#047 サクッとエメラルドとっちゃえ
「どうします?リンゴさん何かうまいこと風よけになる機能あります?」
ポポがリンゴに尋ねると
『うーん、これといった機能が思いつかねぇな……』
と解決策に悩んでいた。とその時、タケルが思いついた。
「仕方ない。トンネルでも掘るか。この剣で」
「掘れるんですかそれで」
ポポが疑問を持ちながらもタケルは思い切り剣をスコップのように土をかき出した。すると不思議なことにみるみるうちに穴を掘っていく。
「ナニコレ超軽い。サクサクーーー」
「物凄い堀スピード……これなら大宝石まで行けるかもしれません!」
タケルは剣をドリルのように大宝石の方角へと突き進む。リンゴのセンサーが真上に達したら真上に掘り進むと大宝石が目の前にたどり着いた。
そのまま大宝石を取り出すと突風はたちまち止んだ。
「ついにタケルさんの剣の活躍で大宝石が取れましたね!」
「何か引っかかる物言いするが……とにかく次の島に行くぞ。もうアイツらが先に行ってるかもしれねぇ。」
タケル達は急いで洞窟を出た。茂みは既に薄くなっており、容易に脱出。そのまま船に乗り込みトパーズのある島へと向かった。
*
全速力で到着したタケル達。そのまま洞窟へ直行。しかしそこにはキャプテン・オークロックの海賊が宝石の前に待ち伏せていた。
「やあやあ、ご苦労様。やはりエメラルドは回収してくれたようだな」
「後は海賊の宝石を奪ったら勝ちということですね!」
ポポのセリフに大笑いするキャプテン。
「はっ!この時を渡りし大海賊の吾輩なぞに勝てると思うのか!と、その前にトパーズを拝借……」
とキャプテンがトパーズを手にした途端、大きな揺れが襲いかかった。
しばらく身動きが取れないまま、時間が経つと揺れは収まった。
「くそ……皆無事か!?」「おい、皆無事か!?」
キャプテンとタケルの呼び声に反応する一同。しかし、何やら胸騒ぎがした。
「「もしかして……」」
とハモった2人が洞窟の外へ飛び出す。するとそこにはびしょ濡れの執事とゼロがーー
「船流されちゃったー」「申し訳ございません。私目の力及ばず……」
沈黙。両者の船がどこかへ流されてしまっていた。
タケルとキャプテンが向き合い、汗水が流れ、そしてーー
「ということは……」「俺たち……」
「「遭難したーー!!!???」」
宝石争奪戦から一転、漂流生活の幕が上がった。




