。

マオと触れ合っていくうちにノノンにも魔力の干渉が及び、モノを触れるようになった。これによりチヨともふれ合うことができた。その後の特訓で魔力をオンオフすることが可能になった(常時だとでかい胸が当たって邪魔になるとマオにセクハラされながら指摘されたため)。

かなりの巨乳の持ち主で、常に前屈みで移動しているため判断しづらいが下乳が股まであるほどの大きさ。マオsideの巨乳枠。幽霊族は身体的特徴には一切関心を持たない。ノノンもそれに該当するが、なぜか初対面な時からマオの言葉攻めだけは羞恥心が現れる。他は無反応なのに。

計算と判断力、記憶力がずば抜けており、親の推薦で入学に至った模様。特に記憶力は見たものを写真を写すかのように覚えることができる。マオはそれらを見抜き、自分の計画に(半ば強引に)勧誘した。


リンネ…身長130センチ。フラッドの屋敷の近くで墜落した機人族の子供。遥が名付け親。魂機関で稼働している。魔力を帯びた金属により本人の意思で変異、変形することができる。主食はもちろん鉱物。加工された機械や部品の方がおいしいらしい。飛来し不時着したせいで記憶が破損している。その時発見したハルカを親のように慕っている。学園卒業後に生まれた地に向かう約束をしてもらう。性格は天真爛漫かつ好戦的。ときどきハルカに真剣勝負を挑むほどの根っからの戦闘狂。マオによると大人だったリンネが、なんらかの戦争で敗れ、魂の衰退に合わせて体が幼くなったのではないかと推測していた(本編で明かされません)。しかし元の力に戻った今も背を伸ばさないのはハルカと目線を同じしたいため。胸の大きさはハルカと同じ真っ平ら。戦闘でも邪魔と思っているので利害が一致している。武器は両手剣と突撃槍二本。通常は両手剣で薙ぎ払い、乱戦時には腰の格納腕に装備してある突撃槍を操り無双する。しかし魂機関の制御で過剰な運動を起こすとオーバーヒートを起こし一時的に行動不能になる。オーバーヒート中は放熱髪から消費された魔力の滓が煙のように放出される。髪型は特殊で、外ハネショートだが首の後ろから一房の髪が腰まで伸びている。この部分は放熱髪と呼ばれ、魂機関で消費された魔力滓を放出する役割を持つ。一応取り外し可能だがハルカが揺れる髪を触って楽しいと言ってくれたのでずっと付けてる。


チヨ・ターチェ…身長110センチ。奴隷で売られていたときにマオと出会い、買われた幼女。鳥人族では珍しい飛べない種族で、変わりに足が早い。それを利用した飛脚が生業だったが文明の変化で運搬業はほとんど馬か魔動車がシェアを占めていた。家族のために出稼ぎで奴隷になったが手が翼なので器用なことができずいつの間にか売れ残りになっていた。性格は前向きで真面目。買ってくれたマオを尊敬し、できるだけ恩返しをしたいと思っている。亜人種の特徴に漏れず体は小さい。


ガッツ…ドラゴン戦で折れた刀を打ち直すときに協力してくれた鍛治屋、よいどれ


ニィーダ…とある有名な貴族の一人息子。ゆえにわがまま。武道会の鍛練中にハルカと出会う。貴族らしい傲慢な態度をとるなか、奴隷のシズクがハルカに興味を見せる。毎晩自分の前から居なくなり、一人で祈りを捧げているシズクを見たニィーダは苛立ちを覚え、後日ハルカを貶める作戦を決行する。シズクの前で惨敗する姿をさらせば必ず自分に振り向くだろうと。そして試合当日、開始直後にニィーダはハルカにウヅキが大切にしていた宝物を見せられ、捕まっていることを明かす、そしてハルカに棄権するように脅した。が、怒りに触れられたハルカは問答無用でニィーダの首を捕まえた。そしてハルカは大声でニィーダの仲間を脅す。さらにハルカはニィーダに直接指示するように脅し、ウヅキを救い出す。ニィーダは父に報告すると豪語したが学園長はニィーダの犯した罪を報告すると宣言。後に噂により信用をなくしたニィーダ家は没落。学園から去ることになる。


●メイド三ヶ条

  メイドは常に主を守り、主のために動き、主に尽くすのです。



●マオが秘密にしていた魔法訓練や本漁りをレミラに白状し、仕事帰りのフラッドも合流する。フラッドもマオ達の事情はあらかじめサクアから聞いて知っていた。

その後フラッドはマオとハルカに魔法の訓練はサクアと同伴でやることと約束され、以後魔法の練習に励む。そして

二人は父の書斎で勉強したり、母の部屋でハルカがきせかえ人形にされ、女装に違和感がないように教育されていく注釈を入れる。

二人の5歳の誕生日でアップルパイを食べる。ハルカにだけ贈り物があり、フラッドから刀と籠手を受けとる。それを装備したハルカは外で実演を見せた。大木を何本も切り、大岩を砕いた。それからハルカは魔法は一旦止めて、武器の鍛練を始める。

※ここまで

リンネとの出会い














●禁域の森からの襲来を撃退した後の話

マオは父がなぜ、吸血族が持つ身体能力の高さを生かさなかったのか。なぜ、他の人間族と同じように剣と鎧を装備して出撃したのか。書斎に隠されたある手記を見つけ、気づいてしまった。


ああ、そうか。ようやく答えにたどり着いた。

なんてことはない。単純な話だ。

つまりお父さんは、吸血族の劣等種だったのだ。


「マオ」

後ろから声が聞こえた。その声が誰なのかは言わなくても分かる

「おとーさん・・・」

「賢いお前なら、わかるだろう」

私をおおうように抱き締めて、お父さんは呟く。

「吸血族として生まれたのに、なぜ日の下を歩くことが出きるか、なぜ強靭な肉体を持つ吸血族なのに人間と同じ力しか出せないのか」

その声は少しだけ、震えていた。

「それは、俺が忌み子だからだ。普通の吸血族の親から生まれたのは、普通より劣り、貧弱な、ただ日の中を歩けるしか利点のない赤子だった」

「おとーさん・・・」

もう一度、呼んだ。お父さんは私から離れると

「いい機会だ。レミラとサクアを呼んで、昔話をしよう」

「ハルカは?」

「そうだな、一人だけ仲間はずれをするわけにもいかないな。ハルカも呼ぼうか」


昔話を終えたあと急にレミラが倒れる

原因は関わりが少なくなったせいで魂が憔悴しているからとマオが指摘する

そこでマオはハルカに指示し、魔力で魂を補強することで一命をとりとめる

しかし一時的な処置にすぎないので、この出来事をきっかけにマオは町を利用してアーカード家の存在をアピールし、レミラを救うことを決めた

まず、父の伝で仲のいい町人と繋がりを持つ。

次に伝でアーカード家を町に引っ越す

そして学園(共和国)に行き、物流を調べる。

町に旅館とギルドを作るために共和国でもいろんな伝をつくる。

旅館の建設と同時進行で町の名物になる食事を開発するために調査する。


↕で繋がらないが、話は同じ


かんがえて、考えるんです私!

今一番打開できる私がやらなけばいけませんよ!!


