なろうの深淵に雌伏する龍 『翔という者』さま
アーヤ様主催企画「#僕の推し作家」参加作品。
続くかは……不明。
最初にご紹介するのは、皆さまご存知だと思いますが、『翔という者』さま(以下、翔さま)です。
翔という者という者です。(誤字にあらず)という自己紹介ネタをお持ちの芸人……いやユーザーさま。
今でこそ多くのユーザーさまと交流させて頂いている私ですが、小説家になろうに登録してからの約半年間は執筆しかしていない書き専でした。
まあ半年近く書いてばかりいると少し余裕も出てくるもので、他の書き手さんの様子とかも気になってくるわけです。
そこで息抜きや情報収集目的で読み始めたのがエッセイジャンル。
当時のエッセイジャンルは今と違って結構荒れてまして、過激なタイトルがずらりと並んでいたように記憶しています。
そんな中異彩を放っていたのが、翔という者さまの書かれた伝説的名エッセイ、
『時々、ブックマークが信じられなくなることがある』です。
https://ncode.syosetu.com/n1466gv/ 2021年3月3日
そして、これが初めて翔さまに出会った作品でもあります。
通常、こういう現状を嘆くタイプのエッセイの場合、大抵が攻撃的に出るか、はたまた自虐が過ぎるかどちらかなんですが、翔さまは違いました。
読んでいただければ言いたいことが伝わると思うんですが、一言でいえばお人柄が真っ直ぐ!!
とにかく謙虚で、謙虚さが服を着て石橋を叩いて渡っている感じが素晴らしい (褒めてます)
そして何より文章がこなれていて読みやすいのが印象的でした。
これは相当書いている人の文章だとすぐにわかりました。まあエッセイ本文にも250万字の連載をしていると書いてましたけどね。
こういう気持ちの良いエッセイと文章を書く作家さんは良いなあと、迷わずお気に入り登録しました。
その後、他の作品を読ませていただいたり、活動報告へお邪魔したりするようになったのですが、とにかくエッセイのイメージそのままの人格者です。
一度、私が活動報告のコメントで自分の作品と比べて翔さまの作品は素晴らしい的なことを書きこんだことがあるんですが、
翔さまは自分の作品を卑下するようなことは書かない方がいいと、はっきりと諭してくださいました。
卑下したつもりは全くなかったんですが、たしかに私が書いたとはいえ、生みだされた作品はもはや私だけのものではないのです。
楽しんでくださった読者の皆さまのことを考えれば、作者自身がそういう発言をするべきではない。
そう気付かせてくれたのです。
まあ、未だにご自分のことを三流作家とか底辺作家と発言するのはさすがに謙遜が過ぎると思うので、せめて二流とか中堅作家にしてくれないかなあとは思いますけどね。
そんな翔さまですが、メイン作品は先程のエッセイにも出てきた超大作、
『太陽の勇者は沈まない ~マモノ災害と星の牙~』
https://ncode.syosetu.com/n7604fr/ 2019年 08月15日 ~
現在977部分、400万字を超えています。しかも毎日投稿という縛りを自らに課すというストイックぶり。
これはですね、変態です。良い意味での狂気を宿していないと書けません。私も120万字の長編を毎日投稿で書いていたからわかりますけど、作品への本物の愛が無ければ無理。
そして、メインのファンタジーだけではなく、コメディも秀逸。たまに書かれるエッセイには外れが全くない。というか名作しかないというすごい才能の持ち主です。
私から見ると、完全に商業レベルですので、タイミングと作品がはまれば、書籍化やコミカライズがあってもおかしくないと本気で思っている作家さまなのです。
最近ちらっと活動報告で思ったよりも難しいと漏らしてらっしゃいましたが、異世界恋愛もきっと名作を書いてしまうことでしょうね。
ご興味を持った新人ユーザーの皆さま、あるいはこれまで接点が無かったユーザーさま。
とても優しい方なので、まずはエッセイから読んでみてくださいね~!!
翔さまの名作エッセイシリーズ
『第9回ネット小説大賞に落選してしまった方々に贈りたい応援エッセイ』
https://ncode.syosetu.com/n5924hd/ 2021年 08月 14日
『しょーーーもないこと考えた! ~「みんなもっとポイントや感想入れようぜ!」というエッセイを、本当に必要としている読者様たちへ届けるために~』
https://ncode.syosetu.com/n0069hf/ 2021年 09月 12日
『鳥のヒナ、すぐ死ぬ』
https://ncode.syosetu.com/n1458hi/ 2021年11月18日




