#032 打ち切りのごとく訪れる惑星ブラック
「いやーまたしてもタケルと出会うとはな!今から力比べでもしようか!」
「おいカオス。それどころじゃないが」
二つの船が無事合流し、リンゴの船に集合した部屋でダークの一喝が響く。中心地ブラックに向かう途中。ダークは近況を伝えた。
「まず、ここに来た件だが、とある理由で俺たちはタケルと同じ依頼を受けている。後から来たもんで先にパープル、ブルーへとコアの処理をしておいた」
「で、スカイで合流したと。でもどうやって魔力回収したんだ?」
「リンゴから瓶を受け取った。正確には依頼主からだけどな」
『依頼主が他にも来るからって伝えてきたから渡しておいたが、まさか知り合いだったとはな』
天井からリンゴの音声が響く。操縦している最中でも会話は聞くことができると最新装置のすごさを見せつける。
ダークは表情を変えず3つの瓶を取り出す。瓶の中にはそれぞれ紫、青、水色に染めるように溜まっていた。
「確かに、あるな……ってことはこれで終わりってことか?」
「いや、まだだ。中央の星ブラックに7つの星の魔力を管理する施設があってな。そこの一部機能が暴走が起こっている。今でもだ。いまからそれを止める」
「なるほどな……さっきの化け物もか」
「だろうな……っとそろそろ着く。備えておいてくれ」
ダークの迅速な対応にとりあえず応じることになったタケル達。そのおかげか到着までスムーズだった。
*
ブラックの星はいくつもの環があり、そのせいで直接中央の施設に行けない。
そのため、環を伝っていくことになった。幸い立って歩けるような硬さがあり、重力もあった。
「不思議ですねー環を渡って歩くの初めてかもしれません」
「カナその瓶ダークからもらったのか」
「ん?これ?欲しいって言ったらくれた。帰って研究が捗る未来が見えるわー」
「カナさん。依頼を終わらせるのが先ですよー」
「そうだな、あの化け物がまだいるようだし痛い思いしたくなかったら無駄話せずに集中しろ」
ダークがそういうと道中で化け物が大量に出現していた。スカイで見た時よりも遥かに数が多かった。
「突っ込むぞ!強行突破だ!」
水樹は田中に守られながら走る、その時、田中が電話で誰かと話している様子だった。思わず訪ねようとする。
「どうかしたのですか」
「あぁ、上から状況を話ししたら……」
そういうと田中はカメラを持ち、こういった。
「今から中継するぞ」
「えっ正気ですか。確かに絶好の特ダネチャンスかもしれませんが……あっはいやらなくてはいけませんね」
そういうと水樹は身だしなみを整え、マイクを取り出しタケル達の後を追って走り出した。
星の暴走の真実という特ダネに向かって――