「ハルカ! お母さんに魔力を与えて!!」

「いけませんマオ様!! この魔力での補強は繊細な作業を行わなければ、与える者が消滅してしまいます!」

それはとても危ない情報ですね。しかし私にはこれしか方法が浮かびません。ハルカの魔力なら、あの底の知れない暴力的な魔力の量があれば!!

「構わない! ハルカならできるわ! やれるわよね!?」

「ん! わたしが、おかーさんを、たすける!!」

「お待ち下さいハルカ様!! フラッド様、止めてください!」

「マオ、お前はハルカがやりとげると、そう確信しているんだな」

「うん。ハルカの膨大な魔力があれば、可能よ」

「だが一歩間違えればハルカが消える。お前は自分の弟を死に行かせようとしてるんだぞ、わかってるか」

お父さんの顔がいつになく真剣ですね。当たり前ですか。親は、子と伴侶を天秤にかけた場合、選ぶのは勿論、『子』ですから。

お父さんは今覚悟を決めたんだと思います。自分の妻が死んでしまうのを、受け入れることを。

だけど私はそれを認めません。認めるわけがない。

病気でもなく、寿命でもなく、ただ魂が薄れて消えてしまう。前世ではあり得ない死にかたです。

だからこそ、認められないのです。私は、お母さんを、生かしてあげたいです。生かして、長生きしてもらって、老衰して、笑いながら死んでいってほしいです。孫の顔を見せて笑ってほしいです。

だから、

だから!!!

「わかってます!! だからハルカに託すんです!! 私にはできないですが、ハルカには出来ることなんです!!」

「・・・。」

「マオ様・・・」

私も真剣な目でお父さんを見返します。これは絶対に譲れません。

「ん! おとーさん、わたし、からも、おねがい!!」

「ハルカ・・・」

「わたしも、おかーさん、もっと、いきてほしい!! たすかるなら、わたし、なんでもする!! だから!!」

「・・・わかった。お前らを信じるぞ。マオ、ハルカ」

「はい!」「ん!」

「・・・わかりました。私が見本を見せますのでーー」

「ん、だいじょうぶ。さっきみたから、できる。それに、じかんが、おしい」

ハルカがお母さんのそばに立つ。

「ハルカ、サクアさんのやり方だと、リンネの魔力補給に近いです。急がず慌てず、しかし迅速に行いなさい」

「おねーちゃん、しゃべりかた、かわった」

「これが私の素です。私の事は置いて早くやりましょう」

「ん。わかった」

後ろでお父さんとサクアさんが見守っている。よかった、口出しされなさそうですね。これも私が天才児と思われているおかげでしょうか。

ともあれ今はお母さんに専念しましょう。

「"まりょく、かいほう"」

ハルカが真の姿に戻りましたね。相変わらず真っ白な毛並みです。

「ハルカ、まずはお母さんの器の大きさを把握しましょう。器以上の魔力を注いだら、すべてが無になります」

「ん。・・・はあく、できた」

「よくできました。私も今確認しました。予想通り、私と同じくらいです」

「ん。じゃあ、まりょく、だす」

ハルカが両手をお母さんの胸の辺りにかざしました。

そしてゆっくりと魔力が放出されていくのを感じます。

「・・・これが、神獣の魔力ですか」

「俺は二回目だが、あらためて桁違いの密度だな・・・」

後ろで二人が会話するのが聞こえました。

そうです。ハルカの魔力は、その膨大さゆえに一ヵ所に集めると、とんでもない質量になるんです。他のかたが流す魔力の川が穏やかに流れるのなら、ハルカの川はまるで濁流のような勢いで流れていくのです。

「ん、はんぶん、まで、きた」

「な、もうですか!? 私だとまだぜんぜん・・・」

サクアさんがおどろいています。

無理もないでしょう。私も未だ驚いている方が多いんですから。底が知れないというのは、得てして恐怖があるものです。

なので私も、ハルカに多少の怖さを抱いています。

もしこれで、女神さまの言うとおり、発狂してしまったら・・・

いえ、そうならないように私がいるんです。私の命に変えても、ハルカの発狂は阻止します。





●ボツ会話女神さまの啓示

『こんにちは』



『あ、そうでした。私が一方的に話すことしかできないんでしたね。自分で言っておいて忘れてました』


『では勝手にしゃべらせてもらいますね』


『えーこほん。明日の朝、あなたは目が覚めたらすぐに北西にある廃墟になった神殿に向かってください』


『そしてそこにいる赤子と、赤子の近くにある武器を持って帰ってください』


『持って帰った赤子はあなたと、あなたの妻で、大切に育ててください』


『その赤子は少し特別な子です。今の世界には存在しない。とても珍しい子なんですよ』


『だからと言って特別な目で見てはいけません。我が子のように、接してあげてくださいね』


『赤子が自分で話し、動き回れるようになったら一緒に持ち帰った武器を持たせてください』


『赤子はそれを見て、何をどうするのか自分でわかるので、見守るだけで大丈夫です』


『えと、こんなものでしょうかね。あと言い忘れたことありますかね・・・?』


『あ、そうだ! これは言われてないんですけど、私としてはぜひ、赤子は女の子のように育ててくれませんか?』


『その子は男の獣人族ですけど、見た目はとても可愛いくて、成長しても全然変わらないんですよね』


『なので女の子のように育てば違和感ないと思うんです』


『さて、これくらいにしておきますかね。ではその子、"ハルカ"をよろしくお願いしますね』




●ボツ会話ハルカの生まれた頃

「ハルカ・・・いい名前ですね」

「ふと頭によぎったんだ。音の響きもいいだろう」


「ええ、ミクちゃんも喜ぶと思うわ」

「出産のときに立ち会えなかったのはすまなかった・・・」


「いえいえ、あなたが急に館から飛び出したのをサクアから聞いたときは驚きましたけど、まさか生まれるミクちゃんより先に赤子を抱いて帰ってくるなんて。ふふ、思い出すと笑えて来ます」


