#022 また大仕事の予感がする……
一方、カオス達は拠点に帰宅していた。
「やっぱりそれらしき手掛かりがなかったすねー」
「最近、総当たり気味に探しているようだが、私は力業で押すのは好みだぞ!」
「ただ、あの一件以来焦っているのも確かっすね、土産でも買ってくればよかったっす……あ、失礼しますっす」
スライドが扉を開ける。そこには椅子を背に大きな窓から景色を眺めているリーダーがいた。
「報告しますっす。われらの元リーダーの行方はつかめずでしたっす。怪しい機械の出所をたどったのですが 、対策されていたせいで振出しに戻ったっす」
スライドの報告にリーダーが振り返る。
「……そうか、やはり遅かったか」
「大丈夫っすか、なんだかやつれているように見えるっすけど」
「あぁ、問題ない。元リーダーのことを考えればささいなことだ。それよりも手掛かりになりそうな場所が見つかった。場所はウェストファクトリーの衛星空域、レインボープラネッツだ。どうやら中枢のブラックに異変の兆候があり、手掛かりをつかめるチャンスかもしれない」
「あー隣惑星っすか、なら久々にあれ使うんすね」
「ちょこまかと逃げ回りやがって……真正面から勝負せんかい!」
「そんな性分持ち合わせてないっすよ」
「1週間後に出発する。準備はしておいてくれ。今回は私も同行する」
「おっ、ついに出るっすか。これは久々に楽しみっすねー」
「タケルと出会うかもしれんからな!楽しみだガッハッハ!」
「タケル?そういえばあの方が新しく雇ったと聞いたが、今回はうまく続くのだろうか」
「そうっすね。魔王の件もそのタケル達が解決したし、期待してもいいんじゃないっすか」
「そうか……なら今回の件も関わってくるだろうな。楽しみだ」
*
ある日、いつも通り仕事に励むタケル達。ひとまず仕事が終わったポポが帰宅したときの事。庭に船のような機体があった。
「ただいまー……うわ、なんですかこれ」
「あぁ、これか。もうすぐ大きな仕事が来るから準備しているところじゃよ」
大家がポポの後ろから声をかける。
「大家さん。え、大きな仕事来るんですか」
「そうじゃね。まぁ少し先じゃが、準備はしておけ。あとタケルにはあとでわしのところに来いと伝えておけ」
「あ、了解です」(いったい何なんでしょうか……)
機体には大家の助手が整備を行なっていた。ポポはそのことを知らず
(なんかでかいのがいます……)
と不思議に感じながらも玄関に向かった。
しばらくたち、仕事終わりのタケルが玄関の戸を開ける。
「ただいまー」
「あっおかえりです、大家さんが呼んでましたよ」
「えっなんかやったか俺……」
「用事ぽいと思うのですが怒られることは無いと思います」
少し疑惑を持ちながらも仕方ないとタケルは大家の家へと向かった。
*
「ごめんください、大家さんいますかー」
「タケルか、待ってたぞ」
「疲れてるので手短にお願いします」
「明日、行ってきてほしいところがあってじゃな、わしの古友のドクターKの研究所だ」
「研究所……?」




