恋愛ファンタジーの魔術師 『しましまにゃんこ』さま
この小説家になろうにおいて、私が最初期に交流を始めさせていただいた恩人がいる。
ユーザー名『しましまにゃんこ』さま……かわいい……ユーザー名がすでに勝者。
にゃんこが嫌いな人は少ないだろうが、しましまなにゃんこが嫌いな人はおそらく白米が嫌いな人と同じぐらい超少数派なはず。
話は変わるが、私は半年近く書き専ではあったが、何度か勇気を出して感想を書いたことがある。
だが、返信をもらったことは一度も無かった……。
感想の書き方が悪かったのだろうか?
もしかしたら知らず失礼なことをしていたのではないか? 怒らせてしまったのではないか?
怖くなってそれ以来、感想を書くことをやめてしまったのだ。
転機が訪れたのは、2021年1月27日。
ちょうど休憩時間にエッセイジャンルを読み始めた時期だ。
もともと読むのは早いので、あっという間にめぼしいものは読みつくして、過去のランキングや新着を漁っていたときに見つけたのが、とあるエッセイ。
『小説家になろうにおけるブックマーク&評価と感想&レビューの付け方に付いて』
https://ncode.syosetu.com/n5384gp/ 2020年 11月14日
このエッセイ、じつはしましまにゃんこさまの唯一のエッセイ (なはず)
内容がもうドストライクで、共感の嵐というか、え……私、知らないうちにエッセイ投稿しましたっけ? とパニックになるほど。
もう溢れる想いが抑えきれず、勢いそのまま感想を送ってしまった。
ちなみにこのエッセイを書くにあたって久しぶりに感想欄を見返してみたら、誤字や余分な文字が入っていて恥ずかしいことこの上ない。ま、まあ、それだけ興奮していたと言い訳しておく。
そして、そのわずか一時間後、なんと感想に返信が来た。小説家になろうでの初めての返信。
しかも、私の短い感想の何倍も長い丁寧な返信だった。
ありがたくて嬉しくて、何度も何度も読み返してニマニマしていた記憶がある。
初めてお気に入り登録機能を使ったのも、しましまにゃんこさまだったはず。
その後、エッセイが投稿されることは無かったが、返信にまた遊びに来てくださいと書いてあったので、活動報告にお邪魔してコメントを残させてもらったら、メッセージで丁寧なコメントをいただいて本当に感激した。
当時の私はほとんどほかのユーザーさまと交流していなかったため、投稿すること以外のことは何も知らなかったのだが、しまにゃんさまが事あるごとに教えてくれたり、アドバイスをくれたりして、私にとっては完全に頼りになる先輩……いや、にゃんこ先生だったのだ。
まさか……ほぼ同時期に始めた同期生だったとは、そのときの私は知る由もない。
そして、「エッセイ書いてみたら?」
そう背中を押してくれたのも、しまにゃんさま。
こんなの大丈夫だろうか? と不安だったが、面白かったと言われて調子に乗ったまま現在に至る。
しまにゃんさまは、エッセイストとしての私の産みの親なのだ。
そして、しまにゃんさまが書く恋愛ファンタジーはすごい。
圧倒的な読書量によるインプットに裏打ちされたバランスのとれた読みやすい文章は一見初心者にもやさしく見えるが……。
読みやすいからといって油断してはいけない。
口当たりは良いが、アルコール度数高めのカクテルのような魔性の作品なのである。
気付いた時にはすでに手遅れ。
しまにゃんワールドの信者にならざるを得ないのだ。
ぜひとも辛口から極甘口まで取り揃えた、しまにゃん恋愛ファンタジーの世界に酔いしれて欲しい。
どこから読んでも構わないが、一応しまにゃん初心者のためにおすすめをおいておく。
『わがままはお好き?』
https://ncode.syosetu.com/n2464gx/
総合評価2万越えの大ヒット作。
『魔王様の憂鬱~勇者に魔王城を壊滅状態にされたので仕返しに養ってもらうにゃん!~』
https://ncode.syosetu.com/n7945gy/
この可愛さに耐えられる勇者はいないだろう。