#026 コアの暴走を止める方法 [検索]
「初めまして、ワタシはラリーと申します。」
青色クラゲ、そして8本の足で立っている様子が一般的な宇宙人を想像したような雰囲気を出している。
「初めまして、タケルです。」
タケルが挨拶をするとラリーは3本の触手を伸ばし、握手を求めた。タケル達は握手を交わすとすぐラリーは説明を始めた。
「あまり猶予がないので、依頼の説明をしますね。向こうに見えます8つの惑星が今回の件のメイン、レインボープラネッツとなります。正確には中心の黒い惑星に7つの虹色の惑星が衛星の構成です。本来7つの惑星にはそれぞれ一つ多大なエネルギーコアが存在し、バランスを保っているのですが、なんらかの原因かエネルギーの暴走が起きています。そこでタケルサン達にはコアの暴走を止めていだだきたいのです。」
「とは言っても暴走を止める手段ってあるのか?」
『それなら心配無用だぜ』
現れたのは手続きとうの作業を終えてきたリンゴだった。リンゴの説明によるとエネルギーの暴走は過大供給によるものがほとんどらしく、その供給源を断つか放出し尽くすのが一般的な方法であると。
『これを使うと良いぜ。エネルギーを蓄える瓶だ。おおよそ特級魔法100発分の容量は保証するぜ』
「特級魔法100発ぅ!?めちゃくちゃ優良じゃない!貰うわ!」
カナが飛びつくようにリンゴから瓶を取った。カナが瓶に向けて輝く目を横目にタケルが質問する。
「特級魔法って何?」
「軽く説明すると、初級、中級、上級、特級……というように階級が存在しているわ。初級ならロウソクに火をつける程度だけど特級なら隕石降らせるレベルかしらね」
「ナニソレヤバクナイデスカ」
ポポが棒読みになってしまうぐらいの魔法が瓶一本で使える。流石の技術と思ったタケルだったが、ラリーは忠告をする。
「でも気をつけてください。コアの周りには守り主がいます。もちろん例外なく暴走していますので簡単にはいかないことを覚えておいてください」
「わかりました……あと、惑星の住民は避難できてますか?」
「はい大丈夫です。安全な場所で避難しているので」
一通り聞き終えたタケルは出発しようとした途端――
「お待ちください!今からコアの暴走を止めると聞いたのですが!」
突然現れたのは黒い服装の女性と茶色のコートを着た眼鏡青年だった。
「あ、はいそうですがあなた方は……?」
「申し遅れました、私の名は水樹 穂香と申します。こちらは田中 徹と申します」
「どうも……でご用件は?」
「はい、早い話、コア暴走の件で密着取材をお願いできないでしょうか」
「えっ……」
突然の密着取材に困惑するタケル。しかし、危険な仕事のため万が一怪我の可能性がある。それに大家の許可なく連れて行くのもどうか。タケルは止めかけるより先にリンゴが動いた。
『よろしければ大家さんと会話します?』
*
宇宙に浮かぶ8つの惑星。中心の黒い惑星がおびただしく輝く姿が異変を感じさせる。とりあえず異変を止めるべく最初に赤い惑星、レッドに行くことになったタケル一行。
そして、水樹達含む密着取材も始まった。