「フラッド様、レミラ様、失礼します」

「サクアか、どうした?」

「はい、ハルカ様の近くにあったモノ――武器の件ですが」

「何かわかることがあったか?」

「・・・いえ、それが、いろんな文献を調べましたが、あの長い獲物に関しては全く載っておりませんでした」

「そうか」

「ねえサクアさん、その、武器ってどんな感じなの? 私、まだ見たことなくて」

「では持ってきます」


「これが、そうです」

「まあ、すごく長いのね。槍なのかしら?」

「いえ、槍ですと、先端に刃が付いていますが、これには付いていません」

「その棒の真ん中にあるのは?」

「これも私にはわかりません、何かにつっかえるためのモノ、か、はたまた違う用途なのか」

「俺も昔は剣を握っていた時期があったがこんな棒を振り回しているような輩は見たことがないな」

「私も存じ上げません」

「不思議な武器ねぇ・・・、でもハルカちゃんが自分で動けるようになったらそれを持たせるんでしょう?」

「ああ、不思議だが、ここにいる全員が同じような感覚になったのなら間違いないだろう」

「本当に不思議です。ハルカ様を見ると大変慈しみをもって接したくなります」

「あら、ミクちゃんのことも忘れないでよ?」

「それはもちろんで御座います。お二方両方とも、大切に育てさせていただきます」

「さて、俺は仕事に戻る。サクア、お前はレミラを頼むぞ」

「かしこまりました」

「あなた、お仕事がんばってね。子供が二人もできてしまったから、今まで以上に頑張らないとね」

「おまえの中に身籠った時から覚悟はできてる。・・・だから安心しろ」

「・・・ええ」




「誕生日おめでとう、ミク、ハルカ」

「おめでとー」

「おめでとう」

「今日でお前たちは5歳か、早いものだな」

「おめでとうございます、ミク様、ハルカ様」

「サクア、プレゼントはなにー? みせてー」

「プレゼント、なに?」

「はーい、ミクちゃんはこれ」

レミラが箱を渡す。

「わあ!! これ、わたしがほしかったの!!」

「ミクが俺に『経済学を教えて』と言われたときはびっくりしたが、勉強熱心なのは好きだぞ」

「ありがとーおとうさん!!」

「ん、よかったね、お姉ちゃん」

「うん!!」

「じゃあハルカには俺から渡そう」

「なにかな、なにかな」

「・・・。・・・これだ」

「こ・・・これ・・・これ!!」

「うわーハルカ、すごいおおきいのもらったね!」

「これ、わたし、しってる!! わたし、これ、みたことがある・・・!!」

「え? どういうことー?」

「やっぱりそうか・・・」

「ハルカちゃん、持ってみる?」

「(こくこくこく)」

籠手をはめたハルカはおもむろに広いところに移動するとしずかに"構えた"。

「え・・・? ハルカちゃん」

「ふん! ふん! は!! はああ!!」

見えない敵と戦っているかのような、あの大人しかったハルカとは別人のような動きを見せている。

その動きがやがて緩やかになり、そして最初の構えに戻るとそのまま制止した。

「・・・ハルカ、次はこれを使ってくれ」

「うん」

フラッドは手に持っていた棒のようなモノをハルカに渡す。すると、

スルスルスル――

つっかえになっていたところに絡んでいた紐をほどき始めた。

そして棒を両手で握ると、左右に引っ張り始めた。

「フ、フレッド様!!」

「ああ」

「これが・・・本当の姿なのね」

「ハルカ、それ、もしかして・・・」

棒の中から出てきたのは鈍色に輝く刀身だった。

「むふん」

出てきた刀身を見ていたハルカは鼻息を大きく鳴らした。

「ハルカ、それはいったいなんだ」

「これはカタナ。わたしがつかっていた、あいとう(愛刀)、"黄泉渡(よみわた)り"」

「カタナ・・・」

サクアが復唱するようにつぶやく

「『使っていた』か・・・。ハルカ、お前は・・・なにを知っている?」

「・・・うん、はっきりとはおぼえてないけど、これをはめて、これをもったときに、おもいだした」

「何をかしら?」

「わたしがもっとおおきいからだで、こことはちがうばしょで、いろんなひとが、わたしをたよってくれてた・・・」

「こことは違う場所・・・どういうことだ?」

「もしかしてハルカ、せんぞがえり!?」

「せんぞがえり? なんだそれは」

「ほんにかいてあった! うまれたときに、むかしのしらないひとのきおくがあたまのなかにはいってるって!」

「だが、ハルカの種族はすでに絶滅しているぞ。しかも親のいない神の落とし子だ。そんな偶然があるのか?」

「だから神様が産んだんじゃないかしら?」

「どういう意味だ? レミラ」

「大昔の種族を復活させたくて落とし子を産んだけど、産まれた子は大昔に絶滅しちゃったから誰も白狐のことを知らないでしょ? だからハルカに、昔の人の記憶をあげたんじゃないかしら?」

「だからおとーさん、おかーさんがわからなくても、じぶんでどうするかわかるようにしたんじゃないかな?」

「確かに。私たちもハルカ様が絶滅した種族だとは調べるまで全く知りませんでしたね」

「なるほどな、それで知らない過去の記憶があるわけか」

「おとーさん」

先ほどまで黙って刀を見ていたハルカがふとフラッドに声をかける

「なんだ?」

「このカタナ、ふってきてもいい?」

「ここじゃあだめなのか」

「うん、ここだとあぶない、もっとひろいばしょがいい」

「そうか。ならそれをみんなで見てもいいか?」

「わたしもみたーい!!」

「ええ、ハルカちゃんがいいならぜひ見たいわ」

「私もです」

「うん! わたしのじつりょくをみて」ふんすと意気込むハルカ



「・・・じゃあ、そこのいわを、きる」

「だ、大丈夫なのハルカちゃん?」

「ハルカ様、いくらなんでもあの大岩をその細い刃で斬るなど・・・」

「・・・やってみろ、ハルカ」

「うん、みてて」

静かに刀を抜き刀身のすべてを露わにする。

「・・・大きい、でございますね」

「2メートルくらいあるか、大の大人が持っていても、でかいって感じるな」

「ハルカ様の身長は1メートルくらいしかありません。その自分の倍以上の武器を・・・ハルカ様は」

「獣人族は力自慢とか言ってたが、これはそれの範疇じゃないな・・・」

その巨大な刀をいとも簡単に片手で構え、もう片方で固定した。

「・・・ばっとうじゅつ"だんざいけん"!」

ただ振り下ろす、それだけだった。

「それだけで・・・」

「岩がみごとに・・・信じられません」

「すごいわハルカちゃん!!」

「ハルカ、すごい、おねーちゃんびっくりだよ!!」

「むふん、ふつうにいわを、きった、だけ、すごくない」

「その割には尻尾に気持ちが出ているな」

「こ、これは、うそ、ほんとは、よろこんで、いない」

顔を真っ赤にして尻尾を手で隠すハルカ。

「うーん、可愛いわハルカちゃーん」

駆け寄って抱きしめるレミア。

「ハルカ、かわいい! すごく、いいよ!!」

ミクも興奮して語彙がおかしくなっている。

「この年齢でこの実力ですと、将来がすごく怖く感じます、フラッド様・・・」

「だが、それ以上に期待してしまうな。ハルカがどんな人生を歩むか・・・。だがその前に、俺たちがしっかり育ててやらないとな」

「はい、もちろんでございます」



●入学審査

「びゃ、白狐!? え、あ、あなた、本当にあの神話に出てくる白狐族なの!?」

「そうだが、何か問題があるのか?」

「問題もなにも・・・と、とりあえずあなたが白狐族である証拠を見せてもらえるかしら?」

「証拠? あいにくモノで証明できるものがない」

「・・・はあ。確か、神話では白狐族は白い体毛を纏い、邪を祓うために世界を駆け巡っていたらしいわね・・・。あなたのその反応だと、嘘で書いてた訳じゃなさそうだし。うーん、何か過去に身に覚えない?こう、魔力が高まった!とか」

「白い体毛、魔力・・・もしかしてこれのことか?」

ブワッ!!

体内に封じていた魔力の蓋を開ける。するとみるみる髪や尻尾などの体毛が黒から白に変わり、体の周辺は魔力が視覚できるほどの量が滞留して歪んで見えた。

ビリビリビリっ!!

膨大な魔力が発生したことで部屋が悲鳴をあげる

「!?」

周辺に膨大な魔力が発生する

「ストップ! ストップよハルカちゃん!! もうもとに戻っていいわよ!!」

元に戻るハルカ

異常事態に駆けつける先生たち

「アスカ先生!!なにごとですか今のは!?」

「あきらかに上位種以上の魔力を感じましたよ!」

「すいません!測定器が壊れて中の魔力が溢れてしまいました!今は大丈夫ですから!!」

ぞろぞろと元の部屋に帰る教師たち

「も、申し訳ない・・・」

「はあ、あなたが本物であることは十分わかったわ・・・」

「学力、武術共に高水準、しかも伝説の種族で魔力が桁外れ、おまけに美少女と・・・あなた、なかなかの難儀ものね」

「どういう意味だ?」

「そのまんまよ、このままだとあなた、目立ちすぎてメイドになることが難しくなるってこと」

「なんだと!? それはこまる! いったい何故なんだ!?」

「まだわからない? あなたにはメイドなんて肩書きで収まる器じゃないってこと。知らない人に「私は異国の王女様で、勉学を努めるためにここに参りました」って言っても何の違和感もなく納得できるわ、そんなステータスを持っているあなたが将来は誰かに使える従者になりたいですって・・・」

「しかし、私はメイドになるためにここに来た」

「そうよね。私がここであなたにふさわしい学科に移転させたら、あなたは入学しないでしょうね」

「ああ、学べないのなら来る必要がないからな」

「はあ・・・、わかったわ。とりあえず入学試験は合格。適正も基準値を越えてるし、本人の希望通り、従者科に入ってもらうわ」

「感謝する」

「それで、こっからが問題なんだけど」

「問題? 何かあるのか?」

「こっちのね、はあ、なんで私なのかしら・・・」

「いい、この後私と学園長のところに同行してもらうわ」

「あなたの存在が奇有な現状、私だけの一存であなたの今後を決めかねられない」

「さっきと話が違うぞ」

「大丈夫。生徒の意思を尊重するのがこの学園のモットーだから。とりあえず学園長に説明して、今後のあなたの立ち振舞いを決めてもらうわ」

「生徒の意思は・・・」

「その意思を尊重するためには犠牲が付き物よ、とくにあなたはね。おそらく学園長もおんなじ考えのはずだから」

このあと学園長から妖狐族(獣人族のひとつ)としてなりすまし、同じ獣人族のウヅキと同室で暮らしてもらう。もちろん秘密で。あとその技量を買われ、学園長の孫娘を仮主従関係を結ぶことに。その孫娘、マリアはハルカの黒髪をバカにしたり(普通の妖狐は金髪)、無愛想に悪態ついたりやりたい放題。しかし、メイドになるために我慢する日々。



●ノノンとの邂逅

「私はマオ・アーカードよ。よろしくね、ノノン」

そう言って私は手を差し出した。その時の私は、彼女が幽霊族と言うことをすっかり忘れていた。

幽霊族は実体を持たない。故に実体を持つ種族とはふれ合うことが出来ない。

「えっと、あの・・・」

当然彼女は困惑した。私は慌てて取り繕った。

「ああ、ごめんなさい。私ったらなにも考えずに・・・」

「いえ、よくありますですし・・・」

「じゃあ、形だけでも」

「え?」

「はい、握手」

出した手を簡単にひっこめれなかった私は"彼女の手を取り"、"握手した"。

「「!?」」

私と彼女は同時に驚くと、彼女が先に手を引き抜くように動いた。

「え!? な、な何ですか今の・・・!?」

「えと・・・これは・・・」

私もビックリして思考が停止しかけていたが、急いで奮い起こした。ここで彼女を不安にさせるわけにはいかない。

よく考えてみる。なぜ彼女に触れたのか、もう一度彼女の手を取ればわかるかもしれない。

「ごめんなさいノノン。少し手を借りるわね」

「え、あの、ちょーーひゃああ!?」

隠していた彼女の手を半ば強引に取り上げ、手のひらをさわり始める。

彼女の手を両手で挟むように触る。幽霊族だから当然半透明だ。彼女の手越しで私の手が見えた。その時、私の手に見慣れないものがあった。

「なるほど、魔力の膜、みたいなものが私とノノンの間にできているわけね」

「えと、それは・・・」

「頭触るわね、ノノン」

「え? あ・・・ひゃ!」

知的好奇心が勝ってしまった私は彼女の了承を得る前に頭を撫でるように触った。

「触れられる・・・やっぱりそう言うことね」

「ふああああ。な、何がやっぱりなんですかあ〜?」

「おそらく、私が特殊条件を満たしたからだと思うわ」

「"魔力の膜"が、その条件を満たした結果なんですか?」

鋭い。魔力の膜とはどんな感触かと言うと、薄い手袋をはめている感じだった。つまり手袋越しに彼女の手や頭を触っていることになる。

「ええ。私の兄弟に特別な魔力を持っている子がいてね。その子と昔から遊んでいたから、その魔力が私の魔力と馴染んだ、だと思うの」

「特別・・・。もしかしてそのご兄弟は幽霊族や、他には神魔種に、関与できる種族ですか?」

「ご明察よ。詳しくは言えない・・・って大方予想はついてるかもしれないけど伏せておいてね」

「は、はい・・・」



●闘技場にて ハルカのマジギレ~マオの説教

「私は私の守るもののためなら、殺しも躊躇わない」

「」


「こら!」

「ん! ・・・おねーちゃん?」

「あなたは何をやっているんですか。はやくニィーダを解放しなさい」

「駄目。例えおねーちゃんでも、私は私のーー」

「は・や・く・し・な・さ・い!!」

「むううぅ・・・」

(私に任せておきなさい)

(え・・・?)

「それで。どうしてこうなったのか説明してもらいましょうか?」

「え・・・。こ、こいつがウヅキを人質にしている。私が負けなければウヅキの安全は保証しないと脅している。だから私は人質を解放しろと、逆に脅した」

「なるほど。それで、本当なんですか? ニィーダさん」

「ほ、本当なわけあるか!! こいつは自分が負けると思って不意討ちして、しかも殺しにかかったんだぞ!! こいつの言ってることは全部嘘だ!!」

「なるほど。・・・二人の意見は見事に違っていますね」

「それよりおまえは誰だ!?」

「ああ、申し遅れました。私の名はマオ・アーカードと言います。この度私の弟、ハルカ・アーカードがご迷惑をお掛けしました」

「な! こいつの姉だと!?」

「はい、しばらくいない間にずいぶん騒ぎを起こしていたようで」

「ご託はいい! こいつの親族ならオレに与えた傷と、不名誉な発言の賠償をさっさと用意しろ」

「賠償ですか」

「ああ、それに謝罪もだ! この場で頭を地面に擦り付けて謝りやがれ!!」

「それに謝罪・・・ですか」

「どうした! 早く俺の気が変わらないうちにやれ! じゃなかったらもっと要求するぞ!!」


「貴様ーー」

「ハルカ」

「・・・。」

「そうですね。賠償に関しては今すぐは無理なので、謝罪だけでよろしいですか?」

「おねーちゃん!!」

「マオさん!?」

「ああ、ああ、いいぞ! 今はそれだけで許してやろう! さあさっさとやれ!!」


「ご来場の皆様!! 本日はお忙しい中、わざわざご足労してまでこの試合を楽しみにしていただいた方!」

「あ?」

「このような事態になってしまい、誠に、申し訳ありませんでした!!」

「おいおいお前ナニ言ってんだよ!! オレに謝罪しろよああ!?」

「そこで皆様にお伝えしたいことがあります!!」

空中にバラ蒔かれる紙。一枚手にすると、文章が書かれていた。その内容は、

「その紙にはニィーダ伯爵に理不尽に弱味を握られてしまった全ての被害者の、その人質が載っています!!」

「はああああ!?」

「そしてこの名簿には、ハルカの言っていた"ウヅキ"と言う名前が記載されています」

「ちなみにこれは国立警察の方々によって作られた名簿です。配られたのは複製された紙です」

「さて、もう一度聞きましょうか? あなたはなぜこうなったのでしょうか?」


(中略、来賓席にいるニィーダ伯爵と舌戦)


「こんな紙が証拠になるとは思えんが?」

「ええ、こんな紙切れで納得してもらおうとは思ってないです。なのでこの方からお話を伺いましょう」

「なに? ・・・ッ!?」

ーージャラジャラ

「ご挨拶を」

「私は、ニィーダ家に仕える執事のトラブと申します」

ーーざわざわ

「ではトラブさん、あなたは確か先日から行方不明だと、巷で噂になっていましたが?」

「私は、昨日までニィーダ様に監禁されておりました」

「それはあなたが行方不明だと言われていた時からですか?」

「はい。私が、ニィーダ様の方針に異議を唱えたせいで囚われたのだと思います」

「とのことですが?」

「私はそいつを知らないし、話したこともない。でたらめな言いがかりはよせ」

「ですって。トラブさんはあの話したこともないひとを動思いました?」








●悪魔族襲来~サツキ加入

「アニキ、他のやつらはどうしやしょう?」

「せやなぁ、目的のやっちゃだけやから殺すんはしのびないし、そこらへんで括っといておこか」

「へい」


「さあ、あんたら。殺されたくなかったら言うこと聞いてここでまってろよ」

「その喋りだと俺ら悪役みたいだな」

「まあ実際そうだろうな。殺しはしないが」


「さーて、こんだけ騒げば来るやろ、みんな、備えとーー」

「みんなを、まもる」

「おっと、きよったか。魔力の纒いからあれで間違いないな。ぬかるなよ、ガキんちょはコロセゆーとったけどガキの願いやさかい適当に相手して気絶させたれ」

「合点だ」

「みんな、だいじょうぶ?」

「は、はい。なんか私たちには用がないようです」

「ハルカ、」

「な、なんや! あんた、獣人やなくて神獣やんけ!?」

「うん」

「はあああっ!? おい、依頼主はん! 契約の中身と書いとるもんちゃうで! どーなっとるん!?」

「な、何の話だ!」

「これこれ、この契約書、ここにチェック項目あるやろ? 確かに獣人にチェックしてもーとるけどな。ほれここ、ここに書いてあるやろ? 神獣かどうかやって。ここにチェックしてへんかったから受けたんやで? それなのに、こーんなバケモンおるって知っとたら依頼自体受けへんわ!」

「な!?」

「せやから、契約違反ちゅーわけでわてら帰りますわ。おーい、おまえらー、帰るでー」

「おい、こら、何をしている! さっさとあの畜生を殺せ!」

「・・・あんさん、本気であの人にわてらが勝てると思てるん?」


「ちょいと失礼、あんさんのその武器、破魔の類いやろ?」

「うん。これは、邪を祓い、斬れぬものを斬るための、刀、愛刀"黄泉渡り"、だからあなたたちには、うってつけ」

「やっぱりかー。んで、あんさんは神獣でっしゃろ?」

「うん。白狐って、言われている。詳しいことは、わからないけど、強いのは、わかる」

「白狐ってだいーぶ前に絶滅しとらへんかったっけ?」

「私は、神の落とし子。産みの親は、いない」

「そないなこと言われておいそれと信じれるかって話やけど、その魔力の量のおかしさならなっとくするわー。ほんまもんの神獣かー」

「それで、あなたは、どうするの?」

「あー、みなさんすいません。ちゃんと契約するときに事前に確認したはずやったんやけど、ミスってこんなことになってしまいましたわ。けど今回、はよー気づいてよかったわ。幸い両方とも死んどるやつおらんかったし、ここいらでお暇させて――」

「そう簡単にはいかんのう、キサラギよ」

「あ、学園長」

「あー、老いぼれジジイ! 生きとったんかわれ!」

「いきなりご挨拶じゃな。まあ、ええよい。ところでキサラギよ、お前さん、さんざん騒ぎをおこしておいて、おいそれと帰れるとおもーておるのか?」

「そやかて、わてら契約してここに来たさかい、どうしよーもあらへ――」

「言い訳無用じゃ! ・・・じゃからの。お主に賠償請求をさせてもらおうかのと思ってな」

「な、なんやその顔。絶対ろくな提案ちゃうやろ!」

「なあに、簡単なことじゃ。お主の娘を人質に、わしの学園に入学させるんじゃ」

「はあああ!? なに言っとんねんジジイ!! なんでうちのサツキを人質にされなあかんねん!! しかも入学ぅ!?」

「ほっほ、お主が娘を大切に育て獲るのはよーく知っとる。じゃが、偏った教育はよくないと、わしは思うんじゃよ」

「そんなんあかの他人に言われる筋合いないわ!! うちの子供は自分で決めるっちゅーねん!!」

「ほう? じゃが、もう一人は納得しておらんようじゃがのう・・・」

「はあ? なにゆーて」

「あら、私の意見は無視なのでしょうか?」

「こ、この声は・・・」

「久しぶりじゃのう、エイプリー」

「お久しぶりです、ヨセフさん。あ、今は学園長と呼んだ方がいいですよね」

「気にせんからどれで呼んでも構わんよ」

「な、なんでお前がここに――」

「なんでじゃないですよ。あなたが久しぶりに殺害依頼を受けたと聞いて急いできたんですよ。まあ、この状況を見て安心しましたが」

「わしはもう殺さんから心配せんでええって行く前にゆーとったやんけ」

「それでもですよ。もしもの事があると思ったのです」

「ちなみにわしがここに誘導したんじゃ」

「よけいなことしくさって・・・」

「それで、キサラギさん」

「は、はい! なんでしょうか?」

「いくら殺してないからって。ここまで被害が出てしまってはおいそれと帰れませんよね?」

「それさっき言われ――」

「なのでヨセフさんの条件、受けてもらいましょう」

「な、お前まで言うんか!! うちらの娘が人質に取られるんやで!? ええんか?」

「いいも何も、元々私はここに入学させるつもりだったんですよ?」

「え? 聞いてへんでそんな話・・・」

「ええ、あなたに秘密で話を進めてましたから」

「へ?」

「ま、そういうことじゃ」

「ちょっ、ま」

(中略)

「ほら、ご挨拶なさい」

「・・・、サツキいいます。よろしゅう」

「ごめんなさい、この子人見知りだから」

「ん。よろしく、サツキ」



●盗賊のゲス行為~盗賊のアジトに向かうハルカ

「おー、今回は上玉ばっかじゃねーか。こりゃかなり金になるぜ」

「おい見ろよ! こいつ竜人族だせ!」

「竜人族ゥ? なんだそれ?」

「バッカしらねーのかよ! レアだぜレア!! これで金貨数十枚は堅いな」

「マジかようっひょー!! 俺たち大金持ちじゃん!」


「あーこいつはダメだな。売れてもしけてやがる。おい、◯◯!!」

「へい!」

「お前たしか、こういうやつがタイプだったよな?」

「へ、へい、大好物です!」

「だったらくれてやる。好きに犯せ」

「ま、マジっすか!? さすが頭領ッス!!」

「部下に気遣うのも頭の務めだからな」

「あ、アザッス!!」

「お、お待ちなさい!」

運ばれる少女の前に手錠がかけられているマリアが立ちふさがる。

「あ? どけよてめー」

「退きませんわ! この子を犯すなら私を犯しなさい!!」

「はあ? なにいってんの? あんたは商品なんだから犯せるわけねーだろ」

「そうだ、お前は大人しくこっちにいろっ!!」

「うっ!」ドサッ

「おい、こいつらをどっかにくくりつけとけ」

「「へい!!」」

「さーて、俺のストレス発散につきあってもらおーかなー?」

「ひっ、い、いや、いやああああああ!!!」

「や、やめなさい! やめーー」ガッ

「おい殴って大丈夫なのか?」

「あ? 大丈夫だろ。竜人族ってたしか体が丈夫なんだろ?」

「ああ、そう言われているな」

「ならいいか」


 ◆ ◆ ◆


「ここなら、だいじょうぶ」

共和国から離れたこの森なら、行けるはずだ。

「"まりょく、かいほう"」

闇夜に染まっていた黒髪が、徐々に色を無くしていく。

解かれるように現れるのは純白の地毛。光の少ない夜にもかかわらず、その髪は光り輝いていた。

そして自ら蓋をしていた魔力を、解き放つ。

解放された魔力の質は、限りなく個体に近い密度だった。その見えない魔力の物量が、私の感情によってさらに増大する。


(マオ)さんが攫われた。それに気づくのが遅すぎた。すぐに助けることができなかった。(マオ)さんを不安にさせてしまった。


次々あふれる感情は魔力と共に体から吐き出される。こうなることを予想して、最初からではなく、共和国から離れた場所で"魔力解放"をしたのだ。


だが、私が予想していた以上に、魔力の濁流は広範囲まで及んでしまったようだ。

「ッ!?」

「な、なに、これ!?」

「うぅ、気持ち悪い・・・」

捕らわれていた女性が一斉に嗚咽を漏らす。中には我慢できずに嘔吐している者がいた。

「うあ、ああ、頭領、これなんスか、マジできもちわりぃ・・・」

「落ち着け!! どこかで魔力溜まりが溢れたんだ! 直に収まる」

「いや、これ、そんなんじゃないっスよ」

「なにこれなにこれ、俺、こんな魔力、感じたことないっスよ」

「もしかして、さっきより魔力強くないっすか・・・?」

「お、俺、無理・・・おえええええええええええええ」

下っ端たちが高濃度の魔力に触れたことで阿鼻叫喚に陥っている。頭領もそれを抑えるために必死だった。

マオはこの混乱に乗じて脱出を試みようと思ったが、すぐに霧散した。捕らわれているほかの者も、同じ状況だったからだ。そしてマオはあることに気が付く。

「・・・ハルカが、こっちに来ている?」

魔力は人によって違う雰囲気があると、前にハルカが言っていた。だが私にはそれを判別するほどのセンスはない。だがわかる。この圧倒的魔力の質量。誰かが言ってたように、どこかで魔力溜まりが溢れてたと思っていたが、だんだん魔力の質が増えていくのを感じるから察するに、それはこちらに移動している。移動する魔力溜まりはあり得ない。ならば答えは一つ、誰かが魔力を発生させながら近づいているのだ。そしてそれは十中八九、ハルカで間違いない。神獣である彼女の魔力は凡人で精一杯の量をいとも簡単に出力することができる。彼女にとって、この魔力の量は、溜め切ったガスを抜くような、そんな感覚で放出しているだけなのだろう。

そこまで考えた私は、静かに待つことにした。盗賊も、捕らわれた人も、皆、魔力に当てられ混乱している。

離れていてこの状況なら、もし彼女(ハルカ)が目の間に現れたらもっと大変なことになるだろうな、とそんなことを思っていた。

「な、なんですの!? みなさん、大丈夫ですか!? マオさん、皆さんを介抱さしあげてくださいまし!」

「え、あ、はい!」

マリアさんは平気ですね、何故でしょうか。

あ、なるほど。ふふ、いつも対立して嫌っているような雰囲気でしたが、どうやら一応主(あるじ)として認めているわけですね。だから魔力酔いが無いと。

さて、マリアさんに言われましたし、皆さんの安全を確保しますか。

起動したゴーレムは自分に書き込まれた命令によりハルカを殺そうとする。





●禁域の森をクエストエリアにするまで

「禁域の森?」

「はい、私の故郷の北に位置する森です」

「聞いたことないわねぇ、そんな話」

聞いたことがない? やっぱりあのモンスターの大量発生は最近のことだったんですか。

「で、頼みってまさか」

「はい、よければその森を調査して、ギルド公認のクエストエリアにしてほしいのですが」

「調査隊を出してほしいのかい・・・しかし困ったねぇ」

「依頼料は出します」ドン!

「ちょ、ちょとこれ金貨じゃないかい、いったいどこで」

「私の稼いだお金です。それよりこれで調査隊を結成してもらいたいのですが」

「あーいやーお金もだったけど、それだけじゃないのよ」

「なにか問題が?」

「いやね、調査隊は大分前に解散してるのさ」

「え?」

「もう新しいクエストエリアは無いって当時のギルドの決定でね。だから今頼まれても無理なのよ」

「では冒険者から要請を」

「残念だけどそれも無理よ」

「なぜですか?」

「誰もやりたがらないからさ」

「やりたがらない? 冒険者なのにですか?」

「笑っちゃうわよね、昔は未開の地を挑む冒険者がわんさか居たのに、今じゃあ前情報が当たり前、いかに効率よくクエストをクリアできるかが重視するへっぴり腰の冒険者ばかりよ」

「なるほど、市場にモンスター大図鑑やクエスト攻略本が出回っているのはそれが理由ですか」

「そうよ、モンスター討伐なんて、定期的に発生するから自然に攻略法が確立してね。それが出回ればみんなはこぞって食いつくさ。死にたくないからね」

「冒険者として本末転倒ですね」

「そうよー。昔からやってる私からみたら、ほんと、ギルドも冒険者も変わってしまったわ」

「調査については私の孫に頼むわ。ちなみにうちの孫は私と似てとっても血気盛んだから。ギルドの役人にならなかったら絶対冒険者になってたわよ、勿論本来の意味でね」

「・・・わかりました。つまり、調査に同行してもらう冒険者が必要になるわけですね」

「当てがあるのかい?」

「ええ、後日、その人をつれてまた来ます」

「わかったわ。私の方も、いろいろ準備するわ」

「はい、お願いします」


※クエストエリアにするにはまずそのエリアのマップを作る。その道中に現れるモンスターの種類と数、それに討伐難易度を実際に戦ったり攻撃をわざと受けたりして調べる。かなり命がけな内容なので冒険者からは敬遠されている




●鍛冶屋の話

「おじさん。このつち、かりてもいい?」

「ああ、だが下手な真似したら承知しねーぞ」

「うん。・・・よくていれしてある。かしてくれてありがとう。そのかわり、わたしのきたえているところ、みてもいいよ」

「じゃあ、お言葉に甘えて見させてもらおうか」

「みんなも、みていいよ」

鎚を振り、刀を鍛え始める。

(中略)

ハルカ「・・・んん」

ガッツ「どうした、なにかあったのか?」

ハルカ「おじさん、ごめんなさい。このかまじゃ、うまくきたえられない」

ガッツ「・・・どういうこった」

ハルカ「おんどがたりない。もっとあついのじゃないと」

ガッツ「つっても、この窯が一番火力が出せるんだが・・・」

ハルカ「・・・ん。じゃあ、これ、かえす」

そう言ってハルカは先ほどまで使っていた鎚を返した。

ガッツ「お、おい。その剣はどうすんだよ!」

ハルカ「ん。これいじょう、かりょくがだせないのなら、わたしがあたらしいかまを、つくる」

ガッツ「作るったって。お前さんは・・・」

ハルカ「だいじょうぶ、わたしはいった。このかたなをつくるために、すべてじぶんでよういして、きたえた。だから、かまも、つくれる」

ガッツ「その歳でそこまでできるたぁ、天才か?」

ハルカ「ん、これはわたしのきおく。わたしのなかにある、わたしじゃないわたしのきおくで、なせること。てんさいではない。すべてどりょくでつちかわれてきた。わたしのじりき」

ガッツ「・・・はぁ?」

ウヅキ「あ、あの。あんまり口外してもらわないでほしいんですけど、ハルカちゃんには前世の記憶があるんです」

ガッツ「ぜんせ? なんだそりゃ?」

マリア「簡単に言えば他人の人生の事ですわ。死んだ人の魂は新しい肉体に宿り、新たな人生を歩む。その循環のなかで死んだ人の記憶を引き継いだまま新しい人生を生きる人がごくまれにいる。とのことですわ」

ガッツ「・・・さっぱりわからん。おまえら変な宗教にでも染まってるのか?」

マオ「あはは、そんなことはありませんが、ハルカの場合はその説明であってるんです。実際、彼女の記憶には別の人の人生が入っていて。その人の記憶が彼女の中に入ってるんです」

ガッツ「わかった、わかった。おまえらが難しいこと言ってんのがよーく分かったよ。別に口外しねーし、そもそも説明できっか、そんなとんでも理論」

マオ「ははは、そうですよね」

マリア「あ、ハルカ! どこいくんですの!?」

ハルカ「ん。いまから、かまをつくるための、ざいりょうを、とりにいく」

マリア「まあ確かに、一から作るのですから材料集めをするのはわかりますが。・・・今からなんですの?」

ハルカ「ん。いまからだと、ゆうがたまでに、○○さんみゃくの、どらごんを、かれる」

ガッツ「んな!? ドラゴンだと!?」

ハルカ「ん。がいせんりゅう(鎧尖竜)を、かる。まえに、しらべたときに、しった。このどらごんなら、こうおんのかまが、つくれる」

マオ「鎧尖竜って確か・・・」

マリア「確かも何も、あの山脈を牛耳っているネームドモンスターですわ。数年に一度、襲撃に来るので時々ギルドが撃退クエストを掲示してましたわね」

ウヅキ「えっと、なんでそのモンスターなんですか?」

ガッツ「鎧尖竜。その名の通り、全身に棘の鎧のようなウロコを纏ってな、身体全体で攻撃してくる奴なんだよ。近接攻撃が主体だからその防御力は並大抵の武器じゃあ弾かれるどころがぶっ壊れるのがオチよ」

マオ「でも、撃退に成功して、その場に落ちていたウロコの欠片を調査した結果。他のドラゴンを超える超有能な素材として評価が出たんですよね。剣にすれば折れない、刃こぼれしない、属性耐性も高い、と噂がありました」

ガッツ「よくしってんな。その通り、そいつの素材だけでかなりの武器ができるのを、お前さんは鍛えるための窯にするのか?」

ハルカ「ん。そもそも、とうしんにつかう、ざいりょうは、そういうものじゃない」

ガッツ「ああ? じゃあさっきなんで俺の鎚借りて打ってたんだよ?」

ハルカ「あれは、わたしのかんかくを、よびもどすため。きおくにあるからといって、すぐにうまくできないから」

ガッツ「前世の記憶ってやつか」

ハルカ「せつめいぶそくで、ごめんなさい」

ガッツ「まあいい、別に不備があったわけじゃないしな」

ハルカ「ん。じゃあいってくる」

マリア「待ちなさいハルカ」

ハルカ「なに? ごしゅじんさま」

マリア「先ほどの話を聞いてまだ行く気ですの?」

ハルカ「ん?」

マリア「」





●禁域の森から来たモンスターのあらすじ

ボスモンスターの出現に魔力感知で察知するハルカ。(レミラ)に後でいくらでも怒っていいと家から飛び出していった。父の魔力は知っている。だからボスモンスターと戦ったら確実に負けると本能で悟った。だから走る。体から魔力が溢れる。自制していた魔力の蓋が、今開かれた。そして魔力を纏うハルカの姿は、白銀の狐だった。








題話(ナンバリングはしない)


ぶじんのはなし


世界の狭間、女神は魂と語る

神の落とし子を拾う

吸血娘と小狐は魔法に魅入られる

武人の記憶は遠い異世界の思い出

飛来するは機械仕掛けの幼子

愛するものを守る神獣"白狐"

吸血娘の誰にも言えない秘密(母を助けるまでのマオ視点)

零から始まる村起こし(母を救うために奔走するマオ視点)

わたし、メイド、なりたい。(リンネが復活して師弟関係になるハルカ視点)




ここまで過去の話(学園入学前のハルカが主観で語る)


入学審査、先生の受難は唐突に

臆病兎は狐と竜人に振り回される

不穏な風は外から吹いてくる

月夜に輝く狐は古き巨人を討つ

(ハルカの魔力で起動した古代兵器:トロール、サイクロプス)


閑話 市場の流れは故郷の味に通ずるか

閑話 


世界を越え、奴隷姫は武人と出会う

振るう拳は鎖を砕くために

奴隷姫は武人の隣に並びたい

報復するは汚名貴族の一人息子

(vs契約悪魔族、サツキ加入)



閑話 


水精霊は水底に誘う案内人

恋する乙女は従者に夢中

それはただ腹を満たすために

(ワールドエネミー:殻喰龍アースイーター)

拳刀士の名のもとに

(拳に斬撃を纏わせて殴って倒す)


閑話 竜人は従者ために強者になる


抗えぬ欲に溺れる武人

されど没落貴族は地獄で笑う

(異世界:外宇宙からの使者)

砕かれし魂は揺蕩う残滓

癒し救うは兎の従者


閑話 臆病兎の覚悟と本音


折れた刃に新たな命を

(加治屋でハルカが鍛える、淵刀"")

風の双子は武人に知恵を与える


白銀に消える竜人の吐息

(マリアの実家に行くまでの話)


閑話 機械娘は武人の夢を見るか


竜人の異端児はそれでも抗う

(力を認めてもらうためにマリアは父に挑む)

霊峰はただ挑みし者を拒まず

(マリアとハルカの試練:幻影龍)

愛を紡ぐは竜人の想い

(マリアと結婚式、初夜)

神に近づきし者

(マリアと契りを交わし力が増した)


閑話 義姉の心は静かに騒がしく






●登場人物確認一覧

ハルカ

女神さま

マオ

フラッド

レミラ

サクア

リンネ

アスカ

学園長(ヨセフ)

マリア

ウィン&ディー

ノノン

ニィーダ

シズク

キサラギ

エイプリー

サツキ

チヨ

ガッツ



●戦闘PT構成

前衛

ハルカ(大太刀、籠手)

リンネ(大剣、槍×2)

シズク(薙刀、氷像)

後衛

マリア(魔法、長銃)

ウズキ(魔法、回復)

サツキ(歌、支援)







武器スキル

アクティブスキル

『居合・夢斬(むざん)

高速で相手を一閃する居合の基本スキル。熟練度が上がれば斬撃の範囲と不意打ちのダメージボーナスが増える。

『居合・雅桜(がおう)

高速で相手を複数の斬撃で居合するスキル。熟練度が上がれば斬撃回数と射程範囲が広がる。

『居合・燐音(りんね)

居合した斬撃を魔法陣にストックし、次の攻撃回数を倍増させるスキル。熟練度が上がればストックできる魔法陣の数が増える。風の精霊が仲間になったことで習得した。

鎧穿爪(がいせんそう)

掌底による鎧通し。熟練度が上がれば貫通できる防具が増える。

芯壊(しんかい)

相手の関節に打撃を与え行動を鈍らせる。熟練度が上がれば行動不能にさせることが可能。

静瞑(せいめい)

心を落ち着かせて体の異常状態を回復させる。熟練度が上がれば回復できる異常状態が増える。

黎明大破斬(そうめいだいはざん)

凝縮した魔力を刀身に何重にもストックし巨大な魔力の一閃を放つ超奥義。その輝く斬撃は明けない夜に新たな日を昇らせたという。

天鳴盤震拳(てんめいばんしんけん)

居合剣をいくつもストックした魔法陣を籠手に纏わせ強力な打撃と斬撃をたたき込む超奥義。それは天を割き、地を穿つ力の終着点。



●種族

それぞれ種族魔法と、得意な属性魔法がある。


人間種…世界で一番人口が多い種族。男女に差は少ない

 人間族…秀でたものは無いがのびしろが一番長い。土

 幽霊族…肉体を捨てた精神体なので魔力が高い。水

 吸血鬼族…夜間しか移動できないが身体能力は破格の強さ。火

亜人種…見た目の個性が一番多い種族。男は大柄で女が小柄

 獣人族…獣の種類で細分化されるが基本身体能力が高い。土

 鳥人族…腕か背中に飛行可能な羽が生えて神聖力が高い。風

 魚人族…魔力に長けて水の中でも生活できる。水

 竜人族…一番筋力が高く飛行可能だが個体数が少ない。火

精霊種…背丈が一番小さい種族。種族毎に住む所が違う

 地霊族…暗闇でも視認でき鉱石の扱いに長ける

 水霊族…水中で生活ができ水の扱いに長ける

 火霊族…溶岩の中でも行動でき火の扱いに長ける

 風霊族…植物と心を通わせられ風の扱いに長ける

天魔種…神に使える種族。

 天使族…規律を重んじ自分が絶対正義と信じている。聖

 悪魔族…肉体が無い。義理人情に篤いため仕事は冷酷無情。闇

その他

 機人族…人間族に作られた人型機械。得意属性無し


 


●コトルフ教集団

召喚術を用いて異世界から凶悪な魔物を召喚し、世界を混沌に陥れようとするサイコ集団。とある魔法師が失敗でコトルフを召喚したのが始まり。コトルフはその魔法師、後の教祖を洗脳し、自分の仲間を召喚させるためにたくさんの魔法師を呼び込んだ。しかし一度も成功せずその後、討伐隊が魔法師を殲滅。コトルフは逃走し、新たな魔法師を拠り所に密かに別の場所で召喚を繰り返していた。

↑この教団によって召喚失敗してこの世界に来たのがシズク。本来なら殺されていたが、協力関係のニィーダの貴族に引き渡された。このときのシズクはコトルフ教団の事は知らず、引き渡されるときまで目隠しされていたので全貌が分からなかった。


●奴隷と奴隷商売について

この世界の奴隷は、世間一般の言うブラックな地位ではなく人材派遣のようなもの。正確に言うと派遣ではなく普通に売買。自分に商品価値を付け、買い手はその人材を吟味し、購入する。奴隷商も商品の価値を下げないように生活保護の義務付けが国から命じられている。買われるまでの間は奴隷商の世話係として働く。ただし、奴隷になってから一定期間売られないならば、奴隷から解消される。

多くの奴隷は自力で就職できなかった者で、こうして奴隷商売で働き口を見つけてもらうのが普通。だが他には家族を養うために出稼ぎで奴隷になる場合もある。その場合、買い手は仕送り先に金を送るのを考慮して買わなければいけない。



●モンスターの出現…魔力の流れが穏やかな(人や動物の放つ魔力がない)ところに突如魔力が変異してモンスターが出現する。その姿は出現場所にある動物や植物、果ては大気すら模して現れる。人間で言う(がん)のようなもの。出現時期や場所が不確定なので根絶が不可能。よって出現し襲われたら撃退する受け身の姿勢しか出来ない。


●この世界の風呂事情。温泉はあるが水道が普及普及してないので、通わない場合は家の外で桶に水を入れ体をタオルでぬぐう。


教国

成熟しても人間の子供位しかない種族を総じて妖精種と呼ぶ。

その妖精種がモンスターや他の種族から守るために創ったのがこの教国。

力が無い変わりに魔力に長け、それを活用した生活が行われている。

国と言っても種族全てが集っているわけではなく、それぞれの得意とする地域に国家を形成していて魔法による移動用転送装置で連携している。

その国は大きく四つに別れ、サラマンダー、ウンディーネ、シルフ、ノームと呼ばれている。

サラマンダーは火山の麓に住み男性の姿で爬虫類の目と尻尾、一部に鱗が生えている。

ウンディーネは女性の人魚で、エラ呼吸しかできないため陸上には出てこない。

シルフは女性の姿で森に住み背中の昆虫の羽があり、唯一飛べる。

ノームは地下に住み、男の老人の姿をして皆、鍛冶を得意とする。

首都はシルフの魔法都市。



帝国

魔力をもたない種族が集まる国家。蒸気機関を発達させた文明で、魔力ほど

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